「ウォーロック・MAGAZINE vol.1」
いやぁ、杉本ヨハネ先生は、
故「ウォーロック」誌の初代編集長並みに頑張っているみたいですなぁ。
無理をしないようにしていただきたいものでございます。
というのが無理、なのかもしれませんが……。
静岡の中心街の本屋さんに行きまして、探すことしばし、見つけましたよ。
で、そのときの感想は――。
判型はB-5、で意外にページ数が多い。
「TtTマガジン」のタイトル替えなので当たり前ではございますが、
そこら辺は、
「ウォーロック」誌に倣うということは、しなかったみたいですな。
裏表紙を見ると、発行がグループSNEでFT書房は協力……。
「TtTマガジン」とは違う……。
なるほど……。
「Role&Roll vol.163」、
『ダークデイズドライブ エレガントエンジン』、
それに『鈴木康士画集 薄明』
(「斑鳩」が目当てだったのですが、
プラモデルの箱絵以外、大してありませんでした……)
とともに買って、帰宅。
ビニールを破って、中を見ることにいたしました。
「TtTマガジン」の告知の時から大体分かっておりましたが、
やはり、ゲームブックの雑誌というよりもTRPGの雑誌でございますな。
AFFやとんとろはもちろん、そのゲームブックもTRPGとしてのそれ。
正しいのでございますが、わたくし的にはお手上げ。
こちらはもっと、
分岐する物語といった方面のゲームブックに対する興味でございますもの。
「タイタン」などは、読み物として面白かったけれど、
各作品が、そのどこであった話かとかは、全然気にしておりませんですものなぁ。
そうは申しましても、ゲームブックはゲームブックでございますし、
うんちく話には興味ございますからな。
意外に、と申しますか、けっこう楽しく読めました……。
ではございませんなぁ。
現在進行形。
読んでおります。
というわけで、雑な感想。
☆ 「無敵の万太郎」さんは、そっとしておいてやって欲しかったなぁ。
名前だけのほうが、各人のイメージが広がるってものだから。
☆ 火吹山って、なんかずいぶん立派になっちゃったなぁ。
p.22の地図を見ると、すごく高い山みたい。
あれじゃあ、てっぺんに赤い草なんて生えないんじゃないのかなぁ。
ドラゴンのいる場所も、吹き抜けで空が見えていたというのに――。
ドラゴンだって15メートル程度の大きさ(パラグラフ一〇六)なんだし。
こんなに高い山じゃ、歩くだけでへとへとになっちゃう。
悪魔の三人と呼ばれるようになってからだろうけれど、
ザゴールさんもバルサスさんも、ずいぶんすごい方になられて。
ゲームブックでやったときは、文庫本一冊に収まるコンパクトさで、
それが良かったというのに――。
火吹山なんて、地元の人がそう呼んでいるだけの小さな山でいいし、
バルサスの要塞だって、金持ちのお屋敷ぐらいの規模で十分。
ザゴールにしてもバルサスにしても、その地方では名を知られている悪党、
ぐらいの感じだと思うんだけどなぁ。
でなければ、一介の冒険者は荷が重すぎる……。
いいのですよ、その程度の悪党で。
話の大きさと面白さは、比例するわけではございませんから……。
話に尾ひれがついたってところでございましょうか。
「スクワット・ダンジョン」の新訳来ないかなぁ。
あれだけ「14番」じゃなくて13番だし、
(追記:おぉっと。『悪魔族の叛乱』もそうでございました)
あのぐらいの分量だったら、雑誌の中でもできそうだし。
まぁ、『モンスター・ホラーショウ』に収録された
「ドゥームベインの人狼」は、いわゆる「人狼ゲーム」をやっている人には、
興味があるかもしれないけれど。
それに、「AFFでやりたい、マガジンに掲載してほしいシナリオ」
というのは、マニアックな気もする。シティアドベンチャーとか、
ダンジョンものとか言っているうちはいいけれど、
投稿するからには、
タイタンの地名とかエピソードを知っているほうがいいでしょうし……。
かなりマニアックな方向に振った造りはいいと思います。
わたくしのような、単なるゲームブックファンには、
知りもしないようなうんちくも楽しいですしな。
ですが、もう少し一般性もあった方がよろしいのでは、とも感じます。
ゲームブックをやらない方や、TRPGをやらない方が、
何かの間違いで買ってしまっても、
続けて読んでいこうと思うぐらいの要素があってもいいかと存じます。
実を申しますと、
わたくしが「ウォーロック」誌(社会思想社)を買ったのは、
第六号のモンスター特集にひかれたからなのですね。
ゲームブックに興味はあったのですが、
SFものである『さまよえる宇宙船』から離れていて……。
そういうケースもあるのですから、
もっとマイルドな記事を入れても良いような気がいたします。
(ちなみに「ウォーロック」誌のバックナンバーは古本屋さんで買い足しました)。
奥付を見ると、
雑誌と言うより、ムックに分類されるものみたいな気がするから、
やはり不定期刊?
バルサス・ダイヤさんは、「図書室のようなもの」を持っております。
パラグラフ一三二ですな。
ここで、彼のことや〈黒い塔〉のことを調べられるのでございますが、
ところでこれらの本、いったいどなたが何のために書いたのでございましょう?
ダイヤさんの弱点とか、組み合わせ錠の番号とかも書かれておりますよ?
だとすると、けっこうナルシストかも。
でも、このお方、後世というか、自分の死んだあと、いや、自分が死ぬということさえ
考えてなさそうですよねぇ……。
あるいは、お父さまかお祖父さまが、子孫に残すために書かせたとか?
執事か何かとしてこの砦に潜入していた(サラモン王のかな)スパイが、
長い期間の間に書き留めておいた報告書、
それが、脱出の前に見つかってしまい、あわれ彼(もしくは彼女)は鉤爪獣の餌食。
レポートは、戦利品として図書室の中に……。
かわいそうですけど、かっこいい!
お子さまとかいるのでしょうかねぇ。
いや、バルサスさんの性格を考えると、
そのお子さまも、家族への親愛の情とかなさそうでございますから、
それを名目としてではございますが、サラモン王に戦いを挑むという
後日譚も面白そうですな。
サイ男とか
カラコルムとか
円盤人とか
レプレコーンのオシェイマスとか(協力してくれる?)
ガンジーとか(協力してくれるのか……なぁ?)
……
もしかすると、これが、マジ夫さん!?
