さっそく読んでみたのでございますが、世界観がどうもピンと来ませんでした。
vol.04を取り出し、その紹介も読んでみたのでございますが、やっぱり……。
アフターホロコーストで、中世風の世界。
それはいいのでございますが、そこから先がどうも平凡な気がしたのでございます。
D&D的な探索に向いている世界ということはわかりましたが、
この世界独特の特徴というものが、犬以外に見えてこなかったのでございます。
で、その後、巻末の小説を読むなどして、
ようやくこ世界のことがわかった気がしてまいりました。
なるほど、
ジャンルや概説だけでは取りこぼしてしまう部分に魅力があるようでございますな。
話はその前。
そんな魅力に気づく以前のこと。
中世的な世界を舞台とした、ありきたりな探索ものだなぁ、
と感じながら読んでいたとき、ふと思ったのでございます。
これ、日本を舞台にしたら面白いのでは? と。
のらくろやワンサくんなど、
イヌを直立させたアニメやマンガは日本に多くございますし、
甲冑や忍者装束、和服などを着せたらけっこうしっくりくると思うのでございますよね。
『サムライの剣』のような変な日本も、
イヌならあれほど違和感なく受け止められるのではございませんでしょうか
(それはそれで面白くない?)。
で、どんな感じがいいか、いろいろ考えたのでございますが、
案外国盗りの時代が合っていそう、かな、と。
群雄割拠の時代。
プレイヤーキャラクターはそのうちの一国に仕えておりまして、
国を守り、版図を広げるために、忍者を追ったり、敵を倒したり、
強力なマスターワークを見つけるために探索したりするわけですな。
天下統一とかは、
やるとしても相当レベルが上がってからでよろしゅうございましょう。
とりあえずスタート時は小国で、
敵に占領されそうになるのを防いだり、
少しでも領土を広げようと隣国と争っているわけでございます。
で、そのために必要なのがマスターワーク。
冒険で見つけたり、敵の城を攻めて奪ったりして、それを集めていくのでございます。
マスターワークは、そのもの自体が役に立つ場合もございますが、
それでなくても重要でございます。
それを多く所持しているということは、
マスター(旧支配者=人間)から認められているという証
――王権神授的に天下統一を認められた存在――ということでございますからな。
領主さまの評判も上がっていくというわけでございます。
そこらへんは、原作と同じでございますな。
まわりに存在するのは、犬族や他種族の城と国。
他種族には、集団を作らないものもいるみたいでございますが、
それはそれで特色を出せましょう。
イヌ同士でも同盟・反目があったりして、複雑な様相を呈しているわけでございますな。
そうした直接的な競争相手がおりますと、張り合いというものが違いましょう。
大国ともなりますと、
日本全土を滅ぼしかねないような強力なマスターワークをいくつも持っていたりして。
それらを奪ったり、発動を阻止するなど、冒険の幅が出てくると思います。
と、まぁ、『戦国パグマイア』としてはそんな感じなのでございますが、
ここで一つの作品のことが思い浮かびました。
その作品とは、
『南総里見八犬伝』
水滸伝に触発されて書かれたという、曲亭馬琴先生の大長編でございますな。
この作品、
里見家のお家再興のため、運命に結びつけられた八犬士が冒険する物語。
ですから、「戦国パグマイア」にぴったりと申せましょう!
(『八犬伝』の時代は、戦国よりもほんのちょっと前だったような気がいたしますが)
里見家がそれほど大きな国ではないことも含めまして、ね。
加えて『パグマイア』の「人の聖言」7つの規範。
これはもう、八犬伝の、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌。
8つの珠ではございませんか!!
と申しますか、『八犬伝』が思い浮かんだのは
(犬ということもございますが)、そのためなんですけれどね。
パーティのメンバーは、すべてこの珠のうちのどれかを持つ八玉の犬士で、
残りの仲間を探すという、原作そのものの流れでもよろしゅうございましょう。
八つの珠はマスターワーク中のマスターワークで、
その八つを集めて作った首輪の持ち主のもとに、
マスターが訪れ願い事を叶えてくれる、
もしくは犬族の進むべき道を指し示してくれる、
という伝説が伝わっている、
というのでもよろしゅうございますな。
『八犬伝』は伝奇小説でございますし、RPGと相性よろしゅうございますし。
申すまでもないことでございますが、プレイするのでございますなら、
南総にこだわる必要はございませんでしょう。
国は自分の住んでいるあたりにするのがよろしいかと存じます。
「なつぞら コンプリートファンブック」
(ぴあ/2019/09←奥付には10月って書いてある)
買いました~。
購入のポイントはもちろん、かなりのページを
劇中アニメに割いていること。
ドラマのほうはさして見ていなかったので(←ひどい)、
けっこう知らない作品がございました。
で、やっぱりパロディが秀逸。
p.142から、元になったメインの作品については簡単に説明がございますが、
まぁ、その程度はたいていの人がわかりますよねぇ。
それよりも、まぜられた作品が気になります。
たとえば、
『百獣の王子 サム』は、
『狼少年ケン』を中心に『ジャングル大帝』、
ディズニーの『ジャングルブック』あたりが思い浮かびますな。
加えて『ターザン』や『少年ケニア』あたりにも目配せはありそう。
などと想像すると楽しいものでございます。
『三代目カポネ』は、
違うものにしなければならないためかタイトルがちょっと苦しい。
でも、セレクトがいいですよねぇ。
アルセーヌ・ルパンと同年代(三代目が同年代だから)。
かつ怪人二十面相ほどには似ていない。
といった条件で、アル=カポネが選ばれたのでございましょう。
カポネも大きな組織を持ちますし、
ルパン三世は泥棒といってもギャングと対決することも多いですから、
その点でも合っておりますな。
カポネと申しますと、悪いイメージがついて回りますが、
「オレはジッちゃんのようにはやらないぜ」とでも言っとけば、
そういったのはチャラに出来るので問題ございませんでしょう。
「ルパン三世」だって、アルセーヌにはまったく似ておりませんものな。
各キャラクターでございますが、これが歯がゆい。
ルパン要素をメインにしつつ、
ほかのアニメのキャラクターの要素を合体させたのでございましょうが、
これがわからないのでございます。
主要キャラクターだけど、主人公じゃないといった感じなのでございますが……。
ほんと気になります。
ところでこの作品、アメリカに売ることとか考えていたのかなぁ。
シカゴが舞台だからと向こうへ持っていったら、買い手がつかなかった、
とかエピソードがありそう。
まぁ、劇中作なのでそこまで考えてはいないかもしれませんけど……。
(いやいや、案外……)
『バケモノくん』は、『怪物くん』だとはすぐわかりますが、
バケモノ会社とした点が新趣向でいいですよねぇ。
バケモノくんが勝手をやって、
事件は解決するんだけど、執事が悲鳴を上げるという、
えぇっと、『ダーティペア』的? な構造が目に浮かびますな。
それにしても、このまん中の「怪物くん」にあたるキャラクター。
おそらく、このお方がバケモノ君なのでございましょうが、
絵の元ネタは何なのでしょう?
なにか見たことがある気がするのですけどねえ。
『悪魔くん』や『地獄くん』『妖怪人間ベム』『ドロロンえん魔くん』じゃないし、
ホラーではないけれど『チビラくん』でもない……。
うーむ。
でもいましたよねぇ、こんなキャラクター。
『魔法少女アニー』につきましては、
p.99下のキャラクター設定画を見るだけで、
どんな話かわかるのが楽しいですな。
それと、p.98の2つのポスター(→)で、
足の形が変わっているのが面白い。
大きい方は手塚先生由来の丸っこい足で、
左上の小さいのは足首のあるタイプ。
当時のいい加減さが再現されておりますな。
あと……。
このポシェット、
もしかすると
『ハクション大魔王』のがま口由来なのかも?
ところで、『百獣の王子サム』には、
生息域の違う虎とライオンが一緒におりますけれど、
これは当時のいい加減さということでいいのかなぁ。
まさか天然?
