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2025/01/22 以前『ロリ神』のところでちょっと触れたインドネシアのVチューバー、 Alia Adeliaさんが「卒業」なされたみたい。インドネシア語なんかまったく分からないので、ほとんど見ておりませんが、日本のお歌をふだんあまり聴かないわたくしなどは、この方のお歌で知ったものもございますし、たまにある日本語講座が言葉や例のチョイスとかがいろいろと変で面白うございました。昨年末の「卒業」動画で配信が止まっていることに気がつき、それを見ました。日本語でもあいさつしておりますが、理由についてははっきりとは語っておりません。コメント欄などを見るに、どうやら所属事務所の問題みたいなのでございますが、よく分かりません。
[13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23]
NHKスペシャル 新型コロナウィルス全論文解読
たまたま、後半だけ見ることができました。
 面白かったので、ちょっと紹介しておきますね。
 
 もう少しちゃんと知りたい方は、
今なら多分カギでかこったタイトルで検索すると出てくると思いますので、
答あわせをしてください。
 (だいたいは合っていると想いますが、雑にとったメモを参考にしているので、
  細かい間違いはあるかも、です)
  
NHKの会員登録とかしていると、オンデマンドか何かで視れるのかな? 
登録していないので、はっきりとしたことは申せませんが。
 
 というわけで、わたくしが興味を持ったのは、このあたりでございました。
 
 

☆ 新型コロナウィルスによる東アジア人の死亡率が低いのは
  それ以前のコロナウィルス(風邪)にかかったときに
  免疫が出来ているためではないか、という説があるそうだ。
 
 マスクは、
  感染者からの飛沫を抑え、感染拡大を防止する効果のみ期待されていたが、
  マスク着用者の感染予防にも効果があるかもしれないらしい。
  マスクをしていれば感染しても無症状かごく軽い症状であることが多いそうだ。
  マスクを着用すればそれがない場合よりも、
  体内に一度にウィルスが入り込む量は少ない。
  その少ないウィルスに対してなら、免疫は対抗できる。
  その際抗体が出来るため、
  感染したとしても症状は軽く抑えられるのではないかということだ。
 
 新型コロナウィルスは他の風邪とは違い、
  治った後も全身にさまざまな症状が残る場合がある。
  これは他のウィルスとは違い、全身にあるACE2という突起にくっつき、
  そこから侵入、バリアとなる細胞を破壊するかららしい。
  破壊された場所からはその後、ウィルスや異物が侵入し、
  炎症などさまざまな症状を引き起こすのだそうだ。
  その症状がウィルスによるものか免疫によるものかは分からない。
  そのような症状は比較的若く(平均44歳)、女性に多いので、
  免疫の過剰反応ということも考えられるのだそうだ。
  免疫となると、若いから体力があるから大丈夫、
  というということでもなくなってくる。
  むしろ免疫力が高い方が危険ということもありうる。
 
 コロナ予防には加湿器も有効なようだ。
  加湿することで喉の繊毛が活性化、
  ウィルスを体外に追い出すのに効果的なようだ。
  また、呼気や空気中に含まれるウィルスも滞空時間が短くなるために減少する。
  湿度40~60%がいいようだ。
  それ以上だとカビが発生してしまうため、よくないらしい。
  また、空中にとどまるウィルスが少なくなるということは、
  下に落ちているということなので、
  テーブルや床などの消毒・清掃もあわせて重要だとのこと。
 
 マスクは鼻を冷やさないためにも重要とのこと。
  体温が37℃から33℃になることでウィルスは増大するそうだ。
  
 他にウィルス対策に有効と考えられているものに、
  低濃度のオゾンガス波長222ナノメートルの紫外線などが紹介されていた。
  特に222nmの紫外線人体にも害を及ぼさず
  コロナウィルスを10秒で9割無害化できると
  近ごろ注目されているらしい。
  ただ、個人向けの製品はない模様。
  今後、病院や公共施設などさまざまなところに取り付けられるのだろう。
 
 とはいえ、やはり三密を避け、マスク着用、うがい手洗いの基本が大事とのこと。
  まぁ、それはそうだろう。
 
 
         ☆     ☆     ☆
 
 
  新型コロナウィルスは、全身のいずこかに何ヶ月も後遺症状を残すところが、
  特に恐ろしゅうございますな。
 
  というわけで、
  地球温暖化で昔ほどには寒くなっていないような気もいたしますが、
  これから冬本番にむかって、皆々さま、
  インフルエンザや風邪、コロナウィルスなどなど、十分お気おつけなさいませ。
 

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『小さな 悪い本 大人はスーパー危険』大人はスーパー危険
マグヌス・ミスト(マーク・ホッツ):著 
トーマス・フィシング:絵 
若松宣子:訳 
(金の星社/2020/9)
 
"Das kleine Böse Buch 2: Jetzt noch gefährlicher!"
by Magnus Myst
 
 
 
 子供のみんなへ。
 みんなが本当は何歳であろうとも。
            マグヌス・ミスト
 
 
  本屋さんでたまたま見つけました~。
 これは2作目だそうでございますが、
 第1作目『小さな 悪い本』のほうは見つけられず。
 まぁ、仕方ございません。
 
 本国では3冊スペシャルというものが出ているようですな。
 
 3作目は、
Das kleine Bose Buch Bd.3
Deine Zeit ist gekommen!
Autor: Magnus Myst
 ぐーぐるさんか翻訳したところによりますと、
リトルイービルブックVol。3 あなたの時が来ました!」でしたので、
お前の出番だぜ!」ぐらいの感じでございましょうか。
 
 ま、それはそれとして、この書のことにございます。
 
 
 内容はタイトルどおり。
 
 語り手が本自身で、それが一般常識からかんがみて悪い奴なのでございますな。
 
 その本が、
 君たちの親や先生は本物ではない。悪い奴なんだ、
 と読者にむかって語りかけてくるのでございます。
 
 読んだ感じといたしましては、

 グレイルクエストダヴィンチ学園と言ってわかってもらえますかどうか。
 
 読んでいただくと、
全然違うじゃんと思いつつも、それ以外に表現する方法はないな、
と理解していただけるかと存じます。
 
 グレイルクエストな感じなのは、
読者に対して直接語りかけてくる形式を取っている点にございます。
 
グレイルクエストの場合、それがマーリンでございますが、
この作品ではその役目を本自体が担ってるのでございます。
 
 口調は乱暴。
 マーリンは少し引いた視点でチャチャを入れておりましたが、
この本は読者をそそのかし、引き込もうと積極的に語りかけてまいります。
 

小さな悪い本  
 

 グレイルクエストがほぼ最初から
プレイヤーがピップとなってアヴァロンにいるのに対し、
この作品では
本編が始まるのが中盤になってからということもございましょう。
 
 その語りかけで、
読者に色々なことをやらせようとするあたりもグレイルクエスト的。
 本をブンブンふれですとか、この丸の中に血を垂らせ、ですとかね。
アルミホイルで帽子を作らせたり……。
 
 単にパズルやパラグラフジャンプだけではなく、
あらゆる手を使って、読者を本の中に参加させようとする感じが
グレイルクエストっぽいのでございます。
 
 それと……。
 これは偶然なのでしょうかねぇ。
 ブレナンと申しますれば「14」でございますが、
このゲームブックの14ページも、けっこう特別なページになっております。
 
 わたくしは思わず笑ってしまいました。
 
 でも、……これってどうなんでしょう?
 ホントにブレナンの「14」を意識したのかなぁ。
 ブレナンの原書では「13」が死のナンバーで、
「14」は特別な数字ではないとも聞きますが……。
 
 単なる偶然? 作者が日本語版を知っていた? 
それとも訳者のはからいでございましょうか。
 
 まぁ、ゲームブックを訳す方が
ブレナンの作品を知らないわけもないと思いますので、
有力なのは最後の説でございましょうな(ちょっとつまらないですが)。
原作では「13」だったのを「14」にしたとか、
そういうことではございませんでしょうか?
 