てっきり、
本文と表紙イラストの挿絵画家が違うために起こったしめしあわせの不備で、
表紙の絵もザゴールさまかと思っていました。
もしくは、タイトルのイメージに合わせて、魔法使いの典型を描いたのかとーー。
ですが、
「龍火の作り方と投じ方」を晩年になって完成させた魔法使い
(パラグラフ二九六)となりますと、ファリーゴ・ディ・マジオ師に
間違いないということになりますなぁ。
そのタイトルにもかかわらず、
龍のはき出そうとする火の玉をとどめる魔法の効果(パラグラフ二六)も、
表紙の絵に合っているように思います。
それに、FFシリーズの表紙絵って、初期は特にそうですが、
ラスボスとかあまり描いておりませぬものな。
(味方するキャラも描いていない?
まぁ、それはそうなのですが、
味方するキャラは、表紙に描いても面白くない場合が多いですし、
そもそも少ないということで……)
ザゴールさまではなくって、このディ・マジオさまのこと~!?
その可能性もないではないかと。
ただ、そのあたりがまぎらわしいので、
新しい表紙は、扶桑社版もそうですが、
わかりやすくザゴールさまが表紙になったのでございましょう。
でしたら、
本文イラストにマジ夫さまのご尊顔も加えてくださればいいのに、と思いますが、
そういうことをする気はなかったのでしょうな。
過去の方ですから、
入れるにしても扱いが微妙な感じになるような気がいたしますしーー。
コメントに対する気まずい 追記:
ドロシー!さん、 吉里川べお]さん、
コメントをありがとうございました。
本来ならば、顧みるはずのなかったこの記事を見直す機会を与えていただき、
感謝しております。
そのうちに……。
最初老人の姿で現れることをすっかり忘れていた、というのがひとつ。
あれ、シナリオブックのあとづけの設定だとばかり思っていたのでございます。
ですから、表紙の絵がザゴールということはないだろうと思っていたのですが、
それを知って、可能性があるということを知りました。
イラストが裏表紙にまでおよんでいる……。
本の背が高い分、魔法使いが龍を召喚している図に見える……、と。
という考えは、怪しくなりますな。
そんなわけで、マジ夫さんの確率は低くはなりますが、
強がってゼロではないと申しましょう!
マジ夫さんが龍を召喚しても不思議ではないですし、
ザゴールさんが作中に龍を召喚する記述はございませんからな。
顔が違う、とか書こうと思ったのですが、
鼻の形などは似ておりますし、違う作家が描いている以上、許容範囲といえますし――。
龍と魔法使いというファンタジーの典型をアイコンとして
表紙に入れておきたかったからこういう形の絵になった、
ということが重要なのだと思います。
単独作品と何ら変わることはございません。
それゆえに表紙は誰でもそれとわかる、
龍と魔法使いという、直球ストライクなファンタジーに
決めたのではございませんでしょうか。
龍と魔法使いが登場することを、まず決めていたのかもしれませんな。
老人ザゴールをゲーム中に出したのも、
表紙にこの魔法使いのおじいさんを出したかったからかも?
パラグラフ358のようなイラストがいきなり表紙に来ても、
魔法使いと気づいてくれない方もおられそうですからな。
こんなこともございます。
そのあたりで保留ということで。
コメントをいただかなければ、
このことについてこれ以上考えることはほとんどなかったでございましょう。
それについて再考する機会を与えてくださったことに感謝いたします。
二見書房を外すわけにはまいりません。
『魔城の迷宮』ぐらいだと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
『グーニーズ』
『ジュラシック・パーク サバイバル・ゲーム』
☆ 『シャーロック・ホームズ 切り裂きジャック事件』については、
いずれにせよ、
他の「シャーロック・ホームズ10の怪事件」から続く3作品とは毛色が違いますものな。
ネットで探しても、それらしき外国のものはないと思われます。
著者名ではなくて、著者チームの名前ということなのでございましょう。
ですから、必ずしも外国人というわけではないですが、
外国人と思わせるためにこの名を使った感はございます。
「Bug News」誌1986/8号のp.90「ゲームブックの森の満開の下」で、
晴浜慶千代(はるはまよしちよ)というゲームブック編集者の方が、
自分たちの作品だと、正体を明かしております。
「どうも、ハリーです」
「こんにちわリンドです」
「なあんだ、ハリー・リンドって僕らだったのね」
といったノリのものだったから(p.91)
J・P・クルーズと外国人の名前みたいになっておりますが、
おそらくこれも、
ジュラシック・パーク・クルーズというグループ名なのでございましょう。
これが日本人の手によるものだと考える所存でございます。
翻訳物だと考えるには良すぎる感じがする。
という構成や、謎の提示の仕方などのテイストが、
『魔城の迷宮』などの二見書房のゲームブックと同じものを感じさせる。
「japanese translation right」となるべきところが、
このゲームブックの場合、「Japanese game book light」となっている。
原題となっている、
「JURASSIC PARK : The Role-Playing Game Book」で検索してみました。
「Lost World: Jurassic Park Role-Playing Game Book」
というものが「You-Tube」にて紹介されておりました。
フルカラーのパラグラフ選択式のようで、興味深くはございますが、
1997年で48ページ(二見書房のものは1993年)だそうでございますから、
まったくの別物でございましょう。
ちなみに著者は、「Farshtey,Greg」という方のようでございます。
「ゲームブックの森の満開の下」の冒頭には、
作り手と世間、すなわち読者との間につながりをつける
美人局か幇間みたいなものだと思っている。(……)
多少自虐的に、あるいはハードボイルドに言えば、
本を作って売ってしまうなんて詐欺行為だと自認している」
この外国人(っぽい)名義というのも、
本を売る上での選択肢の1つということでございましょうな。
ゲームブック以前から続くサラブックスのラインナップにしても、
けっこううさんくさいものが多い(←はっきり言うなぁ~)ですからなぁ。
「火吹山~」が爆発的な売れ行きを見せたおかげで、
翻訳物のゲームブックこそ本物という雰囲気があったのは否めません。
評価を低くせざるを得ないものがあったりするものですけどね)
「Bug News」誌1986/4の「ゲームブック145冊」のランキングで、
ブレナンのシリーズよりも良い評価
(ブレナンは「竹」か「梅」なのに対し、『グーニーズ』は「松」)
を得たことが語られております。
おそらく、日本人が作ったと作品であるとあらかじめ分かっていれば、
このような評価にはならなかったのではないでしょうか。
とすれば、やはり、作者が日本人か外人かで、
評者の目が変わったということでございましょう
(まぁ、この「ゲームブック145冊」の評価、時間がないのでございましょうな、
時おり首をひねらざるを得ないような部分もあるのでございますが……)。
海外で作られた有名な映画や小説のゲームブックを、その評判を得て翻訳したものと、
…………。
え~っとですねぇ、
『ガバリン』という映画を、日本の、大して知られていない作家(失礼)が、
ゲームブック化したものと、
どちらに食指が動くかということでございます。
いずれにせよ、幇間でも詐欺でも、作品が良いのであれば、
出版社、読者ともにめでたしめでたしでございますな。
二見書房の上掲書は、それが成功した例と申していいのではないでしょうか。
『ガバリン』は、「スタジオ・ハード・編」となっていて、
著者名は書かれていないのでした~ !!