『ジャングルブック』(トラ)と
『ジャングル大帝』(ライオン)を
混ぜたらこうなったというのは、分かる気がいたしますが……。
(https://ncode.syosetu.com/n1911fs/)
に感想を書いてみました~
(感想の中で
「チェイミーと魔法のオルゴール」って間違って書いてしまった。
作者のKobitoさんごめんなさい)。
今月前半のブログ記事が少ないのは、これのせいだったり。
真摯に取り組んで終わらせておりますし、
こういう感じの童話のゲームブックって
意外とないような気がしたので、感想を書いてみたのでございます。
かいつまんで書いておきますと、
[文章]
☆ 一文が長いので、分けた方がいい。
☆ シーンに動きがある場合には、その流れを意識して書く。
☆ パラグラフ22冒頭の位置関係がよく分からない。
描写するならわかるように描いて欲しいし、無いならないでもいい。
[内容]
☆ オープニングでは、屋敷や伯母さんについて書いたほうがいい。
特にチェイミーの視点で。
たとえば、以前来たときはどうだったのか、などを。
それを書けば物語は進むし、伯母さんとチェイミーの関係性もはっきりする。
ジョンについても、もう少し具体的な説明をしたほうがいい。
[ゲームブックとして]
ゲームブックとパラレル小説はどちらが優れているというわけでもないので、
変えなくてもいいが、
もしもゲームブック性を強くするのなら……。
ゲームブックとするのなら、もっとプレイヤーの意思選択を反映させるべき。
たとえば、
ムッシ王の発言にチェイミーがいちいち口をはさみ、それによって変化が起こる。
その変化が、日記のおはなしに反映され、それを読んだ伯母さんの評価になる。
その評価に応じて結末が変化する……。
といった感じで。
まっ、書いたのはこんなところです。
でも、作者には作者のお考えがあるようで……。
[文章]
文体は個性なので変えるつもりはない、みたい。
つまり、アドバイスは不要ということですな。
改稿例は没個性かぁ。
そう思うのでしたらそうなのでございましょうな。
でも、
単語の整理とか、配置とか、工夫はしておりますよ?
[内容]
なんか食いちがっているなぁ、
と思って考えたのですが、おそらくゴールが違うのですな。
作者は、小さなゲームブックを作ろうと思ってやっているうちに楽しくなって、
こんな長くなってしまったみたいなことを書いているので、
たぶんこれが完成形、ゴールなのだと思うのですよね。
わたくしとしては、これが原石で、
ここから叩いたり磨いたりすることで作品になる、
つまりこの作品がスタートでゴールはずっと先だと思っていたものでございますから、
アドバイスをしようとしたのですが……。
これがゴールならば、やはりアドバイスは不要でしたな。
ジョンについては、チェイミーの言葉が気になったので、持ち出したのでございます。
だって、
歳が離れた従兄だっていうのに対等な口調ですし、
住むところが違うのによく知っているみたいな口ぶりですよ。
そこが不思議。
ですからたとえば、
幼いころいっしょに伯母さんの屋敷を探索した
など、具体的なエピソードがあればいいと思うのでございますよね。
それだったら、納得がいく。
そういう意味で「具体的」という言葉を持ち出したのでございますが。
ほかのところもあいまって、なのかなぁ。
どうもこの「具体的」という言葉が気になったらしくて、
反論的に、
「あいまいさ」や「想像の余地」などという言葉をお使いなられてきました。
でも……。
これがよく分かりません。
この作品、動物の服やしぐさとか、風景なども、けっこう具体的に書いてあって、
そのあたり頑張っているなぁ、(むしろまどろっこしい部分もあるなぁ)と
思っていたんですけれど。
だから、あやふやな部分が多いとか書いているのは、ちょっと不思議。
ムッシ王のところも、
具体的に書いてあるから理不尽で面白いと思うのだけど。
かっちり真面目に書くとよくないとお書きになっているんですよねぇ。
もしかすると、具体的の定義が違うのやもしれません。
まぁ、いずれにせよ「趣味で書いている」ということで、
こういうアドバイスは要らないようでございます。
そういうものなのかなぁ……。
[追記]
作者のリアクション仁対し、感想を追記しておきました。
でも……。
アドバイス要らないみたい。
その言葉に従ったほうがよろしいですな。
というわけで、多分、
今後この方の作品には、感想書かないと思います。
☆ でもまぁ、作者にどう思われようとも、こういう作品に感想を書くのって、
ひじょーに勉強になりますよねー。
特に改稿例を書くのって、ホント勉強になると思います。
みなさんも、ちょうどいい感じの作品を見つけたら、試してみてはいかがでしょうか。
平野敦士カール:監修
北構まゆ:イラスト
(SBビジュアル新書0012/2019/7)
読み物的なすごろくと申しますれば、
「本の雑誌」でも、文豪スゴロクですとか、
SF者スゴロクとかいくつかやっておりますな。
東京創元社のスーパーアドベンチャーゲームのソデにも、
ゲームブックについて
「小説がスゴロク式のゲームとドッキングしたようなもの」
と書かれております。
「おはなし迷路」のような作品もございますし、
本の体裁をしていて「すごろく」とあれば、
当然ゲームブックを期待してしまいますよね。
というわけで、買ってきてみました。
物語は、
大学の学園祭でお菓子を売って成功したチョコとクルミの二人が、
おじいちゃんのアドバイスを得ながら、お菓子ビジネスに挑戦する、
という感じ。
どういう風に売っていくかというところから始まって、
企業や個人事業主として成功するまで、
それをスゴロク状に描かれたマスを読み進めていくことで
学んでいくという仕組みでございます。
[目次]
会社経営なんて選択の連続でございますから、
細かく分岐をつけていけば、
かなり本格的なゲームブックになるでしょうが、
そういう眼目の作品ではございません。
ステージ数を表す左上の部分にサイコロの絵が描かれておりますものの、
ランダム要素はなし。
ほぼ一本道で、たまに分岐はございますものの可不可型。
選択の一方は、すぐにゲームオーバーかゴール――経営失敗かビジネスが軌道に乗った
形で終了することになっております。
要するに、会社経営のステップを段階的に説明するためのすごろくであって、
ゲーム的な意味合いはございません。
マスごとの解説はイラスト中心で簡潔ですし、分岐も視覚的に理解しやすい。
そんなところに、すごろく形式の長所が現れております (※)。
これが普通の本のように文字だけの箇条書きでしたら、
飽き飽きしてしまうことでございましょう。
[分岐]
巻末には索引もございますし、
物を売ることから会社経営までを俯瞰的に学ぶ、
初心者向けの本という感じでございますな。
ところで、先ほど書きましたステージを表すサイコロでございますが、
これがなぜか隣り合った目が7になるように書かれているのでございますよね。
(上図参照)
STAGE0はともかくといたしまして、
STAGE1は3と4、STAGE2は2と5、STAGE3は3と4、STAGE4は2と5と、
本来裏同士になっていなければならない目が隣り合っているのでございます。
ここまで来ますと、重箱の隅とかうっかりとかいえないような……。
描いた人が知らないのか、それともデザイン的な意図があるのでございましょうか……。
(※) TRPGのシナリオも、
文章の羅列ではなくこのような形にすれば、
わかりやすくていいと思うのですが。
ページ数やイラストなんかが問題になるのかなぁ?
商業誌の場合には。
vol.177の「シャドウラン」シナリオ、「理力の騎士」に由来するものでございます。
『ナイト・オブ・フォース リブート エピソード8』のシナリオを盗み出し、
そのサーバーにデータ爆弾を仕込んでこいというものでございますな。
オークのAA・ウィリアムズ監督を救い出し、
EP8のシナリオを依頼人に渡すと、作戦は成功。
ウィリアムズ監督シナリオによるまともな映画が製作されるというわけでございます。
絵は、ランに失敗すると、
このようなポスター(紙の)が、街のあちこちに貼られるという感じで。
でも実は、成功した場合も、だったりして。
ホライズン・ハリウッドは、ウィリアムズ監督主導を正式に発表したものの、
ヒューマンポリスクラブは政治力も資金力もあるそうでございますからな。
ポスターのいちばん下に書いてございますとおり、
映画自体を買い取って、自分たちの思うとおりの映画にしちゃうということは、
十分に考えられることでございます。
映画の権利が買い取られるということは、ままあることでございますし。
ポスターには、
シナリオ原案:AA・ウィリアムズとか書いてあったかもしれませんが、
それはあまりにも屈辱的(オークが完膚なき悪役になっておりますし)、
という理由で、本人が消させたのでございましょう。
というわけでこの絵は、以前書きましたとおり
読んですぐに思いついたのでございますが、
特に「8」というのが決定的でございました。
横にすると「∞」、無限。
類語的に『永遠に』でございます。
となれば、やはりアレでございましょう。
というわけで、細かく見ていきましょう!!