 と、思ったのでございますが、原作タイトルで検索してみると、
当該ページは見つかりませんでしたものの、
他のページはいくつか見つかりまして、それからすると、
ページの変更はしていないようなのですな。
 
 ですから……、偶然なのかなぁ。
 
 
 
 さてさて。
 そんなわけで、この作品は
本が語る学校での出来事を中に含んだ
枠の大きい枠物語となっているのでございますが、
 
 その枠には不作法にもねじ込むような形で2人が登場いたします。
 
 1人はぶりっ子マリーと本が呼んでおります少女。
 
マリー嬢
 ユニコーンとハートマークを
描くのが好きな子で、大人の言うことに
間違いなどこれっぽっちも感じていない、
すっごくまじめな女の子にございます。
 
 この彼女、
 同じ本を同じ時間に読んでいるらしく、
本の中に入り込んで本の言うことなすことに
いちいちケチをつけるわけでございます。
 
 前作でも割り込んできたみたいでして、
本は彼女のことが苦手のようでございますな。
読者とともに逃げだそうと、
ページジャンプをするのでございますが、
それでもしぶとくついてまいります。
                            
 このマリーさんと本の対立が話を前に進め、        【マリー嬢】
また、結末へとたどり着くことになるわけでございます。       
 
 もう1人は──1人と申してよろしいやら──大人
物語終盤あたり、メールの形でとつぜん割り込んできて、
本が語る物語を強制的に中断させてしまいます。
 
 背景が何の装飾もないというあたりが、
強権発動という感じを露骨に表わしておりますな。
 強そうにしていた本も、冷淡無情な大人にはなすすべもなく、
一度は秘密のメッセージを残して消えてしまいます。
 
 ここが1つの山場でございましょう。
 
 大人のメッセージはジャンプ先のページにも現われますが、
本はちゃんと対策済み。
ここから一気に結末へとなだれ込んでいくのでございます。
 
 なのでございますが。
 
 
 話が最後の方まで行ってしまいました。
 ちょっと前に戻りますね。
 先ほど書きましたとおり、この作品は、
本が語る、少し前に学校で起こった出来事が挟みこまれているのでございます。
 
 で、それが何かダヴィンチ学園と相通ずる感じがするのでございます。
ドイツの本だからか、学校を舞台にしているからか、
そんなところだろうと思うのでございますが、よくは分かりません。
 
 わたくしの先入観ということも考えられますので、
そのあたりは、実際に作品を読んで確かめてみられるのがよろしいかと存じます。
 
 パズルの提示の仕方もダヴィンチ学園っぽい。
ページジャンプはあるものの、分岐はほぼなく、
あってもすぐに合流するか、ひとつを除いてゲームオーバーになってしまい、
パラレル展開になることはないのでございます。
そのあたりもダヴインチ学園と似ております。
もっともそれは、こうしたゲームブックの傾向なのかもしれませんが。
 
 ただこの本、分岐はけっこういい味を出しております。
 
 パズルのジャンプについては、本当に正しいページにたどり着いたか
戸惑うところもいくつかございました。

跳び先のページの最初には
ドクロマークが描いてございますから、ドクロマーク 
それが1つの目安になりますものの、
一人称の語り口のため、
ボーッと読んでいると、
場面が違っても
それに気づかないことがあるのでございます。         【ドクロマーク】
 
 
パズルなど、問題は子供向けなので簡単ではございますものの。
わたくしはいくつか間違ってしまいました~。
 
 テーマ的には、お行儀の悪いエンデといった感じでございましょうか。
モモ』や『はてしない物語』に通ずるものがあるように存じます。
 
 きちゃない描写とか(特に最初のほう)は苦手ですが、
結局面白く読めました
 
 具体的には、3回ぐらい声に出して笑ってしまいました。

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【ジョイス・ポーターの作品たち】

(タイトル下には書ききれなかったので、こちらへ)
  
スパイ小説に話をふられたので、中から1つ。
 
ジョイス・ポーター先生の『天国か地獄か』あたりを挙げておきましょうか。

〈なまけスパイ・シリーズ〉『天国か地獄か』
ジョイス・ポーター:著 沢川進:訳
〈ハヤカワ・ポケットミステリブックス〉1210
 
"NEITHER A  CANDLE NOR A PICHFORK"
by  JOYCE PORTER(1969)

 
なまけスパイシリーズ」と題されつつ、
これ一冊しか翻訳はされておりませんが──。
 
主人公はイギリスの諜報員、エディ・ブラウン
 
アメリカでの仕事かと思ったら、
パラシュートで放り出されたのは、ソ連の集団農場だった。
 
というわけで、ソ連邦でのグタグタな作戦が展開されてまいります。
まぁ、色々と計画どおりにはいかないわけですな。
 
 速水螺旋人先生あたりの作品が好きな方には、おすすめです。
 
 
 ジョイス・ポーター先生と申しますれば、
史上最低の探偵・ドーヴァー警部が有名でございますが、
個人的に面白かったのは4の『切断』ぐらい。
なにしろ、捜査はしない・推理はしない・動かない探偵でございますからな。
展開が地味で……。
作者も真相の出し方には困っているような気も……。
今読んだらもう少し評価は変わるかもしれませんが。
 
切断』は、動機において他に類を見ないでしたか、
そのような評がございましたが、まさにそれでございますな。
 
まだ推理小説をそれほど読んでいないころだったので、
物理トリックを考えておりましたから、
最後のドタバタで、えっ、そういうことだったの? と、唖然としてしまいました。
 
 最初は作者のことを男性だと思っておりましたが、
まぁ、女性らしい作品だと思います。
お読みになった方ならばご納得いただけましょう。
 
 
 もう一つ、「ホン・コン」おばさんシリーズというのもございますな。
 
 「ドーヴァー」が、ポアロさんあたりの探偵をデフォルメ・逆転して
作られたキャラクターであるとするならば、
 
こちらはミス・マープルさん。マープルさんと申せば、
控えめでおとなしく、行動はほぼ室内に限られるのでございますが、
 
それを逆転させたホン・コンさんは、まぁオバチャン
関係ないのに事件に首を突っ込み、人の迷惑かえりみず、
あちこちで衝突しながら、トンチンカンな推理をしながら、勝手に捜査を続けていく。
積極的に動き回りますので、キャラクター的にはドーヴァーよりも面白いと存じます。
 
 この「ホン・コン」シリーズ、3作が出ておりますが、
その3作目殺人付きパック旅行』がソ連を舞台にしております。
サービスの悪さと強行スケジュールにうんざりしていたホンコンおばさんが
殺人未遂事件の解決におせっかいにも乗り出すというもので、
こちらも面白い作品でございます。
 
(記憶で書いているので、間違っていたらごめんなさい)
 
 

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2020/10/02 マスクのポイ捨てが問題になっているようでございますな。
あれってプラスティックで出来ているので、
やがてマイクロ化して、海などを汚染するのだとか。
マスクがプラスティックで出来ているなんてこと、考えてなかったなぁ。
アクリル板も売れているようでございますし
これだけ全世界で使われるようになると、
資源の点でも問題になりそうでございますな。
 
 
 

2020/10/03 『モスラ2 海底の大決戦』GYAO! で見ました。
といっても、ちゃんと見たのは最後の怪獣バトルのところだけでございますが。
いやいや、
タイトルにあまり気を配っていなかったので、
まさかモスラが本当に海底で戦うとは思ってもみなかったですよ。
しかも、最後は『スターウォーズ』(セガの『アステロンベルト』?)。
 
企画意図としては、
人間パートで『インディジョーンズ』をやり、
怪獣バトルで『スターウォーズ』ということなのでございましょうが、
同じようなものを作っても参考にしたと思われるタイトルとのこの違い。
子供向けだから、なのでございましょうかねぇ。
なにかの要素を加えれば面白くなるというものではないことがよく分かりますな。
 
モスラは多彩な光線技を披露いたします。
元のキャラクターでは間が持たないと割り切ってやっているのでございましょうな。
 
 
 

2020/10/04 テキストでのフローチャートが画面上で崩れなくするために、
フォントを等幅の MS ゴシック に変えました。
見にくくなったと思われた方、すみませんです。
これだけ直すために、けっこう時間がかかってしまった……。

追記:フローチャートを別枠で表示することに成功したので、
   また元に戻そうかと思っております。
   (あるいはまた別のフォント?)