ちなみに、後書きを見ると、ゲーム構成から執筆までを
塩田信之・三原治・飯野文彦・中山りか子の四人の先生方が
分担して作り上げたということでございます。
でも、まぁ、
スタジオ・ハードを外国人の名前だと思う方はいないと思われますし、
上の文の大概には問題ないかと……。
いいとも悪いとも、
評判自体あまり聞いたことが
ございませんので申しますが、
なかなかいい作品でございますよ~。
常に前の作品を糧に進化してきた感が
ございますが、
この作品もそうでございます。
『魔城の迷宮』が最高傑作だろ、
という声が聞こえてきそうでございますが、
それはそれ。
通好みの『魔城の迷宮』に対し、
そこで培った面白さを取り入れながら、
よりわかりやすく自然で、
一般性を持たせたゲームブックとして、
もっと評価されて良い作品だと思うのでございます。
双葉社がゲームブックから撤退したのが1992年。
それよりあとに出版されたものですからな。
この作品、
「ゲームブック」という言葉は、先ほどの英題下の権利表記の部分の
(game book)という言葉以外には見当たらないようでございますし、
そのような一般性は必要不可欠だったのではないかと存じます。
一つ申せば、暗視ゴーグルの映像。
ブームだった裸眼立体視を取り入れたのはいいのですが、
白黒ページということもあり、今ひとつわかりにくいという……。
まぁ、暗視ゴーグルの映像ということで、わかりにくい理由はつきますし、
それがゲーム性とおっしゃられれば、それはそうなのでございますけれどね。
☆ ついでながらこの「ジュラシック・パークサバイバルゲーム」
さきほど挙げた海外の
「Lost World: Jurassic Park Role-Playing Game Book」よりも
よっぽどいい作品だと思うのですけど……。
どうでしょうかねぇ。
アチャラの内容は、英語なのであまりよく分かりませんが。
わたくしは、英語を使えないので、
どなたか、英語に堪能な方が、
それこそYOU-TUBEか何かで、
海外に紹介したら、おもしろいのでは……?
などと、思う次第でございます。
実は日本人というのがいくつか存在しますな。
正体不明となってはいても、日本人のペンネームだろうと予測はつきましょう。
双葉文庫の『ルパン三世/青の女王強奪作戦』
(ゲームブックシリーズ3/昭和61年4月)にしても、まぁ、わかりますな。
原案者のJ・F・ハイブリッジさんは、
略歴では、年齢・国籍ともに不明となっております(→2)が、
フルネームが
(Jodahn Faker Highbridge)。
訳せば、
「冗談でだまし屋の高橋」さん
ぐらいの意味合いでございましょう。
その下のコピーライト表示(→1)を見ると、
「J.F.Highbridge and Nov Takahashi」
となっております。
ですからこの高橋さんと申すのは、
スタジオ・ハードのゲームブックの「制作」でお名前を見かけする、
「高橋信之」さんのことかもしれませんな。
翻案を手がけたという、「野上礼二」さんという方のことでございます。
このお方の名前は、他のところではお見かけしないような……。
どういうかたなのでしょう。
気になったので、検索をかけてみました。
ですが、やはり、他の著作などは見当らないようでございます。
すると、ウィキペディアに行き当たりーー。
読んでみますと、
「高橋信之」さんという方は、
「スタジオ・ハード」の社長なのですな。
しかも、でございます。
1957年4月30日生まれ、というところから始まって、略歴(→2)が
『~青の女王~』に書かれた、「野上礼二」さんとほぼ一緒。
さらにさらに、従兄弟の方が「野上」さんと申されるごようす。
ですから、翻案者の「野上礼二」というのは、
もしかすると、「高橋信之」さんの本名かもしれませんな。
「1981年に事務所を開設」というのは、
「スタジオ・ハード」のことなのでございましょう。
さらに、となりますと、
「作者あとがき」のp.286に「感謝の辞」として書かれております、
「原稿の吉岡、川崎、飯野さん。
原稿アシスタントの樋口さん、塩田くん。ハードの皆んな」
というのは、それぞれ、
吉岡平・川崎知子・飯野文彦
のそれぞれの先生ということになるのでしょうなぁ。
総力戦、といった感じでございますな。
単に、高橋信之という方が、オリジナルのゲームブック『青の女王作戦』を持ち込み、
それが認められて、スタジオ・ハードに入ったのかなと思っていたのですが……、
J・F・ハイブリッジを追っていたら、
とんでもないものを見つけてしまった……。
そんな思いでございます。
なぜかゲームブックが置かれているのでございますよね。
ゲームの攻略本やライトノベルなどは一階にあるというのに……。
まぁ、ほんの数冊といったところでございますが。
双葉社の
『学園妖怪バスターズ』(50円)
富士見ドラゴンブックの
『ゴーストタワー魂の石』(100円)
魔法の王国1『魔力の杖』(100円)
魔法の王国2『魔術師の宝冠』(100円)
を選んでレジに持って行きました。
この値段だったらいいやということで。
別にこの値段だったら、半額でなくてもいいやと思い、
このままでと言ったのですが、店員の方がなおも推すものですから、
もう一冊選んでまいりましたよ。
持っていたと思うけどなぁ……。
(今見たら、やっぱり持っておりました)
というわけで、400円の半額で200円。
『ガバリン』
『パンタクル』
『眠れる竜ラヴァンス』
あと、ルパン三世のシリーズが一冊。
覚えているのは、そんなところでございますかねぇ……。
値段も見てはおりません。
他には、TRPGのルールブックもございました。
『眠れる竜ラヴァンス』なんか、いいんじゃないですかねぇ。
富士見の『ウィザーズ・クエスト』と同じ滝日省三先生の作品
でございますからな。
ほとんどゲームブックになってませんよねぇ。
94年に『ロックマン』のゲームブックがポプラ社から、
『ジャスティス学園』のアドベンチャーゲームがCDの形態でCAPCOMから出ておりますが、
少なくともファミコン時代にはなかったみたい。
他のゲーム会社でも、意外とこの作品のゲームブックが出ていないというのはございますが、
『闘いの挽歌』、『戦場の狼』、『トップシークレット』あたり、
出てもおかしくないような気がいたしますけどねぇ。
(『ストリートファイターⅡ』は、1991年が最初ですから、
難しいかもしれませんが。)
『マルサの女』とか、『プロ野球? 殺人事件!』、『スゥィートホーム』など、
アドベンチャーゲームのゲームブックは双葉社から出ておりますから、
当時の会社の方針ということなのでございましょうなぁ。
ちょっと子供っぽいところございますよね。
一人称は「ぼく」だったりしますし、ぱんつぅではパンタクルなくしちゃうし……。
『魔宮の勇者たち』パラグラフ四八六では「十四、五歳の背の高い少年」
と書かれているので、その子供っぽさは年相応なのかなぁ。
まあ、そのように思って描いてしまったので。
子供メスロンにございます。
んっ? 女の子に見える?