全体としては『ヤマト』でございますな。
ほぼ同じころの作品でございますから、
当時はどっちがどっちを真似たとか、話題になったものでございます。
それに「轟天」由来のドリル。
『海底軍艦』ではなく『惑星大戦争』の、でございます。
『スターウォーズ』を見た制作陣が、
あれだったら自分たちにも出来るとかいって作られた映画として知られておりますな。
その上にはメーザー殺獣光線車。
字に隠れて見えにくいですが、
球状艦首にはスタートレックの光子魚雷発射口がございます。
碇(いかり)はミレニアムファルコン。
艦橋にはスターデストロイヤーの艦橋部が乗っております。
小林誠先生の『飛ぶ理由』などの感じでございますな。
船体後部下には丸ノコ。轟天由来でございますが、
ヤマトの安定翼? と組み合わせて、
昔のアニメに出てくるわかりやすくもトンデモな兵器の感じにしてみました。
ついでに、8か∞状のアステロイドリングも船体のまわりに描こうかな
とは思ったのでございますが、ゴチャゴチャしてしまうので却下いたしました。
戦艦の横には、ヤマトの映画ポスターっぽく、
『スターウォーズ』のメインキャラ二人の格好をした二人を配置。
レイアはホントは後ろ髪ないのですが、それだと雪っぽく見えないのでこんな感じに。
背後は、トルーパーっぽいモビルスーツと、
ダースベイダーっぽいコスプレをしたオーク。
『G-セイバー』のシャアのイメージですな。
どんな映画になるのでございましょう。
ちょっと楽しみな気もいたします。
ところで、シナリオ「理力の騎士」の重箱の隅~。
理力の騎士「KNIGHT OF FORCE」でございますから、略すと「KOF」。
SNKの格闘ゲーム『キンターズ』と同じでございますな。
でも、だとすると、p.52右の「SW8リブート」のSWは何の略でございましょう?
SWと略せる作品は、このシナリオでは出てまいりませんのに――。
それとその下あたりに「庵野監督のサインと幻のフィルムもあるらしい」
と書かれてございますが、『シン・ゴジラ』ってフィルムが存在するのかなぁ。
まぁ、でもこの文だけでは『シン・ゴジラ』のフィルムに
庵野監督がサインしているとは限らないのでございますな。
ですから、「幻のフィルム」がなんなのかはわからないのでございますが……。
だいたい、『シャドウラン』の世界と、
こちらの世界では世界が違うのでございますし
(↑それを言っては面白くはないですけどね)。
それにしても……。
『シン・ゴジラ』って、フィルムがあるのかなぁ?
グレイルクエストシリーズ(創土社)。
本文を下から見つめる二柱の目神さまのうち、
(一) カトリーヌは、右・左どっち?
(二) もう一柱の目神さまの名前は?
(三) 本文以外で、目神さまが登場する箇所がある。
それはどこ?
「なつぞら」は、
ストーリーがわからない程度には
目にしたことがございます。
『キックジャガー』など、
手がけた作品のパロディが
秀逸でございますな。
そうくるか、と感心してしまいます。
そんなわけで、
ドラマのほうは大して興味はないのですが、
その副読本があったら読んでみたいな、
と以前から思っていたのでございます。
というわけで、買ってみました。
『漫画映画 漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部洋一』
小田部洋一他 藤田健次:聞き手
(講談社/2019/9)
小田部洋一先生を中心に、
奥山玲子先生にゆかりのあった方々のインタビュー集でございます。
漫画映画製作の現場が、当時の方の口から語られるのは貴重でございますな。
二人に関する話という限界はございますものの、
そうでなければ出てこなかったと思われるエピソードもあり、
現場の感じが伝わってきて、興味深くございました。
加えて、小田部先生のアルバムから掲載した多くの写真がたのしい。
現場そのものの写真はほぼございませんが、草野球とか寸劇とか……、
なかなか興味深くございました。
写真もっと載せればよかったのに、とか思ったりして。
(『ウェストサイド物語』のポーズをしているものは、シェーッをする直前みたい)
職場環境につきましては、
当時、女性は結婚したら退社というのが風潮だったのでございますが、
それをくつがえしたのが奥山さんだったそうで。
「私たちはすごく楽だったんですよ、奥山さんが先頭にいたから。(……)」(p.206)と、
宮崎朱美さんが証言なさっておられます。
相談事もしやすい人だったそうで、
奥 山さんという方の人となりが垣間見えるエピソードでございますな。
『あなたの本』
緑川聖司:作 竹岡美穂:絵
(ポプラポケット文庫/2018/12)
本屋さんの平台で見つけたので、
最新刊だと思って買ったのすが、
奥付を見ると初版が2018年、
再版が2019年の5月に出ておりました。
たぶん、見たことがあったと思いますし、
手に取ったこともあったのではないかな?
ただ、ホラーなのでスルーしたのでございましょう。
一部は中学生の美緒さんが主人公でございます。
近くの神社で行われていたフリーマーケットで、
彼女が「ひとかけ屋」なる看板を出す店を見つけるところから物語は始まります。
「ひとかけ屋」。
どこかしらが欠けているものを売っているお店。
そのかけた部分の代わりに物語がついてくるという……。
この設定いいいですよねぇ。
これを発展させたほうが、面白くなったんじゃないかぁ。
フリーマーケットではなく、ちゃんとうさんくさい雰囲気の古道具屋さんにして。
そこの店主が、雰囲気たっぷりに、欠けている物語を語り始める……。
短編集として、面白いものになると思います。
それはさておき、
そんな「ひとかけ屋」にならぶ品物の中から、
美緒さんが選んだのが『あなたの本』という題名の本。
主人公が欠けている、読んだ人が主人公となる小説でございます。
このあたり、なんともわくわくぞくぞくする感じの設定であり、導入でございましょう?
100円だったこともあって、美穂さんはそれを購入するのでございますな。
で、うちに帰って読んでみますと、
本には、知っていた・知らなかったに関わらず、
彼女が過去にあった出来事が書かれているのでございます。
というわけで、二人称の怪談実話風のショートショートと、
それを読む美緒さんの話が、
交互に繰り返されるという形で物語は進んでいくのでございますが……。
『あなたの本』というタイトルからもウリのはずの、
二人称小説の部分が、期待外れなのでございますな。
「まるで、本に自分の心の中を見られているみたいだ」(p.26)と、
作中にも書かれておりますとおり、
二人称小説と申しますのは、没入感が強いところが特徴でございますな。
そして、そこがまたむずかしいところでもございます。
「あなた」と語りかけてくるその物語が、
納得できるものでないと、どうにもしらけてしまう――。
そんな二人称小説の特徴を、この作品では回避してしまっているのでございます。
『あなたの本』を読んでいるのは、主人公の美緒さん。
つまり、読者にとっては第三者。
なので、その彼女が読んでいるのが二人称の小説でも、
読者の視点的には三人称なのでございます。
しかも、話は過去のこと。
二人称小説の当事者性がそこでもございません。
緊迫感がないのでございます。
加えて、『あなたの本』に収められている話は、
美緒さんが生まれる前のものまでございます。
「あなたがまだお母さんのおなかの中にいたときの話です」という部分が二人称で、
あとは母親の話になっているのが、二人称小説といえるかどうか。
まぁ、あなた=美緒さんの話ではございますが。
他にも視点一人称になっていないために、
二人称小説とは言いがたい部分がいくつか見受けられます。
作者としては、新しい試みとしてやっているのかもしれません。
ただ、いわゆる二人称小説を狙っていなかったとしても、
もう少し緊迫感のある書き方は出来るような気がいたしますが……。
子供向けにマイルドにしたのかなぁ?
さて、
先ほども書きましたとおり、この本は二部構成になっております
二部目は、p.128から。
まみさんという大学生作家が主人公でございます。
実はこの作品、シリーズ物の一作なのでございますよね。
これの前に『わたしの本』という作品がございまして、
その主人公がこのまみさんなのだとか。
この本が完全な二人称小説の本として書かれていないのも、
シリーズの一作であるためなのかもしれません。
でも、場面は変わりますものの、
なんの説明もなく主人公が変わるので、ちょっとわかりにくい。
「わたし」が第一部と同じ人物かと思って読み進めたので、
ちょっととまどいました。
前作を読んでいれば問題ないのでしょうけどね。
第二部は、
そのまみさんが、美緒さんから借り受けた
『あなたの本』を読んでいくという形になっております。
今度は、まみさんの過去が作中作で語られるわけでございますな。
それを読み進んでいく一方で、友人の清人さんとともに、
「ひとかけ屋」と、『あなたの本』に関する事を調べていくと……。
核心に迫るにつれ、なぞの和服姿の男につけられていることを感じるようになります。
その男が、この本の作者なのでございますな。
『あなたの本』に欠けているのは、主人公。
ここからネタバレ。
というわけで、
まみさんを主人公として本の中に取り込もうとするのでございますが……。
そこに、山岸さんという人がいきなり現れて、
一ページ足らずで物語を解決してしまうのでございます。
デウス・エクス・マキナでございますな。
この山岸さんという方、このシリーズの主要人物らしくて、
前作でも「とつぜんあらわれて、とつぜん消えた」(p.218)のだそうでございます。
ですから、そういう役回りのキャラクターなのでございましょうけれど、
これ単体で読んでおりますと、面食らいますし、安易と感じてしまいますな。
そこにいたる危機が、もっと迫真のものでございましたら、
また感じ方は違っていたのかもしれませんが……。
子供向けということで、これぐらいでいいのかなぁ?