 
 
 
 
2020/10/05 先輩後輩TRPG『エネカディット』
平野累次/冒険企画局:著(新紀元社 Role&Roll Books(2020/10)
読んでおりますが、
これって、先輩が卒業出来なかったらどうなるんでしょ? 
後輩も留年? 
まぁ、恥ずかしいことは確かでございますな。
* あとで気がつきましたが、一年ごとにパートナー変わるわけでございますから、
  パートナーが留年してもあまり影響がなさそうでございますな。
  でも、連帯責任みたいのがあっても面白いよーな。
  いづれにせよ、恥ずかしい。

 
 
2020/10/06 ゲームブックじゃないクイズ。
アメリカの「悪魔の塔」は何から出来ている?
 
 
2020/10/07 答:玄武岩。
いや、古い本を見ておりましたら、

ワイオミング州にある『未知との遭遇』でおなじみの、
あのデビルスタワー(Devils Tower)が、
まんま「悪魔の塔」と訳されておりまして……。
それが面白かったのでクイズとして出しちゃいました。
  
 自賛を加えますれば、
単純に「悪魔の塔」でもなく、ワイオミング州の、でもなく、
アメリカの「悪魔の塔」としたところが、ミスディレクションとして
よろしゅうございましょ? 
アメリカの、というあいまいな範囲の広さが、
知識を問う問題かトンチか戸惑わせるあたり
問題としてなかなかではないかと思う次第……、蛇足でございますな。


 
 

2020/10/08 『ゴジラ』のTVアニメが来年4月から始まるそうでごづいますな。
構成・脚本は円城塔先生。
どんな感じになるんでしょう。
わりとカッチリまとめてくる?
 
 
 
2020/10/11 日本で野生のウシ科の動物っていうとカモシカしかいないのかぁ
(他に、野生化したウシも少数いるらしいですが)。
 
 
 
2020/10/13 第二次大戦後の高度経済成長期
開発によって、
ろくに調査もされず古墳は取り壊されてきたそうでございますな。
そりゃ、ハニワ幻人も怒るってものでございます。
 
それにしても『鋼鉄ジーグ』がイタリアで人気があるのはなぜなんだろ? 
スーパーロボットものが
まずこのあたりから彼の地に輸入されたということでまぁ納得いきますものの、
まさかそのままの形ではございませんでしょう。
敵がどんな設定になったのかが気になるところでございます。
 
 
 
2020/10/14 「科学の力」で「邪魔大王国全滅だ」という
鋼鉄ジーグ』の歌詞も先住民軽視につながりそうで大概でございますが、
それに続く「マグネロボシリーズエンディングでは
ナチュラルな女性軽視が見て取れます。
 
例えば「ガ・キーン」のエンディング。
男の根性見せてやる」に対して
女の悔しさ見せてやる」でございますからな。
男の意思に対し、女は感情かと言いたくなっちゃいます。
まぁ、演歌のイメージなのでございましょうけどね。
 
 
 
2020/10/15「バラタック」のエンディングもなかなかのものでございます。
ヘイヘイ ユージ ハイ マック
ドンマイ レッツゴー ハイ デッキー」(3番)に対して、
ゆこうぜ フランコ ユリもいる」でございますからね。
なんかついでと申しますか、オマケ扱いな感が。
いい言葉が見つからなかったのでございましょうけどねぇ。
 
 
 
2020/10/19 (2020/10/19 (Mon)ルンルン問題に関連して)

花の子ルンルン」といって思い出しますのが、
アニメック」誌の「チョメチョメコーナー」。
新聞のテレビ番組表などに載っていた誤植を紹介する
投稿コーナーなのでございますが、
その中にあったのが、このタイトルの誤植で、
花の子ルジルジ」。
なんかすごいでしょ、
軽やかにスキップしていたのが、泥沼に突き落とされるような語感で。
実際に歌ってみると、歌いにくくてさらに笑えます
 
ちなみに、「アニメック」誌 12号 p.48にございます
(かなり捜してしまいました~)
 
 
 
2020/10/21 毎年 TRPGフェスティバル が開催されている
(いた? 今年は表現が難しい……)大野屋さんって、
作曲家大野雄二先生のご実家だそうでございますな
(他にあそこら辺に同名のホテルがなければでございますが、ないでしょう)。
 
TRPGフェスティバルに行っている方には常識なのかもしれませんが、
知らなかった~。
数日前、お昼のNHKの番組で石坂浩二さんが、
大野先生から料理を教わったというようなことを(そっちもうろ覚え)
おっしゃっておられました。
 
 
 
2020/10/22 ハロウィンって、仏教の行事でいうと何に当たるんでしょう?
 
 
 
2020/10/23 施餓鬼会(せがきえ)かな、やっぱり。
 
特に日は決まっていないみたいなので、ハロウィーンに便乗すりゃいいのに。
って『聖☆おにいさん』でやりそう。
 
 

2020/10/24 ジラフではないキリンには、
馬・鹿 2種類があるそうでございますな。
 
馬偏の方のキリン=騏驎は、日に千里も走るという名馬
「騏驎も老いては駑馬に劣る」ということわざに使われているキリンがこちら。
 
鹿偏はご存じのとおり中国の想像上の動物
大河ドラマ『麒麟が来る』もこちらの麒麟でございます。
なんても聖人の出る前に現われるそうで、
が「」でが「」なのだとか。
 
鳳凰が「」でが「」などと言われ、
想像上の動物なので文句はつけられませんが、
でも麒麟にしろ鳳凰にしろ、雄雌の区別なんて考えないですよねぇ、普通。
 
 
 
2020/10/25 むかしの中国では、四方の異民族のことを、
東夷・西戎・南蛮・北狄(とうい・せいじゅう・なんばん・ほくてき)
呼ばわっておりました。
夷・戎・蛮・狄悪い意味を持たせた、いわゆる悪字にございますな。
自国以外を下に見る中華思想にございます。
 
 
 

2020/10/26 ところで、江戸時代あたりの日本では、
西洋人のことを、紅毛・南蛮と呼んでおりましたが、
その違いが奈辺にあるやご存じでございましょうか。
 
岩波の国語辞典によりますと、
紅毛オランダ人南蛮ポルトガルスペイン人のことだそうでございます。
つまり、キリスト教の普及を目的としなかったのが紅毛人で、
それを目的とした「キリシタン」が南蛮人と呼ばれたのでございますな。

キリスト教禁教の時代、キリスト教徒=敵という考えから
蛮族=南蛮という言葉が使われるようになったのでございましょう。
 
背景には、オランダ・イギリスといったプロテスタント勢が、
ポルトガル・スペインといったカトリック勢は
布教を口実に植民地化を狙っていると
アピールしたためもあったようでございます。
 
もっとも、紅毛・南蛮は、
それほどしっかりと使い分けられていたのでもございませんようでございますが。
 
 
 
2020/10/27 他に外国人に対する言葉といたしましては、
毛唐なんて言葉もございました。
毛深い外国人ということで、アジア系と区別したのでございますな。
毛深さで自分たちとの違いを言い表すのは昔からございまして、
たとえば、異民族を表わすえみし(=えびす)という言葉にも
毛人という字が当てられていたりいたします。
ただ、この毛人という言葉、侮蔑的かというとそうでもないようでございます。
蘇我毛人小野毛人など名前にも使われておりますからな。
強い人というイメージがあったのでございましょう。
 
この時代のTRPGをやる場合は、
このような名前の方を登場させても面白いのでは? 
たとえば、脇毛人とか漢字で見せられたら絶対に
「わきのえみし」とは読まれませんでしょうなぁ。
 
人間とも思われなくて妖怪と思われちゃう
(*もちろん実在の人物ではございません、念のため)

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 この絵は、 
「Role&Roll」vol.190「スチームパンカーズ」
「久我勇作冒険譚 第1話」から思いついたものでございます。
 
スチームパンカーズ
 
 これ第1話でございますから、次回以降続いていくのがほぼ確実でございますし、
前回も「スチームパンカーズ」は描いたので、
できれば他のネタにしたかったでございますが、
ちよっと思いつかなかったのでございます。
 
 
 最初は、一枚絵にしようと思っていたのでございますよねぇ。
 
 プラハの時計塔とかスチームパンクっぽいじゃないですか。
 歯車ゴチャゴチャで。
あんな感じの建物をメインにした風景でも描こうかな、
とまぁ、そんなことを考えていたのでございます。
 