メスロンってネコ目ですからねぇ。
そういう風に見える方もいらっしゃることでしょう。
でも、これは男の子です(断言)!
メスロンの女の子化は、どなたか他の方がやってくださいな。
東洋一の魔法少女ですと、
成長したら、東京オリンピックでバレーボールやらなくてはならないでしょ。
ねっ!
「Role&Roll」が売っていなくて困ってしまいます。
というわけで、この間も電車で静岡市街まで行って、
買ってきたのでございますが。
駅から本屋さんに行くまでの間に、「駿河屋」の静岡本店があるのですよね。
そこで買ったものを少々。
帯こそないものの、投込みの広告や記録紙も入っておりました。
表紙が汚れている感じがちょっと残念だったのですが、
帰って持っている本と比べてみると、そういう絵だということが判明いたしました。
ややこしい。
でもこれで、2冊になっちゃったよ!
と申しますか、50円だとついつい買ってしまいますな。
『ガープス・マーシャル・アドベンチャー 武神降臨』。
300円(+税)。
これは持っていなかったので確保。
「美術手帖 2015.10 vol.67 NO.1028」。
300円(+税)。
この本に「真夜中をさまようゲームブック」というものが
載っているということをネットで知り、見てみたいと思っておりました。
とは申せ、
古本屋さんで見つけるのも難しいだろうな。
かといって、本屋さんで注文したり、
図書館の閉架書庫から出してきてもらうのも恥ずかしいなぁ。
なにしろ特集が「春画」だからなぁ。と思っておりましたところ、
あっさりと見つかってしまいましたよ。
というわけで、確保。
ざっと見たところ、春画とは関係なさそうですし、他の記事とも関係なさそう。
ちゃんとプレイしていないので分かりませんが、
そもそも美術と関係なさそうで……。
なんでこんなところに載っているのでございましょう?
ここは、ボードゲームやカードゲーム、TRPGなど、ゲーム関連を置いてあるところでございます。ゲームブックも置かれているのでございますが……。なんでこんな高いの? 『カイの冒険』とか、12000円って……。笑うしかございません。
(追記:2018年3月19日。「Role&Roll」vol.162を買いにいったついでに、立ち寄りましたが、
売れてるよ!!
他のゲームブックも覚えてないけどけっこう売れてるよ!!
いるんだ。この値段で買う人が!!
まるで、コレクターみたい!!
いや、びっくりいたしました)
他のものも、1000円以上がほとんどでございますな。
『手軽に出来る絶体絶命』なども、この階にあれば、もっと値が張ったことでござましょう。
で、そこで、何を手に入れたかというと、当然ゲームブックではなくて、こんなの。
「KARMA SATURDAY NIGHT SPECIAL」。
同人誌版の『サタスペ』だそうで、『サタスペ・スペシァル』で、河嶋陶一郎先生が
「恥ずかしい、死にたい」と申していた「最初のサタスペ」というやつだと思うのですよ。
ネタ的に面白そうでしたし、100円(+税)だったので、つい買ってしまいました。
でも、どこら辺が恥ずかしいんだろう?
『ウォーロック』誌がよみがえるそうでございますな。
『よみがえる妖術使い』?
違いますか……。
ふむふむ、「TtTマガジン」が「ウォーロック・マガジン」と
名前を変えるのでございますか……。
うーむ。
ゲームブックは、どう扱われるのでございましょうかねぇ。
TRPGの代価物だったり、サプリメントだったり、入門用の役割というようにしか意識されていなかったらいやだな、と思う次第でございます。
じっさい『ウォーロック』誌も、ゲームブックからロールプレイング・ゲームへと編集の中心を移していきましたものね。終刊号であるvol.63にも、そのようなことが書いてございます(まぁ、そこには事情があるのでございましょうが)
わたくしといたしましては、ゲームブックにはTRPGにとどまらない大きな可能性と魅力がまだまだあると存じます。
ブームの終焉によって、置き去りにされてしまったもの、検証されなかったもの、
そして、さらに新しいものがまだまだあると思うのでございます。
あとはですねぇ、
個人的には、昔のゲームブックは、数値的に難しいものが多いので、そのあたり、もっと一般性を持たせてほしいな、おもうのでございますよ。数値的に難しくするのは、いたって簡単なことでございますもの。ゲームとしての挑戦のしがいよりも、物語の面白さをアピールポイントにしていただきたいものでございます。
☆ ところで、
「編集部からの挑戦」は、
どなたが担当なさるのだろう?
……。気になる。
(ちなみに、右はロッコバッチ)
☆ さらにちなみに、
これは、賢者の石井文弘さまが発刊なされた、「ウォーラッコ」でございます。
「ウォーロック」批判誌とか。
いろんなウォーロック読者の方から原稿を集めているので、全部が批判というわけではありませんが(下山電気さんの「送り雛は瑠璃色の」大事典とかね)……。
薄羽かげろうさん(ネットで調べる場合は、「木崎ひろすけ」で検索したほうがよろしいようでございます)の表紙が素敵ございますな。
ちなみに「ウォーラッコ」の名はわたくしですが(中でバカにされております)、参加はしておりません。
『だんじょん商店会』が19周年だそうでございますな。
とけねこさんのツイッターにて、佐々木亮先生がお書きになられているのを拝見いたしました(10月の29日でしたっけ?)。
19周年? 何かびみょ~な……。
まっ、いいや。
これは絶好の機会とばかりに、昔描いた四コマ他を載せておきますね~。
ほんと、こんな機会でもなければ、出せる場所もないでしょうから。
でもコレ、なんで描いたんだろう?