「あなたに欠けているものは、作家の才能でも、主人公でもなく……」
と断じて、呆然とする「ひとかけ屋」から、彼は
清人さんとまみさんを救出いたします。
そのあとの言葉は書きませんが、
つまりはこれ、物語を書くことについての物語なのでございますな。
☆ ☆ ☆
ところで、『あなたの本』というタイトルからも連想されるとおり、
この作品にはゲームブックについて言及している部分がございます。
と申しますか、それがあると思ったからこの本を手に取ってみたのでございますが……。
それは、第二部の最初のほう。
まみさんが『あなたの本』と出会う前、怪談研究をしている清人さんに、
そんな怪談がないかという聞いている場面でございます。
「そういえば、ゲームブックの怪談に『あなたの本』というのがでてきた」
と、清人さんがその怪談について語るという形で、作中作が登場いたします。
『あなたの本』と題されたそのゲームブックは、
その本を手に取った圭介さんの未来が書かれている本でございまして、
途中に選択肢があり、
それを選ぶとその結果に書かれたとおりのことが起こるのでございます。
で、そのゲームブックで選択したとおりに現実でも行動していくことで、
圭介さんの生活はどんどんいい方向に進んでいくのでございますが……。
この手の物語に破滅はつきものでございます。
高校受験の選択で、彼女と同じ高校を受けるか否かの選択に迷った彼は、
ゲームブックの冒頭に書かれていた禁止事項を破って、
両方の選択結果を見てしまいます。
禁忌を破って見た結果は両方とも悲惨なもの。
どこで間違ってしまったのかと、必死に選択肢をたどり直すのでございますが……。
どうなったかはここでは書きませんが、まぁ怪談でございますから……、
ということになるわけでございます。
このゲームブックの『あなたの本』と
主人公が手にする『あなたの本』は似ているような気も……。
まぁ、両方とも『あなたの本』。
作中人物の人生と関わるものなので、仕方がないのかも知れませんな、
『ユー・アー・デッドプール』
アル・ユーイング:作
サルバ・エスピン、
バコ・ディアス、
グループe-FX:画
(小学館集英社プロダクション/2019/8)
たぶん、
”You are dead” pool
と言いたかっただけなんじゃあ……。
デッドプールについてあまり存じあげませんが、
それでもわかるデッドプールらしいゲームブック
でございました。
タイムトラベルもので、メタ発言もポンポン飛び出します。
パロディなどわからないところもございますが、
何か面白いことやってるな、というのはノリでわかるので、無問題。
別紙で、パロディの解説をかなり細かくやってくれてもおりますし……。
オムニバス形式の5章だて。
もともと5回に分けて週間で発売されたものを、1冊にまとめた単行本らしいですな。
パラグラフ数=コマ数(だいたい)で、各章のパラグラフ数は80超。
これねぇ、
1冊で1つの作品だと思っていたものでございますから、
最初プレイしたときには、「72へ進む」でパラパラとめくって……
第2章の72コマを開いてしまったのですよね。
話が通じなくて困惑いたしました
戦闘ありパズルあり。
80コマなのでコンパクトですけれど、その短さが手軽でたのしいのでございます。
戦闘はこちらは2Dなのですが、相手は3Dを使ってくることも……。
解説の別紙では、
6の出やすいサイコロを自分用に、1が出やすいサイコロを敵用に用意するといいと
アドバイスしております……。
まぁ、デッドプールですし……。
そこら辺、楽しめればチートOKということなのでございましょう。
わたくしの場合、今回サイコロの出目が悪く、敵が2Dでもよく負けておりました……。
ただ、戦闘で負けても即死はなかったかも?
ただし、情報が得られないなど、不利な状況には追い込まれます。
(ちなみに、3章では、サイコロの出目が悪いおかげで逆に、
秘石ひとつでクリアしてしまったのでございますが……)
ストーリー的には、
デッドプールはザルコさんに依頼され、タイムヘルメットを盗みだし、
その結果時間を超えることとあいなります。
というわけで、タイムトラベルものでございますが、
このヘルメット、使うたびに大量のエネルギーを消費するのでございますな。
そのため、各時代で冒険をし、
パロディしたりその時代のヒーローらしきキャラクターと戦ったりして、
エネルギーを充填させなければならないのでございます。
ゲームブックとして、システム的にまともではございますが、
アイテムはコマの中に描かれているものから3個まで自由にとってかまわないとか、
大コマの中にスゴロク状に置かれたコマでのミニゲームとか、
日本のゲームブックではあまり見られない部分が面白いですな。
前者は、海外で主流のポイント・アンド・クリックアドベンチャーからの発想の
ような気もいたします。
ただ、そんなアイテムどこかに描かれていたっけ? と思うこともしばしば……。
後者は、サイコロでの行動なので、運ゲーにございます。
何度もふって、一度でも指定以下だったらアウトとか、
かなり運がよくないと無理な部分も……。
このあたり、
デッドプールだからチートしてもいいし、
デッドプールだから何度も失敗しても、
やられちゃった、で気軽に再挑戦できるような気もいたしますし、
どちらもありという感じでございますな。
そして5章。
最後は、タイムトラベルものとして、きちんと決着をつけております。
それにしても、デッドプールよく死にますなぁ。
ちなみに、わたくしは、最後に必要なアイテムは、持っていませんでした~!
うーん、たしかにね……。
なので、ランクは下級ゴブリンですが、
時空の彼方から四次元ポケットをつかって取り出したことにーー。
そのぐらいのチートは、許していただくことにいたしましょう。
デッドブールでございますし……。
というわけで、
気軽にできる、たのしい作品でございました。
次の原題を持つゲームブックの、日本でのシリーズ名は何?
IN THE JUNGLE OF DOOM
IN THE SEA OF DESPAIR
IN THE SWAMP OF TERROR
2019/08/02 「メガロマン」や「ダイアポロン」、「男組」や「美味しんぼ」といった
作品で知られております雁屋哲先生でございますが、
小さい頃は足が悪かったそうでございます。
小学校1年から3年間の入院生活ののち、小学校2年に復帰したときも松葉杖の生活。
でも、その松葉杖で何十人ものいじめっ子にケンカをいどみ……、
勝ってしまったのでしょうな。
それ以降、自分の力に自信を持ったのだとか
(「ファンロード 1982/5」ラポート p.22「雁屋哲先生大いに語る」)
2019/08/03 残夏おみまい申し上げます。
夏の名残とは旧暦の話。今夏真っ盛りでございますものねぇ。
暑くて暑くて、寝苦しい夜を過ごしていらっしゃる方も多いことと存じます。
蚊に足の指とか、裏の柔らかいところとかを喰われて、眠れないということもあるかも。
くれぐれも、昼夜逆転の生活にはならないようにご注意くださいな。
昼間眠たくて眠たくて、ふらふら~っとなってたりすると、
後ろのほうからクラクションの音が聞こえてきたりして、危険な気がいたします。
ブログとかがはかどるかと申しますと、
結局眠ろうと布団の中で輾転と無駄な時間を過ごすことになるので、
それほど……でございますし。
(☆ 今(2019/08/31)も少々昼夜逆転気味)
2019/08/04 「グリーンランタン」と申しますれば、
DCコミックスのヒーローが有名でございますが、
もともとは場末のダンスホールや安っぽい酒場のことで、
青ぢょうちんなどと訳されることもあるらしいですよ。
チャップリンの無声映画に出てくるようなやつでございますな。
でも検索してみてもDCヒーローのグリーンランタンしか出てこない……。
青ぢょうちんで検索すると、青い色の提灯しか出てこないし……。
2019/08/06 ハリウッドのアクション映画とかしか見ていない人は、
原子爆弾についてかなり甘いイメージ持っているのでございましょうなぁ……。
作中はいいとして、そのあと後遺症とか大丈夫? と、
見ていて気になったりするのでございますが……。
でも映画などの場合、
大団円でエンドマークになっても、そのあとのことを考えると、
全然解決してないじゃんというのはよくございますよねぇ。
2019/08/07 8月5日発売の「キネマ旬報」を立ち読み。
締め切りギリギリだったみたいだが、
京都アニメーションの火災事件についての記事が載っている。
さすがにしっかりとした書き方をしているなぁ。
8月20日発売号あたりには、もう少しまとまった記事が出てくるのかもしれない。
あるいは何号かあとに特集とか。
(☆ 8月20日発売号には、それほど載っておりませんでした)
2019/08/08 破城鉤(はじょうこう/falx muralis)と申しますと、
ぼんやりと何かすごい兵器を思い描いていたのでございますが、
実際には先端に鈎がついている大きな槍のようなものなのでございますな。
それをブランコのようなものに取り付けて、
振り子の原理で加速させ、
城の壁を引っぺがすわけでございます。
破城槌(はじょうつい/aries )のほうは、
お城の門を壊すために電信柱みたいな棒をぶつけるやつでございますな。
こちらも振り子の力を使ったりするみたい。
それがなぜaries(アリエス/牡羊)と呼ばれるかと申しますれば、
先端に青銅製の羊の頭がついていたからだそうでございます。
『ガリア戦記』(岩波文庫)読んで知りましたけれど、
名前だけですと、お城の壁なんか一撃で破壊しちゃうような、