 そんなわけで、
風景を描く参考として本文を読んでいたのでございますが、
読んでいるうちに、スパイみたいな人が警察に関わっちゃマズいんじゃない? 
というあたりから、このようなコマものになった次第にございます。
 
 結局、この絵が載ったvol.192 の「スチームパンカーズ」本編でも、
トランクを奪われ、あまつさえ警察に届け出たことを上司に怒られておりますな。
久我勇作さんって
そのあたりから考えると、比較的経験の浅いスパイなのでございますな。
 
 わたくしは、007かケン・田島さんばりのベテランスパイだと思っておりました。
 ですからこの絵でも、そんな用意周到、
トラブルにも動じない熟練のノリで描いてみたのでございます。
 
 最後のシーンは、中に入っているものをどうするかでいろいろ考えました。
 
☆ ケースは完全にダミーだった
 (ならばなぜ持たせた? この久我勇作さん自身がおとり? 
   確かに目立つ格好だから、囮だとしても不思議ないけど)
 
☆ なくしてもまた送ってもらえる
  (中のものは暗号化とかされていて他人に見られても大丈夫なものとか? 
   どっちにしても、だったら久我さんが運んでくる必要ある? 
   やっぱり彼はおとり? 送ってもらうにしてもそこで時間がかかるし、
   リスクもあるだろうし)
 
☆ 中に入っている重要書類は、一字一句すべて頭の中に入っている。
 (その場合、久我さんかケースかのどちらかが残ればいいんだけれど、
  覚えていたとしても信用してもらえるかどうか。
  やはり文書の形でないと信用されないのでは?)
 
☆ 特殊な開け方で、それを知らない人が開けようとすると、
  ケースが今の位置を教えてくれる。
  (この世界、
   通信技術は一応あるみたいだけど、どの程度のものなんだろう。
   +絵的に地味)
 
☆ 開け方を知らない人が開けると、毒霧が出たり、
  ケースがロボに変形したりして、開けようとした人を倒してくれる
 (久我さんのところとケースのところ、シーンが2つに分かれるので、
  コマ数的に難しい。目立つ、見ていた人に怪しまれる)
 
 などと、いろいろ考えた結果、
絵的に分かりやすいということであのような形になった次第でございます。
 

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『大統領を捜せ!!』大統領を捜せ
てつまなぶ:著 
菊池英一 :画 
オフケン :企画協力
(西東社シミュレーション・ブックス(1)
     /1985/7)
 
 ただ者ではないポール・ブリッツ様ご推薦の
大統領を捜せ』について
少し書いてみることにいたしましょう。
 
 
 エドワード大統領が専用機ごと行方不明になった。
 10日後にはサミットが迫っている。
 国際情報局局員、ケニーことケン・田島(キミだ)は、
 大統領を救出すべく、さっそく捜査に乗り出した。
  
 では、諸君の健闘を祈る。
 

  大統領を捜せ
 
 

 というわけで、スパイ物の世界で冒険をしていくわけでございますな。
 
 大統領を捜せ
 
 前書きには、32か所の選択と、22か所のエンドマーク
 それに4つのハッピーエンドがあると書いてございます。
 
 このゲームブック、やってみるとフシギなのでございすよね~。
一本道の話のようでいて、
ふと隣のページを見ると、ぜんぜん別の展開になっている。
ではルートが何本もあるかというと、それほどの分量でもなさそうだ。
 
 では、どういうことになっているのだろう、
 と申しますと──。
 
 フローチャートを見ていただくことといたしましょう。
(この程度のフローチャートだと、チェックを入れなければ1日2日で描けるので楽)
   重要なポイントは、15と73
  そこで大きく物語は2つに分かれ、
  合流することはないのでございますな。
 
  パラグラフノイローゼの軍人を選ぶか、
 
  パラグラフ31ハーケンクロイツを選ぶと、
  ネオナチのペスト計画
 
  パラグラフ31黄金のバラを選んだ場合は
  秘密結社ゴールデンローズの伏魔殿へ。 
  と、まったく違った2つの物語が
  1つのゲームブックの中で展開されている
  のでございます。
 

  
 
 
大統領を捜せ
 しかも双方の物語とも展開が急で、
舞台がどんどん移り変わってまいります。
 
 そのため、同じルートの物語内でも
通っていないところは
まったく別の物語みたいでございますし、
逆に違うルートのエピソードでも、
1つの物語内の展開であってもおかしくはない
 
 それでストーリーが
1本にも幾重にも分かれているようにも
思えるのでございます。
 
 
 
 
 

 
 ネオナチルートとゴールデンローズルートを比べてみますと

 大統領を捜せ  大統領を捜せ
 
 ネオナチのほうが王道のスパイ物

ゴールデンローズは、多少SFファンタジーが混ざっている感じでございます。
  
 ゴールは両方とも2つ
 
 フロー構造的には、両方とも同じような感じ。
 36(ネオナチ)と122(ゴールデンローズ)の迷路で分かれ、
それぞれにハッピーエンドが1つつくという形になっております。
 
 プレーした感じではネオナチのほうが力が入っている気がいたしますな。
そういう区別はないものの、どちらかと申しますれば、
こちらが本ルートでございましょう。
 物語的にも王道のスパイ物でございますし。
 
 ゴールデンローズのほうは、本拠に乗り込んでからが特徴的なので、
もう少しそこが長かったらよかったような気もいたします。
 
 
 選択肢に関しましては、ワザと外しているような部分もあって、
頭を使えば死なないというようなものではございません。
まぁ、この手のゲームブックは、そこが楽しいところでもございます。
 
 
 
 
 
さて、 
 この作品に対する「ウォーロック」誌の記事と申しますと、
 
 まず、vol.15のp.5「かってにアトガキ!」で、
ケン・田島先生が「西東社・イズ・ベスト!」というタイトルで、
『ベースボール・ゲーム』
(レギュラーズ9・作 ダイナマイト・鉄・画)の
レビューをお書きになっておられます。
  
 その中で、
 西東社のゲームブックに対する先生ご自身の評価が語られておりますな。
 
 FFクラスと比べれば低レベル、だが裏を返せばやりやすい、
 取っつきやすく初心者向け。で、
「派手な絵、デカいタイトル、適度なオチ。
 『マジかよ~っ』『ひゃー』とか、言いながら一冊を終え、
 『ふっ』とか、『まあまあじゃん』と、言いながら帰れる味があったのです。
 こんな愛すべきゲームブックがあったでしょうか」
  
 とお書きになっておられます。
 次にこの作品にインスパイアされたと思われる作品に、
 
 「ソウル・アドベンチャー スプリンターを守れ」
 わきあかつぐみ&冒険企画局 イラスト/大迫純一
 (「ウォーロックvol.23」p.35~53 パラグラフ数160)
  
                     
がございますな。
 
 
 また、「ウォーロックvol.37」からは、
 「マーくん調査室」というコーナーを鳥居雅博先生が担当しております。
 
 このお方、おそらくケン・田島先生と同一人物なのは、
 第11号の「秘境 "黒川鶏冠山" に幻の『黄金』を求めて」から推測できます。
 
 p.25の右端の計画書に CL と書かれているのは、
      おそらくチーフリーダー=隊長のことではないかと……。
 
(このあたり、以前ブログで書いたと思っていたのでございますが見当たらない。
 どうやらどこかのコメント欄か、昔あった「ゲームブックなチャット」に書き込んだようでございます)
 
 で、同誌vol.39 p.2では、
はじめてやったゲームブックは何?>というアンケートの結果に
対するコメントとして、鳥井先生は次のようにお書きになっておられます。
 じつは私、マーくんは
7位の「大統領をさがせ」が初めてやったゲームブックなんです。
たしかに「魔法使いの丘」「火吹山の魔法使い」に比べて
謎や戦闘は微々たるものだし、解いたときの感動も負けるかもしれません。
しかし、あの清涼飲料水を飲み干すような
軽いストーリーの爽快感と独特の雰囲気、
何度も楽しめるマルチストーリー。
私は今でもこのゲームブックが大好きです。
「ウォーロック」誌に載ったものといたしましては、
こんな感じでございましょうか。
 