一念発起して、同人誌でも出すつもりだったのかなぁ……。
フローチャートも書いた気がするけれど、それは見つかりませんでした。
いっしょのクリアフォルダーに入っていたのは、『エイリアン2』のフローチャート。
しかも感熱紙なものですから、字がほとんど見えないくらい薄くなっていて……。
なんでこれが?
そうそう。
ちなみに、ゲームブック版のほうです。
PS版のことは存じ上げません。
サムネイルよりご覧くださいませ。
いや、今、表紙をスキャンするために、原作を取り出してみたのですが……。
ゲームブック版は、2000年5月の発売だよ! 19周年関係ないよ(バンバン)!
まぁ、いいですよね。そのぐらいのこと。
元本を手にとって、思い出しました。「ゲームブック倉庫番」でサイト内検索をかけてみると分かると思いますが(99と入れて、年数じゃなさそうなのは無視してください)、
1999年は、ほとんどゲームブックが出ていないのですよね。
エニックス文庫もファミ通ゲーム文庫も1997年あたりで終わってしまいますし……。
いわば冬の時代。
ですからこの本、たぶん発売日には買っていないのですよ。ゲーム文庫ではなく、ふつうのファミ通文庫として出されたので、他とまぎれて分からなかったのですな。
見つけたのは、たまたま。
ファミ通文庫の棚をだーっと眺めていたら、ホントにぐうぜん目にとまって……
二度見してしまいましたよ。
ビニールで閉じられていたため、中身は確認できず、藤浪智之? 『だんじょん商店会』?
後ろの紹介文を見て「マルチノベル」うぅ……???
ゲームブックとまでは確認できず、まあ、分岐のないノベライズでもいいや、と自分に言い聞かせて、買ってかえることにしたのでございます。
こういうのって、まことに困りますな。ゲームブックってたいてい特徴的な表紙……と申しますか、背表紙をしておりますので、古本屋さんなどでもざっと見てすぐ分かるのでございますが、こういうのはなかなか見つからない。
角川文庫の『時空の旅人』なんて、新刊で見たときに買っておけば良かったのに、まぁいつでも買えるだろうと放置していたら、まったく見つからない。文庫の背表紙はみんな大体同じですから、見逃している可能性はとっても大きい……。
まぁ、どうでもいい話ですな。むしろ書いている人から、発売日に買えって怒られちゃいそう。
というわけで、今回はこの辺で。じゃあねぇ~。
今月は、『名探偵コナン 『嗤う黒猫』殺人事件』と
『ハヤテのごとく! SS 超アンソロジー大作戦!!』が出ましたので、
それに関する話題が出るかと思ったのでございますが、
あまりプレイした方はおいでにならず、そのことは、少ししかお話できませんでした。
いや、『ハヤテのごとく』のゲームブックは、一話だけだと語りにくいですなぁ。
パロディもね。
何十人もいる中なら、てきとーなこと書き込んでいれば
誰か反応してくれるものでございますが、
そうでないとどう切り出していいか難しいものでございます。
で、『ソードワールドDS』って出ないね、という話になりました
(2009年10月29日(木)発売予定だそうでございます)。
そのとき話に出た、
「GAME JAPAN」10月号(2009年8月29日発売)を今日立ち読みしてみたところ、
安田均先生とともに秋口ぎぐる先生がインタビューに答えておりましたな。
このソフトが成功したら、第二弾はSNEのほかのTRPGをもとにしたものをやりたいとか。
あと、このDSの舞台を元とした、小説を出す予定もあるそうでございます。
そのあと、
ププププーさまがいらっしゃらないことをいいことに、
「ゲームブック日誌」2009.08.15のコメント欄に書いたネタを入れてみました。
『涼宮ハルヒの憂鬱』の「エンドレスエイト」って、
昔のLDにあったみたいな、ザッピング形式のゲームブック的なものにならないかなぁ、
というようなことでございます。
正しい選択を見つけないといつまで経ってもエンドレス……というのが基本ですが、
答えがわかれば、あとは一回ですむものの、そこにたどりつくまでが大変ですし、
それだと正解以外の映像はあまり見られないことに……。
むしろ正解とかナシで、普通にザッピング形式にしたほうがいいかもしれませぬな。
飽きたらテキトーに変えて、同じ場面の違う演出を楽しむことができるように。
それなら、買う人の怒りを買うこともございませんでしょう。
(ゲームモードは追加要素とすることも出来ますし……)
商魂たくましく、8話を2話ずつ収録して4枚で売るみたいなので、
その可能性はなさそうでございますが――。
(でも、客にソッポを向かれそうな売り方って、商魂なのかなぁ。
それでも買う人がいるからいいのか?)
で、ドロシー! さまがいらっしゃったことで、そのあと話は、ゲームブックラボ・Rのことに。
萌え絵化とかSD化とか、勝手なことを提案しておきました
で、何かネタがないかと、 「ゲームブックラボ・R」のサイトを見ておりましたら、
「ファイティング・ファンタジー」シリーズの作者
スティーブ・ジャクソン&イアン・リビングストンからのコメントのページがあったのですよね。
(ホームのページの右上、QRコードの下のバナーをクリックして入ります)
でも、何かそこの訳がこなれていない感じ。
翻訳がプロの方に、釈迦に説法という気もいたしいましたが、
一方でこうしたサイトでこの訳はマイナスイメージなのでは? と思いましたので、
具体的な修正例をとりあえず4つほど挙げておきました。
でも、そのときすでに、チャットはお開きになっていて、ドロシー様は退室された御様子。
はしもとさまは、
「ブログか何処かで直接お伝えした方が良いかもしれません」
とお書きになっていましたが、
めんどくさいなぁ……。
まっ、 「パラグラフの狭間で」のほうにトラックバックをかけて、
この記事のことをドロシー! さまにお知らせするだけにいたしましょう。
でも、 「ゲームブック・ラボR」オープンのところでいいのかなぁ? 2009年01月25日だけど。
まっ、伝わればいいか!