なんかすごいものを想像しちゃいますよねぇ。
2019/08/09 『表現の不自由展・その後』って、
今は亡き寺山修司先生あたりが取り仕切っていたら、
もっと物議を醸し出して、しかも本人は超然としていたんじゃないかのなぁー。
2019/08/10 『表現の不自由展・その後』、その後っていうんだから、
どんどん続きを増やしていけばいいのに。
「帰ってきた表現の不自由展」、続・続続・続続々・新・新続・新々続……、
っていうふうに続けていけば、
そのうち飽きられて、誰も何も言わなくなるんじゃないかなぁ。
逆に、「もっと過激じゃないとダメだろう」とかいう人が出てきたりして。
2019/08/11 韓国は今年、1919年の「3.1運動」から100周年なのでございますな。
だから、韓国の大統領は、今年中になんとか成果を出そうとして焦っているのかなぁ。
でも、そんなふうに何かにあわせて特別なことをやるのって、
成功すればカッコいいけれど、たいてい失敗しますよねぇ。
相手がいる場合は特に。
2019/08/13 京……じゃなくって……。
今、クラウドファンディングとかやっている人は、
お金が集まらなくって困っていたりするのかなぁ……。
2019/08/14 8月11日は「山の日」でしたかー。
祝日に縁がないのでなんの祝日なのか、すっかり忘れておりました。
でも、わかりにくいなぁ。
ウィキペディアで調べてみますと、
この日が「山の日」である理由は特にないみたいですな。
強いていえば、お盆に近いからだとか。
それでしたら、8月のちょうど中間、8月16日あたりにして、
8月の真ん中=「8(や)真ん中」で
「山ん中の日」=「山の日」としたほうが覚えやすいのに――ねぇ。
終戦記念日やお盆との連動、っていう条件にも合っておりますし。
2019/08/15 中世においては、40日という期間には特別な意味があった。
40日経てば事の黒白がはっきりすると考えられ、
戦争でも「王の40日」という命令があったように、
宣戦布告をして40日間は戦うことを待った。
その間に誤解、単なる激情にかられての戦いは避けられると考えられた。
また、春とともに婚約することは多くなったが、
その際にも40日後に華やかに結婚式がおこなわれた。
40日は物事の成否を判断する期間であった。
(『仮面と祝祭――ヨーロッパの祭に見られる死と再生』
谷口幸男、遠藤紀勝(三省堂) よみがえる生命/四旬節)
2019/08/16 きのう、NTTからお手紙が。
何かと思ったら、
「光サービスに関する勧誘トラブルが発生しております。
(……)ご注意ください」だって。
7月16日の記事みたいなので、苦情や問い合わせがたくさん来たんだろうなぁ。
遅いよ。
と申しますか、サギとかテロとかというものは、
奇襲でなければ意味がないのでございまして、
相手がそれと知ってしまったら効果はないものでございますからな。
こういう文書が出回るころには、作戦を終了させているのではないでしょうか。
2019/08/17 「CLANNAD」はですから、
バブル崩壊前の話と思ってみると、また違ったものが見えてくると思いますよー。
町が変わっていくというのも、その頃だからでございましょうし、
主人公のお父ぎみが関わった犯罪というのも、
バブル期のものなんじゃないかなとか、ね。
パン屋さんがあんなので何とか成り立っているのとか、
主人公が就職できたのも……。
いやいや。
ですから、
「CLANNAD After After」とかいって、バブル崩壊後あたりを舞台にすると、
もっとひどい話になったり(なぜか子供が3人ぐらいになっていたりして)。
そこからの再生の物語とか、
もとのテーマとはまた違った家族と町の話として感動を呼びそう。
バッドエンドはさらにひどいことになりそう?
2019/08/19 ダイエットで大切なことは、
おなかがすいている状態が普通だと思うことなんじゃないのかなぁ。
2019/08/21 1994年にはオックスフォードシャーの科学者グループが、
イラクサギンウワバというガの幼虫を駆除するために、
キャベツに感染させるウィルスをキャベツ畑に噴霧した。
このウィルスが遺伝子組み換えを起こして、キャベツの細胞内で複製するのは、
アルジェリアのサソリが持つ猛毒である。
衝撃的な「サソリの毒を分泌するキャベツ」は無数のウェブサイトで取り上げられたが、
バイオ農薬としては生産されていないようだ。
アメリカの研究チームも同時期に小さなダニの毒の遺伝子を組み込む実験をしているが、
こちらは世間からあまり注目されていない。
(『キャベツと白菜の歴史』メグ・マッケンハウプト・著 角敦子・訳
(原書房/2019/4 p.155))
*ネットで調べてみますと、
昆虫には効くけど人間には無害なサソリ毒だそうでございます。
ダニのほうはわかりませんでした。
2019/08/22 早口ことば~! 「赤キャベツ 青キャベツ 黄キャベツ」 3回言って。
2019/08/26 Role&Roll。
[2019/06/23]のココに、
「お絵かきのネタはすぐに思いついたけれど。
どういうわけか、ボツになりそうな予感がする……」
と書いたのが載っている~!!
うーむ。予想をさせてくれないなぁ。
……。
まさか、24時間テレビのせい?
2019/08/27 韓国の兵隊さんは、
兵器×少女のアニメとか見て喜んでいる自衛隊なんかに負けるわけがない、
とか思ってたりするのかなぁ。
2019/08/27 沖縄の米軍基地を、竹島に移転したらいいんじゃあ……。
2019/08/28 『ゴブリンスレイヤー TRPGリプレイ
死と罠の街ランサペール』読了。
『ゴブリンスレイヤー』は『フルメタルパニック』の短編コメディみたいに、
1人だけ違うルールで行動しているギャップが面白い作品だから、
それがなくなっちゃうと普通のTRPGだなぁ。
その面白さを再現するためには、
やはり、ゴブリンスレイヤーさんだけ
まったく別のルールにしたほうがいいのではないだろうか。
世界観の問題?
いや、だからあのお方はまったく別の世界観を生きているのだから――。
2019/08/29 ゲームブックじゃないクイズ
次のA群の漢字は、野菜や果物の名前です。
それぞれの一般的な名称をB群から選んでください。
(A)
1.蝙蝠刺
2.清正人参
3.阿蘭陀雉隠
4.台湾綱麻
5.蓬莱柿
6.水芥
7.土豆
8.錦茘枝
9.陸蓮根
10.六月柿
(B)
a.イチジク
b.オクラ
c.ニガウリ(ゴーヤー)
d.ゴボウ
e.トマト
f.クレソン
g.アスパラガス
h.ラッカセイ
i.セロリ
j.モロヘイヤ
2019/08/30 答:
1.蝙蝠刺=d.ゴボウ
2.清正人参=i.セロリ
3.阿蘭陀雉隠=g.アスパラガス
4.台湾綱麻=j.モロヘイヤ
5.蓬莱柿=a.イチジク
6.水芥=f.クレソン
7.土豆=h.ラッカセイ
8.錦茘枝=c.ニガウリ(ゴーヤー)
9.陸蓮根=b.オクラ
10.六月柿=e.トマト
テレビのクイズ番組でも、難読漢字が出題される昨今でございますから、
「知ってる」とおっしゃる方もおられるかもしれません。
なので最初は、
B群のヒント無しで答えてもらうクイズにしようとしたのでございますが、
選択肢があると、
植物の知識や字面から推理して考えることが出来て面白いかなと思い、
このような形にいたしました。
それにしてもなかなか味があってカッコいいですな。
「蝙蝠刺」なんて、品種によっては、ヴァンパイヤにもトドメをさせそう!!
ちなみに、ゴボウには「火山芋」などという呼び方もあるのだとか。
「火吹山のゴボウ使い」……。
「グルームヘイヴン」は、税抜きで3万円。
すごいなぁ。
10月以降に買うと、3万3千円。
すごいなぁ。
まぁ、ラジコンとか、フィギュアとかでも
これぐらいのや、もっと高いものもございますし……。
でもすごいなぁ。
つい気になって見てしまいました~。
それが今月の記事が少ない言い訳でございます。
記事にまともなこと書こうとしたけれど、
考えれば考えるほどむずかしいですなぁ。
どんどん長くなっていくし、調べないとならないことは多いですし、
いろいろな方面から考えていくと、まとまらないまとまらない……。
とりあえず願いますは、どこの国であれ、どういう状況であれ、
まじめに生きている弱い立場の人が、不幸なことになりませんように。
ということでございましょうか。
vol.176の「サイコロ・フィクション ゴールデンクロスオーバー」のシナリオ
「こどもの日」に関する絵でございます。
シナリオでは、このようなシーンはございませんでしたが、
遊園地でございますもの。ラストはお祭り、パレード。
『スターウォーズ・ジェダイの復讐』ですとか、
『実況おしゃべりパロディウス』ですとか
(←今、それぐらいしか思いつかなかった……)、
最後をお祭りで飾る作品って、けっこうございますものな。
こどもの日の魔法の残りすべてを使って、
木馬のリオリムとの想い出を一生のものにしたのでございます。
こういうシーンがあってもいいんじゃないかなぁ、と。
みんな浮かんでおります。ジェットコースターも空を飛びます。
木馬をつらぬくポールは、最初取って描いてみたのでごさいますが、
やはりそれだと、メリーゴーラウンドの感じがしない。
乗っているポーズがそれっぽくなくなるのでございますな。
というわけで、子供たちが乗っているものだけ、
それをつけておくことにいたしました。
「ティーンズパンタクル」に拍手いただきありがとうございました。
「ティーンズパンタクル」のほうはゲームブッククイズだったので、
「答はこちら」と間違えて押してしまった……とかではないですよね?