 マルチに展開するストーリーについてでございますが、
ザッと思い浮かべるかぎり。
このように二本のまったく別のストーリーがくり広げられるゲームブックは
西東社の作品の中でも珍しいもののように思われます。
 
 先ほども書きましたとおり、
それが一本道にもマルチに展開する物語にも思えるところがこの作品の面白いところ。
 
 反論はございましょうが、
 第一作にして、西東社のベスト、なのかも知れません。
 書いているうちに、そのように思えてまいりました。










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『風姿花伝・三道』現代語訳付き
世阿弥:著 竹本幹夫:訳注
(角川ソフィア文庫/平成21年9月)
 
 
 おって、なんか高尚ですよねぇ。
その秘伝書だと言いますし、
それを大成したといわれる世阿弥先生のご本でございます。
風姿花伝』という題名も高尚そう。
 
 きっと高踏的、抽象的で難しいことが書かれているのでございましょう。
 そう思って、昨今になるまで、敬して遠ざけてきたのでございますが……。
 読んでみると、そんなことはまったくございませんでした。
 
 今で申しますと、How to本
 マンガ家や小説家のお書きになった入門書ですとか教養講座のテキスト。
そんな感じの本なのでございます。
 
 神事奉仕の無料の芸から始まった猿楽は、人気を得て商業演劇化し、
将軍様の愛顧を得るまでになったのが、世阿弥先生の時代でございます。
 
 今でいえば歌番組やドラマのレギュラーや看板番組を持つようになった
ぐらいの感じでございましょうか。
 
 要するに、能(田楽・猿楽)は人気商売だったのでございますな。
 
 そんな中にあって、世阿弥先生の立場である棟梁というのは、
主役であり、座長であり、経営者であり、脚本家であり、
振り付け師であり、指導者であり……。
 
 要するにすべてを仕切る役目を背負っていたのでございます。
 
 そんな彼が書いていることでございますから、内容は多岐にわたります。
 
 猿楽の来歴から始まって、
 年齢による稽古の違い、
 「物まね」──役の演じ方ですな──
 公演の仕方など、
 さまざまなことに及んでおります。
 
 書の性質上、肝要だけを記しておき、あとは口伝という感じで。
 その意味でもテキスト的でございますな。
 
 内容は非常に実際的
 小難しい理論の書ではございません。
 ただし、
採算であるとか経営といったものについても触れられてはおりません。
あくまで、芸としてのHow to 本なのでございますな。
 
 
 さて、
花伝書」でございますから「」について書いてある本でございます。
 
 「」とは華がある、というような意味での花でございますな。
で、世阿弥先生がどうお書きなされているかとかと申しますと──。
 
 まずひとつは「若さ」。
そのあたり、アイドルグループと同じでございますな。
これを「時分の花」と呼んでおります。
 
 それに対して「まことの花」とは、修練によって得られる芸のこと。
これがなければ、年齢とともに役者としての価値は下がっていく。
さらに、「まことの花」を極めたとしても、
歳の若いものに主役は任せ、自分は脇に回るのがよいともおっしゃっておられます。
 
 これについては、当時の猿楽が
かなり肉体を酷使する芸能だということも影響しているみたいでございます。
やっぱりアイドルグループっぽい感じ?
 
 そしてもう一つ、作劇・演出上の「花」として、
面白きこと」「珍しきこと」が挙げられております。
 ここでいう面白さや珍しさというのは、
かなり広い意味のことはでございますな。
芸として完成されている、美しい、ストーリー的に素晴らしい……。
 
 そうしたすべての魅力を含めての面白さ、珍しさ=新しさのようでございます。
 
 総合して申しますれば、
「花伝書」とは、いかに観客にとって魅力的な舞台にするか、
いかに人気がある役者、劇団にするかについて書かれたもの。
言い替えれば、いかにウケるかの本なのでございますな。
 
「風姿花伝」の中でもおそらくもっとも有名な
秘すれば花」という言葉にしても、そう。
 
 言葉だけが一人歩きすると、なにかものすごく深遠な言葉に思えますよねぇ。
 この「花伝書」自体が、秘伝の書だったこともあって、秘伝中の秘伝の感じが……。
 でも、そんなことはまったくございません。
 この「秘すれば花」の意味は、現代的な言葉で言えば、「ネタバレ禁止」。
 
 花とは面白さであり珍しさ。
 つまり新鮮さ、新しい! と思える要素が含まれているものでございますから、
それを公演前に観客に知られてしまっては面白くない、台無しだ、
そういう意味の言葉なのでございます。
 
 ですから、定番の、誰もが知っているような演目をやる場合には、
どこかしらアレンジを加えろ、ともお書きになってもいます。
 
 ひるがえって申しますれば、
公演する作品についてはどこかしら常に新しい要素を入れていけ、
ということでございましょう。
 
 
 
 地方に行ったらその地方なりの公演をすべし、みたいな文もあって、
それもいかにしてウケるかということでございますな。
 
 
 
 今の、権威づけられ、認められ、型にはまった芸術としてではない、
伸び盛りの気鋭の能がこのご本にはあるわけでございます。

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(上に書こうとしたのでございますが、長くなったので記事の方へ) 
 
 
ルンルン
という言葉は、
テレビアニメ「花の子ルンルン」が語源なのだそうでございます。
ちっとも存じ上げませんでした。
 
 ついでに申し上げますと、
岩波の国語辞典に「花の子ルンルン」という言葉が出てくること自体に
ビックリいたしました。
 
 
 ただ、調べてみますと、三省堂のサイトでは
それより前の例(「ペリーヌ物語」の主題歌などでございますな。他の例は、
それほど楽しそうな使われ方という感じでは無かったので割愛させていただきます)
を紹介していて、
こういう言葉の語源を決定することは難しいとお書きになっておりました
(だから三省堂の国語辞典には語源を載せないのだとか)。
 
 
 とは申されましても、
林真理子先生の「ルンルンを買っておうちに帰ろう」(1982年)の頃には、
すでによく使われていた言葉に思いますから、
直近となりますと、やはり「花の子ルンルン」(1979年2月-1980年2月)あたり
といえるように存じます。
 
花の子ルンルン」は、
キャンディ・キャンディ」の後番組でございますから、
知名度もございましょう。
それを機に広まったというのも、むべなるかなという話でございます。
 ちなみに、原作者の神保史郎先生は「50音表を見て響きの良い言葉を選んだ」
と語っていると、ウィキペディアには書いてございました。
 
 まぁ、リンリンランランでございますとか、
ラ行+ン弾むような語調があるのは間違いございませんな。
 
 せっかくなのでわたくしは。
 1stルパン三世の主題歌 3の「ル・ル・ル・ルパン」が「ルンルン」と転訛した
 説を唱えておくことにいたします 
 
 1971年とペリーヌとかよりも早いですし、曲調も明るいですし。
 主題歌 3 とは申せ、
 こちらの方が 1 よりも主題歌として流れていたような気がするのですよね。
 1 のほうは、挿入歌として使われていたような……。
 放送のバージョンの違いとかもあるかもしれませんが。
 ちなみに、2 は、エンディングテーマでございますな。
 
  
 他には、ルンバの「ルン」も「ルンルン」に貢献していらっしゃるのかも?。
 
 
 そんないろいろな要素が雰囲気としてただよって、
 このような気分語は出来ていくのかも知りません。
 

 でも、諸説あるにせよ、
 語源って書いてあった方が楽しいと思うのでございますけれどねぇ……。
 

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というわけで、「一人炎に立ち向かう」のフローチャートはこんな感じでございます。
 下のタイトルより開くか保存してくださいませ。
 テキストエディターで見る場合、
場合によっては「右端で折り返す」チェックを外した方がよろしいかもしれません。
 大抵は大丈夫かと存じますが。


「一人炎に立ち向かう」

 
 これまでテキストファイルをアップロードしても、
文字化けしちゃっていたのでございますが、
保存する際のエンコードを UTF-8(BOMなし) から ((BOM付き) というのに変えたら
いいらしいということが分かったので、
ようやくこの形でお届けできることになりました。
 

 今回のソロシナリオは、
横への広がりも大きかったため、どうしようかと思ったのでございますよね。
 文字を最小にしてもブログの巾からはみ出ちゃいますし。
 巾を抑えるために無駄なあがきとかもしたものでございます。
 