「名探偵コナン ブック型ARG 『嗤う黒猫』殺人事件」
齋藤 高吉/冒険企画局 (著) 単行本(ソフトカバー): 208ページ
出版社: メディアファクトリー価格:880円(税込924円)
以前情報がのぼったときには、
VS.名探偵コナン・プレイングミステリー 「ゲームブック殺人事件」
齋藤高吉/冒険企画局(メディアファクトリー)
となっていた作品でしょうな、おそらく。
発売は、2009/8/11 ということですが、2009/8/18 という情報もございます。
ブログなどでまだ誰も取り上げていないようですので、
18日のほうが正しそうですな。
ア~マ~ゾ~ン! では、画像も上がっておりましたし、
とにかく出ることは確実のようです。
鹿島勝先生の『嗤う黒猫』
("Grin Like a Black Cat"でいいのかな。Liの部分が不明)に期待!
"Mystery Game Series"は、
上の帯模様が、社会思想社や東京創元社のゲームブックに似ておりますな。
オマージュがリスペクトしたのでございましょうか?
ジャンルはブック型ARGとなっております。
ARG(Alternate Reality Game)と申しますのは、ネットを使ったり、実際にその場所に行ってみたりと、現実世界での行動を通じて謎解きを進めていくゲームで、現実世界を使ったライブロールプレイングゲームといった感じのものでございます。
門倉直人先生が考えていた、
遊演体の(非電源)ネットゲームの最初の構想がこのようなものでございました。
ただこれは、面白いことは面白いけど、
時間がないと難しいなどというのも事実。
一応、携帯サイトなどでの参加要素もあるようですが、
(http://www.mediafactory.co.jp/c000051/archives/023/000/23047.html)
「ブック型」とつくことから考えて、
本の中で完結するようにできているのでございましょう。
そうでなければ、きっと売れませんでしょうし。
「調査シート&捜査資料、袋とじ「事件の真相」も収録。」(リンク切れ)
されているそうでございますから、
『シャーロックホームズ10の怪事件』みたいな感じなのではないでしょうか?
とにかく、期待! でございます。
おおっ、
ププププーさま が赤文字で始まりを示していてくださるから、
アーカイブが見やすい!
ということで、
7/25日のチャットの全文をお読みになりたい方は、
左のリンクから「チャット」に行って、
ずず~っと上までスクロールさせ、
紹介文を閉じたあと、
「さらに古いメッセージはこちら」のところを押してくださいな。
別ウィンドにてどのくらいか待たされた後、
今回の場合、1001からの書き込みが読めるようになると思います。
そしたら、1128までスクロールさせていってください。
そこからが今月分でございます。
今回最初の話題は、「クイーンズブレイド」の
イラストではない、写真版が10月頃に出るということで、その話から。
「クイーンズブレイド THE LIVE 冥土に誘うものアイリ 森下悠里」 ですか……。
正直申しまして、わたくしは「クイーンズブレイド」シリーズはどうでもいいなぁ。
内部にストーリーがあるものではございませんし、
システム的にも大きく変わった部分があるというわけでもございませんし。
以前(2009/06/13 (Sat))の記事でも書きましたが、
「クイーンズブレイド」は、
ゲームブックではなくブックゲーム
というのが、わたくしの認識なのですな。
要するに、本の体裁をしたゲームということでございます。
ゲームですから、トレーディングカードゲームにも容易に変換できるわけでございますな。
今回の、写真集ゲームブックにしても、
どちらからのアプローチなのかは存じませんが、
どっちつかずのコウモリ……。
いえ、一作で終わるような気がいたすのでございます。
トレーディングカードゲームのほうにも、その他の関連にも、入れにくいですしね。
(フィギュア関連? そっちのほうは存じません)
そうか!
アニメの次は、特撮で「クイーンズブレイド」ということか!!
だとしたら、楽しみでございますな。
後半は、ゲームブック出ないね、っていう話。
いろいろ事情はあるのでしょうが、
もう、粗製乱造でもなんでも出してほしいものですな。
そしたら買うから。
どんな出来でも、ネタにはなりますからな。
あっ、そうそう。
ただし、値段がものすごく高いのは、パスね。
「ソードワールドDS」も、ソフトだけだったら買いですが、ハードごと買うとなるとねぇ……。
ソフトもハードもあまり増やしたくないですし……。
とりあえず、攻略本か何かが出たら買うつもりでございます。
シナリオを完全収録したストーリーブックとか出ないですかねぇ。
で、はしもとさまが
「『サムライ・ソード』が一番新しいんでしたっけ」
とお聞きになるものですから、
『薄桜鬼-新撰組奇譚 ストーリーブック』(上)(下)
エンターブレイン B’sLOGコレクション
というのが、
2009/4と、2009/6に、各2200円にて出ております。
と紹介しておきました。
好感度を上げたり、フラグを立てたりして進めていく、
女性が主人公のゲームブックでございます。
分量は、403ページと453ページ。
攻略本ではよくある分厚さでございますな。
そのうち、ゲームブック倉庫番のほうに入れておきますね。
あとは、ゲームブック倉庫番のゲームブック周辺領域の作品の扱いについて。
それらについては、
「ゲームブック的な作品」として、分けて紹介するのだそうでございます。
その場合、TRPG・文学など、系列ごとに分けるとか。
そのときは出てまいりませんでしたが、
上のようなコンピュータゲームの攻略本系列のものも
カテゴリーとして入れたほうがいいかもしれません。
ただ、そのときも申しましたが、
わたくしとご主人さまは、
そうした周辺領域の作品については、このブログで紹介することにして、
倉庫番には書き込むことはあまりしない予定でございます。
と申しますのは、そのときも書きましたが、もう少しはっきり申しますと、
ああいうところに書き込むのは、事実でありデータであって、
説や意見は、書き込みたくない
ということでございます。
自分のブログででしたら、
どんな意見でも自分のものとして責任……
というか、どうとでもできるわけですが、
ああした不特定多数が共有するものの場合、
そうではないでしょうからな。
そこらあたりに、抵抗を感じてしまうわけでございます。
そのあたり、ご了承いただきたく存じます。
今回の参加者は、
前半ププププー様。
後半はしもと様。
わたくしを含めて3人ですが、途中重なり合う部分があるにせよ、
前半と後半で相手が変わったという感じなので、実質2人ですな。
つらい。
これはつらい。
端から見ていてチャチャを入れるだけのわたくしといたしましては、
1対1は非常にやりにくいものでございます。
特に今回は、話題もわたくし向きではございませんでしたし――。
同人ゲームブックには疎いですし……。
『トンネルズ&トロールズ』も、プレイしてみたソロシナリオに限っていえば、
物語よりもゲーム性の作品でございましたからな。
それほど語ることもございませぬ。
デッドエンドが多いのも好みではございませんし。
そんなに食指が動かないのでございます。
T&Tの話題ではぜったい話が回らないので、
後半は、ゲームブック倉庫番に関することに
強引にはなしを持っていったのでございますが……、
眠たい頭で考えていることなので、ご容赦を。
でも、
今作品名が並んでいるところに、
レッカ社
作者
作者
作者
:
:
スタジオ・ハード
作者
作者
作者
:
:
みたいに50音順で並べて、作品タイトルにリンクさせるみたいなことを考えていた、
というのはちょっと違いましたな。
作者のあとに作品タイトルもならんで、そこからリンクという形を考えていたのです。
でないと、タイトルを一覧できませんですからな。
はしもと様のご指摘のとおり。
ですが考えてみますと、
作者別一覧も将来的に用意されているようですし、
他との統一などを考えますと、不釣合いですな。
まあ、思いつきでございます。
思いつきから、何か発展することもございますし、
てきとーなことでも言わないよりもいったほうがいいでしょう!