というわけで、というわけでもないのですが、
らくがき~。
ギルガメスが、ドルアーガの塔を苦労して攻略しているあいだに、
メスロンがすたすたすたーっと……59階でしたっけ、まで到達して、
先にドルアーガを倒しちゃったという展開にございます。
東洋一の魔法使いでございますもの。
ドルアーガを倒すことぐらい苦ももないことでございましょう。
で、カイさんを助けてギルガメスを待つ、という図でいいのでございますが……。
メスロンって、闇墜ちとかしそうな感じいたしません?
ヘビメタファッションでございますし、
創土社版パラグラフ555では放心状態になっておりますし……。
ドルアーガを倒したとたん、その正体に魂を乗っ取られるとか、
そうでなくとも、何らかの理由で暗黒面に魂を奪われることはありそうにございます。
ちなみに、『ドルアーガ~』時代のメスロンを描くのは、
これがはじめてなのでございますよね。
個人的にメスロンは『パンタクル2』のイメージでございます。
上半身は原作では服を着ているような気もいたしますが、
ヘビメタなので、上半身ハダカで。
脚は、『パンタクル』以降の二本線を入れて、素足でもズボンでもない、
なんかタイツっぽい感じにいたしました。
ドルアーガは、描くつもりあまりなかったのでございますが、
最後にササッと付け足しておきました。
虎井安夫先生自由だものでございますから、
イラストによって細部のデザインが違うのでございますよねー。
その中から兜は、直線的なメカっぽいデザインのものを主に参考にさせていただきました。
ドルアーガが倒れると、塔が崩れるんじゃなかったっけ?
とふと思ったのでございますが、
221を見ると、彼は「塔を爆破することにした」とおっしゃっているのでございますな。
つまり、そう決める前に瞬殺できれば、塔の爆発は起こらないのではないかと……。
でもむずかしいんですよね。
だって、この言葉、首だけになった状態の時のセリフなのでございますから。
となると、メスロンがドルアーガに心を乗っ取られたというほうが自然かも?
いずれにいたしましても、ギルガメスとメスロンの対決が楽しみでございます
☆ やっぱり塔は壊れちゃうんだろうなぁ……。
マーリンさんが未来から引用しようとした文についての問題を出させていただきましたが、
未来のはずのことをしゃべってしまう、というので思い出すのが
「CLANNAD」でございます。
あの作品はゲームブックや「赤い光弾ジリオン」のパロディが出てくることから、
1980年代後半の話だとわかるのでございますが、
中で伊吹 風子さんが「異議ありなのです」と
『逆転裁判』(2001年~)のセリフを口走っているのですな。
おそらく、開発当時に話題になっていたゲームなのでございましょう。
それに対して、主人公以下、そこにいた人の反応は「???」。
もともと会話が成立しないことが多い人なので、いつものよく分からない言葉と、
作中人物はとっているのでございますな。
要するに。作者と読者のメタレベルではギャグとして成立していながら、
作品世界では、意味がわかっていないまま会話が進行していくという……。
他にもそういう箇所が何カ所かあったような気がいたします。
作者がそれを狙っていたのかはさっぱりわかりませんが、
こういうギャグのやり方もあるのか、と、当時
(と申しましても、わたくしのプレイしたのはPSP版ですし、
発売されてからだいぶ経ってからのことでございますが)
感心したものでございます。
ドラゴンファンタジー7『幻し城の怪迷路』
J・H・ブレナン:著 真鍋義博:著 フーゴ・ハル:絵
(二見サラブックス/昭和62年8月)
において、
マーリンが思い出そうとしていたピップ(の中の人=君)召喚の呪文
「この世の憂さも辛さも倍増しだ」
の出典は?
「第一次世界大戦ことを日本ではなんと言った」のソースがこれ。
たまたまうちで見つけました。
(國民書院/明治45年6月初版/大正10年11月30版)
大正十年は、西暦で申しますれば1921年。
言ってみれば、当時の中学の教科書ガイドでございますな。
それを総合的に1冊にまとめたようなもの。
目次のうち、
地文學と申すのは、天文と気象、
圖畫は図画、
三角は三角関数
について書かれております。
日本史のはじめが、高皇産霊尊と神皇産霊尊の国産みから始まっていたり、
修身に皇位皇室や至誠奉公などという項目があるほかは、けっこうまとも。
世界史や理科、数学や英語など、まんべんなく教えられていたようでございます。
富国強兵・和魂洋才の時代でございますからな。
とにかく外国の技術を把握したり、世界情勢を理解するために、
外国と同じレベルの教養が求められていたのでございましょう。
修身に関しましても、
第二次大戦中の極端な軍国調をイメージしていたのですが、
そこまでではございませんでした。
体育会系ではございますけれどね。
国際性の重要が解かれていたり、
共同の精神とともに、自主独立の精神が尊重されていたりしております。
まぁ、読み方にもよりましょうが。
それにしても、
「大正ロマン」とか「大正モダン」と呼ばれる、ハイカラで華やかさと、
「大日本帝国」の語感から印象される、軍国調。
まさに「和魂洋才」。
都会と地方でも違ったでしょうし、
モザイク的だったり対立的だったりすることもございましょう。
個人的には、ちょっとわかりにくい時代でございます。
さて本論。
「日獨戰争」に関する記事はこれ。
「日本歴史」の最後のページに書かれておりますのが
「日獨戰争」に関することにございます。
中学の教科書(ガイド)がそう言っているのですから、
こと日本ではこれが一般的だったのではないかと思われます。
何しろ当事者性もございますし。
と、結論づけようと思っていたのでございますが、
「西洋史」のほうでは「世界大戦役」なる文字が。
また、「日獨戰争」のところにも「欧州大戦乱」なる言葉がございますかな。
となると、場合に応じて使い分けていたのでございましょう。
ついでですので、「日本地理」のところから「台湾」、「朝鮮」あたりを。
地理の教科書に載っているようなことなのでたいしたことは書かれてはおりません。
興味のある方限定でございますな。
クトゥルフとかやる人には参考になるのかなあ?
「ゲームマスター道」山本弘
インタビュー&著 高山浩
の欄外コラム(p.82)より。
それによりますと、山本弘先生は、縦5・横10の四角い箱が並んだ
「フローチャート作成シート」をあらかじめ作っておいて、
ゲームブックやRPGの1人用シナリオを作る際には、
この箱を矢印で結んでパラグラフシャッフルをするのだそうでございます。
見にくいかもしれませんが、こんな感じ。
「パラグラフシャッフル」と書いてございましたので、
大体のところは別で作っておいて、
これに当てはめていくという理解でいいのでございましょう。
わかりやすく、きれいなフローチャートですなぁ。
ところで、わからないとは思いますが、チャートの横には
「D-7,D-2,I-5,D-6,I-8,D-8」かな? と見える記号が……。
ちなみに、下にふってある数字は1~6でございます。
☆「ロストワールドからの脱出」の1ページ目(p.15)はこんな感じ。
「ウォーロック」誌VOL.39にございます。
「バンカーズクエスト」
高平鳴海:著
ビッグ錠:イラスト
(新紀元社ゲームブック/2015/11)
最初この本の広告を
「Role&roll」誌で見つけたときは、
首をかしげたものでございます。
「バンカーズクエスト」ぉ~?
銀行員の探索?
昔ゴマ書房で出していたみたいな
ビジネスマナーを学ぶゲームブックかなぁ?
だとすると、シリーズの前作、
門倉直人先生の『ディノン』とは、全然方向性違うけど……。
新紀元社も普通のゲームブックじゃ売れないとわかったものだから、
ビジネス書に手を出した?
作者の高平鳴海先生って、TRPG『メタルヘッド』のデザイナーの方ですよねぇ?
本業は銀行員だった?
でないとすればなぜ?