 最終的には、文字巾からはみ出したところでぶった切って、
その2として別に載せ、コピペでくっつけて下さい、
ということにしようかとも考えた──と申しますか、
そうするつもりだったのでございますが、そうならなくてよかったよかった。
 
 まぁ、
イベントをサブルーチンとして分け、骨格のフローからサブへ跳ぶ造りにすれば
問題は解決いたしますし、その方が構造も分かりやすいですし、
描くのも速くはございますでしょう。ホントは奏すべきなのでございますが……。
全部つなげるのが楽しいんですよねぇ。
 
 理屈を申せばフローの太り方も分かりますし
(ただしこれは描き方による違いもございますので、
 大まかなことしかつかめないのでございますが)。
 
 一応、点呼
 (すべてのパラグラフがそろっているかどうかのチェック)はいたしました。
 けっこう行方不明が多ございましてねぇ。
 その段階でも、大きく修正が入っております。
「20進んだパラグラフに進め」など、秘密の番号のところもそうでございますが、
このゲームブック、通常は太字で跳び先のパラグラフが書かれておりますのに、
なぜかいくつかそうなっていないものがあるのですよねぇ。
 それを見逃していて修正したり。
 
 あとは、四角をコピペするときのミス。
めんどくさがって数字を入れたままやるものでございますから、
それでミスをしてしまったところも……。
よくあることでございますから、
みなさまもこの形式でフローチャートを描こうとするならば気をつけて下さいませ。
 
 構成も素直でございますし、
サッサと描き終えてしまおうと思ったのでございますが、
結局約一ヶ月半かかってしまいました。
 
 9月のブログ記事が少ないのはこのせい……。いやいや。
 
 でも、フローチャートを描くのは本当に楽しいので、
みなさまもチャレンジしてみて下さい。
 
 一から作るのは難しいですけれどね。
 取りあえず、
このフローチャートからパーツをコピペして組み合わせていけば、
積み木感覚で出来ると思います。パズルみたいで面白いですよ~。
 
 そうそう。コピペの際は、矩形選択ができるテキストエディターないし、
ワープロソフトが必要でございます。
 
 
 
 
 ちなみにわたくしは、
 Kuro さまの Mery を使わせていただいております(ver 3.0.1)。
 縦書きと矩形選択、それにグーグル検索がわたくしにはとっても便利。
 
 最新版はα版で、そっちでも大丈夫だとは思いますが、
心配なら1つ前の(ver 3.0.4)がよろしいかと。
 
 フリーソフトで、Windowsの認証を受けていないため、
導入の際ウィンドウズディフェンダーさんあたりが警告を発してきますが、
多くの方が使っているソフトでもございますし、許可して構いませんでしょう。
さもなければ、別のソフトのご検討を、でございます。
 
※ 矩形選択については、上書きの矩形移動なんかも出来るのでございますが、
  あらかじめ移動先の範囲を指定してやらなければならないのがちょっと面倒。
  挿入でもあとで修正してやればいい話なので、
  問題はないことではございますが……
  (ワープロ専用機ではそのあたりが強力だったので、残念)。
  良く存じ上げはしませんが、ウィンドウズの仕様みたいなものでございましょう。

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『新クトゥルフ神話TRPGスタートセット』新クトゥルフ神話TRPG
マーク・メイソンほか:著 
坂本雅之、立花圭一ほか/アーカム・メンバーズ:訳
(エンターブレイン/2020/2)
 
 
 このソースブック、
ソロシナリオが入っているということは、
「Role&Roll」の記事にもございましたし、
本書のオビにも書いてございましたので、
気になってはいたのでございますが、
中が見えない状態で売られておりましたので、
買うのをためらっていたのでございますよねぇ。
 
 TRPGでソロシナリオといった場合、
必ずしもパラグラフ選択形式とは限らないじゃないですか。
それに値段に見合わないおざなりなものの場合だってございます。
 
 そんなことを考えますとねぇ。ちょっと手が出しにくい。
 
 ですが実際に買って中を開けてみますと、それが杞憂だということが分かりました。
 
 パラグラフ数270、40ページ。
 ストーリーもしっかりある、ちゃんとした作品でございます。
 
(ただし、本屋さんで手に取ったときに
 分厚いハードカヴァーのように感じられるのは、付録のキーパースクリーンのためでございます。
 それを取ってしまうと、同じ価格帯のソースブック等と似たようなものなので、
 そこだけはご留意を)
 
 
     ☆    ☆    ☆
 
 
 物語は、
 
アーカム行きのバスが途中の村で立ち往生してしまい、
その村で宿を求めるというものにございます。
 その村、エンバーウッドは近々祭がございまして、
どうやら「あなた」はその祭のために意図的に取りのこされたらしいのですが……。
 
『地獄の館』などでおなじみの、館ものの
拡大版、村バージョンといったところでございましょうか。
 
 
 
 このシナリオの役割は、
初心者に『新クトゥルフ神話TRPG』がどんなゲームであるのかを
具体的に紹介していくことにございます。
 
 そのため流れは段階的で、展開も素直。
 
 バスに乗ってから村に到着するまではほぼ一本道で、
その間にキャラクターデータがシートにほぼ書き込まれるように出来ております。
 最初はただ書いてあるものをそのまま書き込むだけでございますが、
次第にプレイヤーが選ぶものが増えていく……。
 と申しましても、難しいことはございません。
キャラクターは五つの選択肢から選ぶだけでございますし、
自由選択もそれほど難しくはごさいません。
 
 キャラクターを制作するというよりも、
キャラクターシートに書き込むことの抵抗を下げることが
このあたりの目的なのでございましょう。
 
 
 
 というわけで、村に入ってからが本番となるわけでございますが、
このあたりも、1日目、2日目と、
核心に迫るにつれ段階的に流れは濃くなってまいります。
 
 先ほども書きましたとおり、
このシナリオは『新クトゥルフ神話TRPG』が
どんなゲームであるのかを知らしめるのが目的にございます、
 
 そのため、色々な技能の判定させるべく、
さまざまな状況が用意されていて、展開も多彩なのでございますが、
その分、自分の持つ技能にうまく当たらないことが悩ましいところ。
 そんなわけで、難易度的にはちょっと難しい、かな?
 
 でも、ホラーでございますから、それも自然、と申してよろしいかも。
 そういう意味で、
プレイヤーがPCが死ぬことを考慮してくれるホラーというジャンルは、
ゲームブックと相性がいいのかもしれません。

 ヒロイックな話ですと、勝つのが当然、勝たなければ、
というイメージがございますから、
負けた場合ズルをしたくなる気持ち分かるというものでございます
(ルール的にはしちゃダメですよ)。
 
 
 
 ところで、
 TRPG……と申しますか、アドベンチャーゲーム、特に脱出系と申しますと、
わたくしには、真相を究明していき、それを解決、
もしくはそれに触れたあとで逃げ出すというイメージがあったのでございますが、
 このソロシナリオの場合、
とにかくとっとと逃げ出すという選択が選べて、
それが案外正解だったりするのですよねぇ。
その選択にもしっかりイベントが用意されていて……。
 逆に祭を阻止しようとあれこれやってみても無駄だったり……。
 そのあたりが新鮮でございました。
 
 そんなわけで、完全勝利といったすっきりとした解決はないものの、
それがホラーというものなのでございましょう。
 
 
 
 そのあたりさえ踏まえれば、
ルートも色々ですし、エンディングも複数あり、楽しめる内容だと存じます。

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ただ者ならぬポール・ブリッツ様の、
2020/10/01 (Thu)2018/10/10 (Wed)
コメントに対する回答
でございます。
 
 ので、そちらをお読みになってから以下御覧(ごろう)じてくださいませ。
 
 
 タイトル下でも、コメントでも、長いものは記事に書いちゃう。
 その方が読みやすいと思いますので。
                          (実は穴埋め)

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.このあたりで書いておく必要があるかな、とか思いましたので、
自分の好きなゲームブックを挙げておきますね。
 
 と申しましても、再録
 
 nacht_musikさんの
アリオッチ!アリオッチ!アリオッチ!」で、
『ゲームブック・オールタイムベストテン』(2008-01-01)
参加したときのものでございます。
 