いずれにいたしましても、
わたくしといたしましては、とりあえず形式をいじるつもりはございません。
だって面倒なんだもん。
たんたんと作品や紹介文を追加していくだけでございます。
その気になったときに……ね。
う~む、
今回はブログの更新のかたわら、
適度にあいづちうつだけの予定でございましたのに。
うまくいかないものでございます。
追記:『ミストキャッスル』は発見いたしました。
紙々のあいだ、なんで? というところから。
まっ、よくあることではございます。
魔人と申しますと、ゲームブックファンならば
大魔神……
ではなくて、
「グレイルクエスト」(ドラゴン・ファンタジー)シリーズの
「詩的魔人」さまを思い浮かべるかたも多ございましょう。
では、ファイティング・ファンタジーシリーズには、魔人は出てきたでしょうか?
これが出てくるのでございますな。
何巻かは存じません。
けれども、タイタン世界の怪物について書かれた
『モンスター事典』("Out of the pit")には、ちゃあんと魔人様が出てくるのですな。
しかも、なんだか、詩的魔人さまと似た風情。
ちょっと抜き出してみましょう(p.438-439)。
魔神は、
・ 思いがけぬ場所に出現しては苦境に立たされた冒険者に手をかしたり足を引っ張ったりする。
・ 悪戯な神々である〈運〉と〈偶然〉に仕えている。
・ 魔神の援助は時には冒険者を苛々させるだけのこともあるが、本当に助かる場合もある。
敵の気をそらしたり、冒険者の姿を見えなくしたり、
ただで願いごとをかなえてくれることさえある。
しかし冒険者が魔神の援助によって無条件に得をすることのほうがまれで、
とくに願いごとは誤解されたり字義通りに解釈されたりした結果、
かなえられないほうがよかったという事態を発生させがちである。
そのため魔神を毛嫌いする者もいる。
だが魔神を攻撃した者は驚かされるだけだ。
武器は魔神の体を通り技けてしまうのだ。
そして恩知らずな態度のお返しに、
今後は〈運〉と〈偶然〉の二柱の〈宿命神〉につかえる者をもっと厚遇するよう
きつい仕置きを受けるのがおちだ!
まぁ、「禿げ頭の小男」とか、イメージに合わない部分もございますが、そんなことは気にしない!
「太った」というのは、イメージにございますものな?
(でも、あらためてイラストを見ると、そう太ってもいないような……)
もしかすると、「グレイルクエスト」世界の魔人さまが、
ちょっとした気まぐれでタイタン世界まで出張してくるのかもしれませんな。
『ドラキュラ城の血闘』にも出演した魔人さまのことでごさいますもの。
そのぐらいの時空を超えることは、なんでもないことでございましょう。
もし、TRPGの『ファイティングファンタジー』のマスターをやる機会がございましたら、
ぜひとも登場させて「よぉ、ぺっぼ! いや、ぱっぷだったか?」とかいわせてくださいな。
と、ここまで書いてきて、実は……。なことがございます。
実はこれ、本家本国の方には、おそらく通じないのですな。
日本語では両方とも「魔人」となっておりますが、
詩的魔人のほうは、The Poetic Fiend なのに対し、
ファイティングファンタジーの魔人は、Genie なのでございますな。
ですが、そのようなことは魔人さまにとっては些細なこと。
気にしないことにいたしましょう。
参考:『モンスター事典 --ファイティング ファンタジー--』
S・ジャクソン I・リビングストン 監修
M・ガスコイン 編
浅羽莢子 訳
社会思想社 現代教養文庫 1188 (1986/10)
"Out of the Pit"
by Steve Jackson and Ian Livingsone.
edited by Marc Gascoigne(1985 Penguin Books)
ゲッターロボの敵、恐竜帝国の帝王ゴールが、
サッカーなどのゴールからつけられた
というのは、常識でございますよね?
ゲッターロボのゲッターが、
ゴールゲッターのゲッターからつけられたのと同じぐらいに。
ですから、思ったのでございますよ。
『火吹山の魔法使い』のザゴールも"Thegoal"とかいうつづりなんじゃないかと。
『仮面の破壊者』の"Ifor Tynin"の例もございますから、ありえないこともないんじゃ……。
ハズレでしたな。
でも、まぁ、気を取り直して、ザゴールの正しいつづり、
Zagor で画像検索をしてみると、
火吹山に住む魔法使いではなく、
マスクをしてないバットマンのロビンみたいなヤツが……。
さらに普通に検索してみますと、外国語の記事が並ぶなか、
zefiro04さま(でいいんですよね?)の
「イタリア乱読&鑑賞生活」の
2005/12/28(水)
「イタリア長寿マンガ-「ZAGOR」」( ←このへん)
という記事に当たりました。
このザゴール。
なんでも、
イタリアで40年も続くコミックのヒーロー
なのだそうでございます。
基本なんちゃって西部劇だけど、
何でもアリだそうで、
ユウレイとかエイリアンとか、サムライとかと戦ったりするのだそうでございます。
いいなぁ、何でもアリ。
『ワイルドワイルドウェスト』のスーパーヒーロー版……
と申しますか、
マカロニウェスタンのスーパーヒーロー版、
といったところでございましょうな。
言ってみれば、『サイボーグを倒せ!』や『破滅への秒読み』の主人公である、
シルバークルセーダーのご先祖様に当たる存在と、申してよろしゅうございましょう。
舞台がタイタンシティーかどうかはともかくといたしまして、
なんちゃってな西部での、スーパーヒーローの何でもありな冒険。
で、主人公がザゴール。
でなくてもよろしゅうございますが、
そのようなゲームブックもやってみたいものでございます。
* yahooのつたない翻訳で、一応英語の文(Wikipedia)を読んでみましたところ、
ザゴールはインディアンの味方のようですな。
『バルサスの要塞』のガンジーにしろ、
『火吹山の魔法使い』のザゴールにしろ、
なぜ作者は、これらの手ごわい敵に、このような名まえをつけたのでございましょう?