多くの疑問をかかえながら本屋さんに行ってみます。
結局ビジネス書のところにはなく、
結局『ディノン』があったのと同じサブカルチャーのあたり……
ですが、
オビの惹句には「銀行員(バンカー)の世界を描いた異色作品」とあり、
やはり銀行員のハゥトゥ本なのかという思いはぬぐいきれません。
白黒に赤のグラデーションの表紙イラストも、
銀行員の世界ということは強く伝わってくるものの
どういう話かは読み取れません。
絵柄も一昔前の劇画調で、判型から考えても、
今度はアスキーから出ていた
アドベンチャー情報コミックやパラゴンブックスを思わせ、
やはりビジネス書では? という疑いが比率を上げてまいります。
まぁ、ゲームブックには間違いないのでとりあえず確保。
家へ帰って、ビニールを破り、一読した印象は……。
タイトルが悪い。
装丁もイラストも、外観すべてが悪い!!
読んでいくうちに、気づいたのでございます。
これはアレ。
このゲームブックが出る半年ぐらい前かな、
テレビドラマ化されて人気を博した、
銀行員が主人公のあの小説のゲームブック化なのでございます。
見ていなくても、読んでいなくても、
「土下座」とか、「倍返し」なんて言葉は流行語にもなったので、
お分かりでございましょう。
このゲームブックでも「土下座」は出てまいりますし、
「倍返し」という言葉が出て来たかどうかは忘れましたが、
そのようなことはやっておりますな。
町工場の味方で大企業をやっつけるという点も同じ。
そうした面白い話を基本に、分岐を展開しているのでございますから、
面白くならないはずがございません。
もちろん原作が原作(←間違い。原作ではない)でございますから、
銀行に関する下調べもしっかりしていらっしゃる
(そこら辺まったくのシロウトなので、
わたくしには、と思います、としか申せませんが)
思えばあの作品も、最初のほうはタイトルが悪かったですからなぁ。
「オレたちバブル入行組」なんていうものでございますから、
バブル時代の銀行員の派手な暮らしぶりでも書いているのかな、と思ったら、
バブルが崩壊した後のそれぞれを描いた作品だったりいたしますし……、
まぁ、その点ではタイトルどおりではあるのですが、
主人公の半沢直樹のキャラクターと比重が強くなり過ぎちゃって、
あとの登場人物については、つけ足しみたいになってしまっているという……。
それはさておき、
先ほども申しましたとおり、この「バンカーズクエスト」は、
表紙をはじめとした
ビニールに包まれた状態で見える部分で損をしているように存じます。
ビッグ錠先生のイラストも、たしかに内容には合っているのでございますが、
今の世にキャッチーかと申しますと、違う気が……。
もっと、さわやかで颯爽とした感じで好かったんじゃないかなぁ。
と、まぁ、これはおもて面の話。
このゲームブックが秀逸なのは、裏面があるということでございますな。
途中、セーラー服を着たスケバン風のサキという女性
(ヨーヨーは持っておりません)と出会うのでございますが、
彼女に興味を持って深く関わると悪の道一直線。
巻き込まれ型ではございますが、
そうとはいえないほど悪の道を深くはまり込んでいくという……。
こちらのルートのエンディングは最後の最後で分岐する2種類。
ここで生死が分かれるものの、
生きるも地獄、死ぬも地獄、カリブの危険な夜でございますな。
高平先生は、表も書きたかったのでしょうが、
この裏も書きたかったのでございましょう。
(だからこそ、上に書いたあの作品のことには触れられなかった、のかも?)
そうした全然別の展開ができるのもゲームブックの良いところでございます。
戦闘など数値を使う判定はないものの、展開が派手で分岐も豊富。
エンディングも多彩でございます。
展開の派手さはマンガ的・劇画的と申せましょう。
それこそ、ビッグ錠先生の作品のような感じでございますな。
その展開の派手さが好きになれないという方はおられるかもしれません。
池井戸先生のあのシリーズは、読んでいなくても楽しめると思います。
いや、むしろ読んでいない方が楽しめるような気も……。
いずれにせよ、
やはり、現実世界が舞台のゲームブックはいいですな。
基本がプレイヤーも作者も知った世界なので、
選択にしろ展開にしろわかりやすい。
それを踏まえた上で考えることができますからな。
☆ ところで、このゲームブックにはバグがあるそうで。
新紀元社のサイトのこの
http://www.shinkigensha.co.jp/book/978-4-7753-1363-3/
あたりに正誤表が置かれております。
でも、プレイしていたときは気づかなかったなぁ。
☆ ちなみに、上記の新紀元社のサイトでは、
見ていただければわかるとおり、現在「在庫あり」で
紹介されておりますが、
ROLE&ROLLステーションの通販サイトでは、
「ディノン」はあったのですが、こちらはございませんでした。
うーーん、なぜだろう?
在庫が少ないから……なのかなぁ。
☆ ところで、このゲームブックのパラグラフ150には、
「東京に今、セーラー服の高校は何校あるでしょうか」
という問題が出てまいりますが、答がわかった方っていらっしゃいます?
わたくしは当然答えられませんでした。
こんなの、よほどそういうことに通じている専門家でなければ、
絶対わかりっこないですよねぇ。
たとえば……。
東京都内で、学生服を専門にあつかっている洋服屋さんとか?
(ちなみに、答があっていても答えられなくても、展開にはそれほど影響はございません)
なぞのまとめ 令和元年7月
2019/07/01 7月を意味するJuly=ジュライは、ユリウス暦を作った(採用した)、
ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)が、
「5番目の月」を意味する "Quintilis" から変更して名づけたものだそうでございます。
彼が生まれたのが7月13日ぐらいのことと申しますから、
自分の誕生月に自分の名前をつけた、ということでございますな。
2019/07/03 『幼女戦記』の……ターニャさんでしたっけ。
なんか、パタリロに見えてきた。
2019/07/04 この頃アメリカの大統領張り切っているなぁ、と思ったら、
今日は独立記念日かぁ。
2019/07/05 タケノコって、英語でバンブーシュート(bambooshoot)って
言うんですね。なんかカッコいい。
2019/07/06 手塚治虫先生って、
『鉄腕アトム』とか『リボンの騎士』連載中の
昭和28(1953)年に、開業医の免許を取っている。
すごい……。
化け物か!! いや、神さまか……。
(ちなみにトキワ荘へ移ったのもこの年だそうです)
「COMIC BOX vol.61 1989年5月号
特集 ぼくらの手塚治虫先生」
(才谷遼(株)ふゅーじょんぷろだくと)p.153 →
2019/07/07 第一次世界大戦のことを、
日本では「日独戦争」と言ったのだそうですな。
日英同盟の関係で連合国に参加した
日本の敵はドイツ東洋艦隊。
というわけで、そう呼んだみたいでございます。
この戦いで日本は、
青島を皮切りに南西諸島のドイツの要塞を攻略。
戦後、その権益をみずからのものにしたのでございますが、
第二次世界大戦での同盟を考えると、不思議な感じ。
まぁ、国家間のあれやこれやがあったみたいでございますが。
2019/07/08 シネマコミック EX『太陽の王子ホルスの大冒険』
(文藝ジブリ文庫/2019/6)。
アニメのほうは、テレビでやったときに飛び飛びで見たんですよねぇ。
(数シーンかと思ったけれど、けっこう見ておりました)
雪の狼のシーンなどが有名だと思うのですが、
コマ割りでは動きを再現できないのは仕方ないですな。
でも、筋を追ったりシーンを手早く参照にするには便利。
『ルパン三世』や『未来少年コナン』など、
のちの作品を思わせる場面があるのも楽しゅうございます。
2019/07/09 あっ、『モンスター事典 ー奈落の底からー』
の記事の拍手ボタンにチェック入っている~。でも、何でだろ?
ありがとうございました。見落としておりました。
2019/07/09 『モンスター! モンスター!』の表紙のコラージュ(2019/06/27 (Thu))
みたいなものは、ウィンドウズ付属のペイント3Dのマジック選択っていうので
簡単にできるので、試してみてくださいな。
……って書くと、ありがたみが失せてしまうなぁ……。
まぁ、わたくしがそんなにスゴいことできるわけございませんものな。
正直がいちばん。
2019/07/11 「どーもくん20周年」とは知らなかったけれど、
ゲームボーイアドバンスの『どーもくんの不思議テレビ』の
「魔女っちたーちゃん」をプレイ。
「ファンタジーゾーン」に「グラディウス」のパワーアップシステム
を組み合わせたようなシステム。
オマージュが楽しい。
どーもくんが強い。
魔女シューにハズレ無しという言葉にはどうだろう?
と、首を傾げたくなる節もあるが、この作品は面白いと思う。
2019/07/12 「スーパーマリオブラザーズ」は、
ナムコの「パックランド」の影響下にあるということはよく言われますが、
そうすると、クッパはパックの?