 けっこう古い。
 2008年でございますからなぁ。
 ぐぐっても見つからなかったので、
 アドレス貼っておきますね。
 
https://nacht-musik.hatenadiary.org/entry/20080101/p1
 
 そのページをずっと下までスクロールさせて、
コメント欄の「もっと読む」ボタンをクリックしてくださると出てくると思います。
 
 コメント欄が消えてしまった場合は、
タイトルの『ゲームブック・オールタイムベストテン』を
クリックすると出てまいりましょう。
 
 ちょっと手間てはございますが。
まぁ、書いてあることは、ここと同じなので、とくに行く必要はございません
 

 ですが、他の方のベストや、
関連記事から跳べる結果発表などは、
興味ある方もいらっしゃると思いますので、参考までに。 

 
 これを書いたあとも、
ゲームブックはもちろん色々出ましし、見るべき作品もございますが、
これはこれでまとまっておりますので、このままにしておきます。
(太字を足し、ちょっとだけ文を変えましたが)
 ホントはじっくりひとつひとつの作品をやりたいところですし、
逆にすでにこのブログで取り上げたものもございますが、とりあえず。

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2020/09/08 NHKBS「クールジャパン 日本の食スペシャル」、多分再放送。
外国人が母国にも欲しい日本の食文化第1位居酒屋だった。
外国にも酒場はあるのになぜ、と思ったら、アチャラには
自由に選んで食べ物と飲み物をいっしょに楽しむという風習はないみたい。
フランスでは、食事の際ワイン飲むけど、
料理とワインの種類は決められていて自由な選択は限定的みたいだし、
イギリスでは食べるものをまず食べ、酒を飲むのはまた別、という流れみたい。
 
考えたことなかったけれど、
日本のRPGに出てくる酒場も海外から見たら特殊なのかも?
 
 
 

2020/09/11 ソフィスティケートという言葉がございますな。
一般的には、都会的洗練されているという意味で使われておりますが、
世慣れたすれっからしの、という意味も含む言葉だそうでございます。
もともとがギリシャの哲学・修辞学者である
ソフィストから来ているようなのですな。
ですから、詭弁を弄するとか、屁理屈を言うという風にも使われるのだとか。
確かに都会的なのはすれっからしなのかも? 

ですが、パラパラッと和英辞典を見ていて
すれっからしにこの言葉があてられているのを目にして、
意味間違えて覚えていたのかと焦りました。
 

 
2020/09/21 たまたま、
TRPGオンラインフェスティバルのオープニングを見る。
安田均先生が時間停止の魔法をかけられていた。
会場を乗っ取ろうとする悪い魔法使いの仕業なのか? オンラインで??? 
でも、誰か魔法を解ける人はいないのかなぁ、
人材はそろっているだろうにーー。
 
  
 
2020/09/22 結局TRPGオンラインフェスティバル
オープニング見ただけで終わってしまった……。 
 
 
 
2020/09/26 「宇宙船」vol.28 1986年2月号
ゴジラⅡ プロットコンテストの発表記事があった(p.58)。
 佳作筆頭は『ゴジラ対ビオランテ』(木暮瞬(小林晋一郎))なんだけど、
準佳作の2番目に、『NEWゴジラ2』あすかあきお とある。
どうやら本当にあのオカルトライター (でいいのかな?)の、らしい。
一体どんな話を書いたんだろ? 
 
怪しげな説が出てくるんだろうなぁ
 
 
 
2020/09/27 NHK-BS
『エスケープフロームL.A.』をやっておりましたので見てみました。
後半ぐらいから、ですな。
バイオハザード』とか、
この作品が元になったのでございましょうなぁ(それとも前作?)。
 
展開はとってもキッチュ
サーフィンから車に飛び移ったり、
古ぼけた大型客船からハングライダーで敵のいるテーマパークに飛んだりと、
なんか2Dアクションゲームのステージのようでございます。
シリアスな作品を期待すると裏切られますが、
割り切ればこの超展開が面白いというもの。
普通の映像から浮いている発展途上のCGもそんな感じと合っておりました。
(ちなみに前作『ニューヨーク1997』は見ておりません)
こういうゲームブックも面白いと思うのですが、どうでしょうかねぇ。
展開が強引すぎて、選択の意味が薄まるかも?
 
 
 
2020/09/29 横浜のガンダム、
観覧料が13歳以上1650円、7歳から12歳が1100円、
ドックタワーからの観覧がそれにプラスして3300円だって。
すごいなぁ、
根強いファンがいるなぁ。
 
 
 

2020/09/30 理論は理論でございますからな。
研究者はともかくといたしまして、
そういう考えもあると、頭の片隅にでも置いておけばいいものでございます。
 
理論で作品が作れるわけでもございません。
1つの理論に固執すると、
作れなくなったり面白くなったりということは、よくある話でございます。
 
正解を求めてしまうのも、考え物でございますな。
1つの方法論に固執すると、巾が狭くなって、
作品が面白くなくなるということもよくあること。
 
作品にとって一番大事なのは、読まれることでございますから、
それを阻む要素は、排除すべきなのでございます
 
 
でも、正解ってどうしても求めたくなっちゃうんですよねぇ)。

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(定義や分類は、感情を排して行わなければならないものでございますので、
  これは余談でございますが──)
 
    ☆     ☆     ☆

 「受容」については「眩暈」という言葉に対する反発があった。
 
 カイヨワは、
仮面をかぶり舞踏などを行うことによって、酩酊失神にいたるその行為を、
さまざまに資料を引いて、「原始的社会」の典型とした。
 
 
「仮面」→「失神」という下向きの流れこそ「原始的社会」だと位置づけたのだ。
 
 
 そうした混沌混迷の「眩暈」の社会が秩序だった「競争」の世界へと進化する──
それが、カイヨワの「遊びを出発点とする社会学の試み」の大要である。
「文明的社会」人らしい論法だと思う。
 が、「原始的社会」が好きな自分としては、これが気に入らない。
 あまりにも馬鹿にしすぎだと思う。
 確かに、「原始的社会」は弱い。
 が、それは「競争」の社会に属していないと言うだけの話である。
 そのルール、その尺度では勝てないのは当然である。
 だが彼ら「原始的社会」の人々は、自分たちの棲む自然に対する知識は、当然「競争」社会の人たちよりも深い。
 要するに、土俵の違いなのだ。
 
 カイヨワは、シャーマニズムの「仮面と失神」に着目した。
 しかし、「原始的社会」の人々は、別に失神をしたくてそれをしたのではない。
「仮面と失神」は、神の声を聞くための手段なのだ。
 そして、「原始的社会」の人々には、カミと出会い、神の声を聞く方法は他にいくつもある。
「仮面と失神」がすべてではないのだ。
 
 遊びの分類でいけば、「眩暈」は例えば、「競争」におけるサッカー──よりは上位の範疇か──「球技」というような範疇なのだ。
「球技」は「競争」を代表する遊びではあるが、そのすべてではない。
 それでレースやそのほかのスポーツを語ることは出来ないし、ましてやチェスやボードゲームをや、だ。
 社会での分類で考えてみるならば、例えば「株式」。これは「競争」社会の典型だが、これで「競争」社会すべてを語ろうとしたら、おかしなことになってしまうだろう。
 
「原始的社会」の人々が、カミに接し、その真意を聞こうとする方法は、「仮面と失神」だけではない。
 
 例えば聖地や禁忌の地。
 これらは、カミと出会う、もしくはカミに敬意を払い(恐れて)近づかないために存在する。
 例えばことわざ。迷信にせよ科学的に立証できるものにせよ、それらはカミの考えを知ろうとした結果作られたものだ。そうしたことわざになっていなくても、「原始的社会」の人々は、自分たちの領域に対して、深い知識とカンを持つ。
 あるいは来訪神、啓示。
 カミが人の姿、または声をもって、人と接触してくる場合だ。
 これは自らがカミを真似る「模擬」と似ているが、まったく逆だ。
 ここで人がすることは、それを受け入れること。それは自らがカミを真似ることとかなり違うと言っていい。
 
 失神により神の啓示を得る「眩暈」も含め、これらはすべて、カミからのメッセージを受け容れることを目的としている。
 それらをまとめて私は、「受容」という言葉を使った。
 遊びの分類もこれと同じだ。
 