やはりインド人やアメリカ・インディアンを支配していたイギリスやアメリカにとって、
これらの名まえは手ごわい敵というイメージがある……のでございましょうか?
いや、それはさすがにうがった見方と申すものでございますな。
ププププーさまのブログ『ゲームブック日誌』の2009/06/12の記事
『火吹き山の魔法使い』の謎?( ←このへん)
には、次のような謎が提示されておりました。
『火吹山の魔法使い』で、一番最初に出会う怪物は何か?
まぁ、この答えについては、
ププププーさまのブログを見てのお楽しみといたしましょう。
さらに謎は続きます。
このゴブリン(戦ってみると、オークとわかるのでございますが)、
なんで歩哨なのに居眠りをしているのか、
それも
一度ならまだしも、
「トロール牙峠戦争」でも眠っているし、
「火吹き山ふたたび」では、ついに骸骨になって横たわっている。
これはどういうことだ、
ここには、一度眠ってしまうと死ぬまで眠ってしまう魔法がかかっているのか!?
と、申すのでございますな。
まあ、パラグラフ58の癒しのベンチのようなこともあるので、
眠い場所というのも一概に否定はできませぬが、
もしずっと眠っていたのだとしたら、
いくらなんでも誰か気づくだろう、
という気もしないではございません。
2作目3作目については、うちあけて申しますれば、
くりかえしのギャグ
と申しますか、
お約束、
の言葉でかたづけられると思うんですよねぇ。
(そんなことはわかってる? 無粋ですいません……)
で、とりあえず、『火吹山の魔法使い』に関してだけ申しますれば、
単に暇。
もしくは、
なまけもの。
なのでは? というのが
わたくしの答えでございます。
たとえば、
パラグラフ168では、オークの酋長が召使いをムチでぺしぺしやっております。
つまり、この召使は、仕事を怠けていたか何かしたのでございましょう。
となると、他にもそういうのがいても不思議ではございますまい。
「噂」のところにも、
飲み食いが好きで頭の悪いゴブリンの話が出てまいりますし、
おそらく、基本的になまけものの種族なのでございますよ、
オークとかゴブリンは。
とりあえず、下に砂利が敷いてある(そこを歩くと音がする……。まあ警報ですな)ことで、
一応の警戒はしているわけですな。
で、それに頼り切って居眠りをしていたと。
ま、このオークがここで戦わなかったとしても、
洞窟内のほかの怪物が侵入者をしとめてくれる可能性は大いにございますしね。
そうすれば自分が傷つかないですむ、
とまで考えるほど頭が良くはございませんでしょうが、
それほど真剣に門番をする必要もないくらいは、考えていたかもしれません。
まぁ、その程度の忠誠心なのでございますよ、この種族は、きっと。
ザゴール師は、それを承知の上で仕方なしに使っているのでございましょうな。
だいたい、洞窟のほかの住人もけっこう好き勝手にやっているではございませんか!
暇と申すのは、
まず、ザゴールに会いに来るものなどめったにいないのでは、と予想されること。
魔法使いなんて基本的に人嫌いでございますからな。
それにもし用事があってきたのなら、
その際は、このオークをたたき起こして伝令に走らせるのでございましょう。
そんな光景が目に浮かぶ……と申しますより、
何かの映画で見たような気がいたします。
「噂」では、
「多くの冒険者」が向かったが、帰ってきたものはごくわずかだった
となっておりますが、
村人のいう「多く」がどれほどかはわかりませんし、
すでに過去の話ということも充分ありえます。
「全部が事実無根かもしれな」いわけでございますし--。
「君」が洞窟に向かったときには、そのように「噂」が尾ひれをつけていた頃ですから、
洞窟に入ろうとするものなど、もはやいなかったのかも知れません。
だいたい村から2日の行程ですよ(パラグラフ1)。
そんなところ、冒険者かよほど物見高い人でなければ、
訪れる気など起こさないのではないでしょうか!
ですから門番も、暇で暇でしょうがなくて、毎日居眠りをする日々なのでございます。
FFシリーズと申しますとハードな世界観のイメージがあり、
それはそれで正しいのでございますが、
まだ世界観が確立していなかった第一作では、
のんびりしたと申しますか、ユーモラスな部分もけっこうございます。
道具たちがハイホーハイホーと歌いながら、道路工事をしていたり……。
そういうユーモラスな部分もまた、『火吹山の魔法使い』の魅力だと思うのでございます。
『クイーンズブレード』(いや『~ゲート』でございますな)化は簡単そうでございますな。
いえ、前回「私の彼はパイロット」の記事を書いたあとに思いついたことでございます。
ホントは、タイトル下に置こうと思ったのでございますが、長くなったのでこちらに。
ただ、兵器としての特色を出すとすれば、あのシステムには収まらないかもしれません。
それに、『クイーンズブレイド』や『~ゲート』の、他のキャラクターとの戦うのは収まりが悪そうでございます。
やはり、兵器は兵器同士戦ったほうが無理がございませんでしょう。
とは申せ、既存のゲームブックのシステムではやはり、
『クイーンズブレイド』が、一番合いそうでございます。
『エースオブエーシーズ』
(ACE OF ACES DICELESS COMBAT SYSTEM
--日本では、日本ソフトバンク社から「リヒトホーフェン」)が発売されておりました)
では違いますしなぁ。
そう考えるとやはり、独自システムを考えなければなりますまい。
ただ独自と申しましても、どうしても『クイーンズブレード』と似通ってしまうことは否めないでしょう。
となりますと、ホビージャパン社とイカロス出版社のコラボ企画という形にするのがよさそうですな。
それならば、実現しそうな気がいたします。