まぁ、それはともかくといたしまして、
「スーパーマリオブラザーズ」が「パックランド」から何を採用し、
何を使わなかったか? 他のゲームからの影響は?
などということを考えてみるのは、楽しいことでございますな。
同じことを「スーパーマリオブラザーズ」と
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」で考えてみるのも、面白いと存じます。
2019/07/14 ゲーム動画、見てしまった……。
「スーパーマリオメーカー」は、作る方もプレイする方も、
「マリオ」というゲーム自体の蓄積もスゴいですよねぇ。
こんなのクソゲー、と言われるレベルのものがクリアされていたりして。
二進数の計算? ゲームじゃない……。
なんか「ループ・ゴールドバーグ・マシン」の方向だなぁ。
2019/07/17 このブログのむかって右側に、
「忍者ブログ」の文字がございましょう。
そこからとんで、「忍者ブログ」のサイトに行き、
右にある「サイトマップ」を押して、出てきたところのいちばん下。
「新着ブログ記事一覧」というのがございましょう。
それを押して、
ときどきブログがちゃんと反映されているか確認するのでございますが、
タイムラグのせいか出て来ないことも。
途中でいったん保存した場合も(その時が、新着となるらしく)、
表示されないみたい。
でも、見てるとスゴいですよー。
「ヤミ金」とか「出会い系」とか「浮気調査」とか、
そんなのをコピペしたサイトにほとんど占領されております。
大抵タイトルをテキトーにつけたとおぼしきものでございますが、
中にはそうではなさそうなものも……。
パスワードを簡単に設定しておいたとかで、休眠中のブログを乗っ取られたのかなぁ。
2019/07/18 『仮面ライダー01』。
なんで、「れいわん」じゃなくって、「ゼロワン」なの?
黄色はキカイダーリスペクトなのかなぁ。
ヒューマギアの耳は『To Heart』のマルチ由来?
追記:モチーフはバッタだとか。あまりそんな感じしないなぁ。
ポスター見ると、赤いのとか青いのとかいるけど、信号機?
黒いのもいる。赤はビジンダーで、黒はハカイダーはポジションとか?
2019/07/18 京都アニメーションの火災。
良いものを創るために真摯に取り組んできた人たちが、
このような結末を迎えるというのは……、本当に切なくなる。……。
無しにしてもらいたい。
2019/07/19 大して意味のないこと書こうと思っていたら、この事件。
とりあえずやめましたが、
平常運転に戻り、書きやすいものから書いていこうと思います。悪しからず。
2019/07/20 江戸時代のサツマイモの普及に努めたとされる青木昆陽さん
っていらっしゃいますでしょう。
このお方、甘藷先生を名乗り、
その功績をみずからのものであるとしたそうでございますが、
実際にしたことといえば、
西日本ではすでに知られていたサツマイモを関東に広めたことぐらいなのだとか。
著書とされる『蕃藷考』も
先輩・松岡恕庵の『蕃藷録』を漢文に置きかえたものだそうで。
歴史に名を残した人って、けっこうそういう、自己宣伝がうまい人っていますよね。
2019/07/21 令和は、ローマ字略号ではR。
ですから令和元年って、 R01 って表記することも出来るんですよね~。
ローマ字表記ってあまり使わないので、気づきませんでしたけれど。
だとしたら、「ロール&ロール」誌が、「今年はRole&Rollの年」とか
言い出しそうなものだけれどなぁ。
あと5ヶ月ちょっとしかないけれど。
これを逃すと次は、令和10年~11年。
10年のゼロをななめ棒ありの0とし、
eと見立て「Role&Roll」にするという……。
ちょっと先の話になりますな。
2019/07/22 『帽子収集狂事件』ジョン・ディクスン・カー著
三角和代訳(創元推理文庫/2011/3)、読了。
こういう推理小説によくあることだが、
タイトルから想像される狂った帽子屋のイメージはなかった。
結局犯人に温情して未解決事件に。
ところで、p.307 フリーの記者ドリスコルが書いていたという物語。
「ぞっとするようタイトルがついておる。
どれも冒険と謎を扱ったジャンルのようだな。
『ドーナウェイ家の呪い』とかそんな具合の。
回廊と幽霊だらけの邸宅を舞台にした、まぁ、そういったようなものだ」。
これって、ゲームブックかなぁ?
カーのこの作品が世に出たのが1933年だそうでございますから、ちょっと無理?
でもやってみたいなぁ。
2019/07/23 「少女ネム」。
京都アニメーションが復活したら、アニメ化してくれないかなぁ……。
2019/07/24 YouTubeのゲーム実況(でなくてもよろしいのですが)、
飽きたら字幕をオンにしてみるとたのしいですよー。
なんか所々とてつもない「翻訳」が……。
何を言っているかわからなさは、ときどき暗号でございますな。
声と申しますか、しゃべり方が好きではない実況をミュートにして
字幕にしたとき気がつきました。
ちなみに、ボーカロイド実況だと、漢字が違う以外は、わりとまとも。
2019/07/25 ガソリンがあそこまで爆発的に燃え上がるのは、
今回の京都アニメーションの火災事件ではじめて知った感じ。
教育テレビなんかで
ガソリンに引火したときの映像とか見たことがある気がするけれど、
あそこまでキ(あっ、マスコミ禁止用語だ)おきちさんじみた量のガソリンを
建物の中で引火させるなんてこと、実験じゃやらないものなぁ。甘く見てた。
でも、バケツ2杯、10リットル? 10リットルであんなになるのか……。
2019/07/27 マスコミ禁止用語と申しますと思い出すのが、
矢野顕子さんの「在広東少年」でございますか。
「耳の聞こえない」と聞き覚えていた歌詞
(ネットで見たら「耳が壊れた」でした。)が、
海外でのライブでは1つの単語で……。
昔、NHKFMでその演奏を聴いて、耳を疑ってしまいました
(「目の見えない」のほうも、だと思っていたのですが、
「YouTube」で見ると、そっちは「目の見えない」で歌っているみたい……)。
NHK、表現の自由尊重しているんだ……。今だとどうなのかは存じませんが。
2019/07/28 「本の雑誌」2019/8 №434 金魚鉢ひんやり号」
「特集 別人28号を探せ!」は、
パクリではなく、ゴーストライターの話。
アイドルやスポーツ選手などのゴーストライティングの裏話から、
文豪の代筆、ゴーストライター出身の小説家の話まで、いろいろと面白い。
小説家が小説家の代作をした場合、どのぐらいの割合の代作か気になりますよね。
後年有名になった方が代作してたりすると、
そっちの方が面白いという場合もあるんだろうなぁ。
研究者の方が困ってしまいそう。
2019/07/29 レストランが一般的になったのは、
フランス革命で宮廷料理人が失職し、
街でお店を開くようになったからみたい。
ナイフやフォーク・スプーンを使った食べ方も、
レストランが出来てようやく一般化したのだそうでございます
(『食べ物起源事典 世界編』岡田哲:著(ちくま学芸文庫/2014/2)
2019/07/30 NHK
「プロフェッショナル 仕事の流儀 成功率95% 家電修理の達人」。
後半だけだけど、見てしまった。
「大浪費社会」なんて記事を書いたあとだったから、いっそう感慨深い。
すごい。PC-9801を現役で使っている工場とかあるよー。
他にも40年前のカセットデッキとか、古いものから新しい機械まで、
丁寧な仕事と探究心に感動を覚える。
ホントすごい。
こういう方がもっと増えて欲しいとは思うけれど、
根気はいるし、経験値必要だし、メーカーは新しい物売ることを望むし、
新しく買ったが安かったりするし……。
むずかしいだろうなぁ。
2019/07/31 むかし手塚治虫先生が、
何かのマンガの結末予想を雑誌で募集したところ、
一通、当てちゃった手紙が届いたものだから、
ラストを違う展開に直しちゃったってエピソードを聞いたことがございます。
ホントかどうかは存じませんが。
そんな感じで、
シロウトが考えたアイディアをプロが使うってことはないと思いますよ~。
むしろ、この程度は思いつくのかと、ほかの道を考えるのが普通。
それに、もしホントにアイディアを採用されたのなら、
怒るんじゃなくて嬉しくならないかなぁ。
(……。いや、そうでもないか。
認められたということであれば嬉しいですが、使われたとなると……ねぇ。
わたくしも、ネットやテレビの視聴者投稿番組で、自分由来としか思えないネタに
出くわしたことが一再ならずございますが、なんとも微妙な……。
以前自分が考えたと、主張したい気分になったのは確かでございます)
似た部分があるのなら、
比較してネットに公開するとかぐらいはやりそうだけど、
直接行動に出るというのは、それだけの素材がないのかなぁ、
って勘ぐっちゃう。
そもそも今では、すぐにネットで叩かれたりいたしますから、
故意の盗用はほとんどないのでは、と。
たまに叩かれているのが、ほとんどすべてでございましょう。