(9/29の記事とするために、急ぎました。
  大意は変わりませんが、少し書き直すと思います) 

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 というわけで、「Role&Roll
vol.189「ヨーシャの冒険」(p.138-145)から連想した絵でございます。
 

クモ
 
 ここに登場するクモっておかしいですよね。
脚は10本あるし、地中に棲むのに糸を吐くし。
まぁ、進化の過程でどうにかなったのでございましょうが……。
わたくしは大きいけれどももう少し普通のクモを描いておきました。
 
 これ、構図に苦労したのでございますよね。
滑り込みながら剣を突きつけるレオさんと、
刃物のような脚を、そのレオさんにむかって振りおろす女王さま。
剣が二本とも刺さっているところと、女王さまのお顔とレオさんの表情とを
一枚の画面に収めたかったのですが時間切れ。
 
 クモって目と申しますか顔を下に向けにくい……。
  
 肚(はら)を切り裂かれて、
血とともに子蜘蛛がボタボタとこぼれ落ち、地面を這い回ります。
 確か、映画かマンガかでそういうシーンがあったような気がするんですよねぇ。
なんの作品か覚えてないですけど。
 
 最後にレオ様にかけたスクリーントーンは、ちょっと強く出てしまいましたね。
 もう少し、薄いつもりだったのでございますが。
 

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 ただ者ならぬポール・ブリッツ様から、
ゲーム論に関するコメントをいただいたので、2019/05/28 (Tue)
ここでゲーム論を2つほど紹介いたしましょう
 どちらも基本だと存じます。

 わたくしは、多分この2つぐらいしかゲゲーム論って読んでいないかも、です。
 まず1つは、
昔、賢者の石井文弘さまに教えていただいたのが「コスティキャンのゲーム論」。
こちらは今でもネットで読めるみたいなので、検索してみてください
(相変わらずリンクは貼らないなー)。
 
 当時パソコン持っていなかったものでございますから、
賢者様、これをプリントアウトして、郵送してくださいました。
 
パズルとゲーム~ゲームの定義に関して~」に書きましたことは、
この論のパズルは静的である、というところから考えたものでございます。
 もう一つは、ロジェ・カイヨワの『遊びと人間」。 
講談社学術文庫で出ておりますな。
 遊びと人間
『遊びと人間』ロジェ・カイヨワ:著
多田道太郎・塚崎幹夫:訳
講談社学術文庫(1990/4)
 

 なにかの折に、ゲームについて考える場合必読
とか書いた文を目にして、読んでみた次第にございます。
 こちらの方について少し書いてみましょう。
(ホントは、ちゃんと書くつもりだったのですが)
 
 
     ☆       ☆      ☆
 

 まずカイヨワは、遊びに関して次のように定義しております。
 
(1) 自由な活動
(2) 隔離された活動
(3) 未確定の活動
(4) 非生産的活動
(5) 規則のある活動
(6) 虚構の活動
 
 このあたりに異論のある方はあまりございますまい。
 
 古い定義なので、新しいゲームにはそぐわないと
おっしゃる方があるいはおられるかもしれませんが、それはそれ。
ニュートン力学と相対性理論、
ユークリッド力学と非ユークリッド力学のような関係で、
たとえばネット上では変わってくるというようなことはあるかもしれません。
 
 でも、基本的には問題ないと存じます。
  
むしろネット依存とか課金の問題とかを見ると、
これを崩すと弊害が出るように存じますな。
 
 こうして定義した遊びを、彼は4つ分類するのでございますな。
 
(1) 眩暈(イリンクス)……「ぐるぐる遊び」など知覚を陶酔させる遊び
(2) 模擬(ミミクリ)……演劇など
(3) 運(アレア)……賭博などなど
(4) 競争(アゴン)……スポーツなど
さらに、遊戯(パイディア) ばか笑いなど
ルドゥス(競技) パズルなど 
という分類もしておりますな。
 
 これは主に一人遊びに対するもので、秩序のあるなしを示しております。
原初的な遊びから、規則のある遊びへ、ということでございますな。またこの分類は、意思レベルの度合いも結果的に表わすことになります。原初的な楽しみは人が意識しなくても楽しいことがあれば自然に湧き出てまいりますが、規則のある遊びに対しては意思を持って挑むものでございますから。
 
 遊びと人間、表  
 
この意思レベルの差に拠る2つの分類は、前の4つのそれぞれの分類にも適応されます。
 いわく、
パイディアは、眩暈(イリンクス)・運(アレア)と結びつきやすく
ルドゥスは、模擬(ミミクリ)・競争(アゴン)と結びつきやすい
 
 陶酔を楽しむことや、運だのみの遊びが意思力とは関係なく、
演劇やスポーツが意思の力を必要とするのはいうまでもないことでございましょう。
 
 これをまとめて、解説では次のような図を示しております。
 
 遊びと人間、表
 
  縦軸にパイディアとルドゥスを置き、
  横軸は判定要素があるかどうか。
  カイヨワの論を端的に示しておりますな。
 
  













    ☆     ☆     ☆
 
 とまぁ、カイヨワの論の基本はこんなところでございましょう。
 ホントなら細かく書かなければならないところをいろいろすっ飛ばしてきたので、
実際に本にあたってください。
 
 でないと、いつまでたっても書き終わりませんので。

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* この記事は、ただ者ならぬポール・ブリッツ様のコメント
「悲憤慷慨しちゃう宿命なのです(汗)
2020/06/09 (Tue)『スーパーマリオブラザーズ vol.2 大魔王ネオクッパの挑戦』)
を中心に、
「老兵ですがまだしがみつきます(笑)」
「世をすねたゲームブックファンでございます(汗)」
2020/09/13 (Sun)ゲームブックの遊びの要素に関して。)、
あたりに書かれたことも引用しつつの返信でございます。
 
 まずはそちらをお読みになってください。
 
 ホントはコメント欄に書こうとしたのですが、
またまた長くなってしまいましたのでこちらに――。。
 
 そのあとのものは、とっ散らかりそうなのでまだ読んではおりません。
 
 
       ☆      ☆      ☆

 というわけで
 
「悲憤慷慨しちゃう宿命なのです(汗)」についてでございますが。
うーん、コメント欄で自論を展開しているなぁ。
それに硬直化しているような。
 でも考えさせてくれる。
 
 ありがとうございました。
 これ書くのにいろいろ脱線してしまい、ちょっと怠けてしまいました。
 時間かかってごめんなさい。
 話の流れが右往左往しているのも、ごめんなさいでございます。


 
 
 
 さて、
 
 どんな世界でもハイレベルな存在は必要でございます
製品においてもスポーツや芸術においても、ですね。
 ですから、ゲームブックにおいてもそれは必要だと思われます。
 一定数の需要がある以上は、なおさらのことでございます。
 
 製品や芸術の場合、それらを扱いやすく、大衆化することで、
一般製品として売り出されます。
 
 F1でつちかった技術が大衆車に応用されたり、
抽象画がデザインの分野で活用されたり……。ありますよね。
 
 ですから、ゲームブックの場合、
頂点があるのは問題ではなく、
裾野が広がっていかないことが問題なのででございます。
 
 さらにたとえば、作らない方にはわからないかもしれませんが、
プラモデルなども昔にくらべてずいぶん楽になりました。
 接着剤不要だったり、塗装不要だったり。
それで昔のものよりも正確な、あるいは格好のいいものができる。
 むかしは工作だったのが、今はパズルでございますな。

 あるいは翻訳なんかも、昔にくらべてずいぶん読みやすくなっております。
 
 そういう努力が重なることによって、文化は発展していくものと存じます。
 
 
完成度の高さと結果の多様さは、
 ゲームブックとして必要不可欠なものかどうか
 とお書きになっておりましたが、
わたくしは、両者ともそれらはあれば好ましいものと考えております。
 
 前者は必要と言ってもよろしゅうございましょう。
 
 筆が走りすぎたのだと思いますが、完成度=難易度ではございませんよ?
 
 難易度の低い、誰にでもプレイできるゲームでも
完成度の高い作品は存在いたします。
 児童文学に完成度の高さが要求されるように、
本来入門作にこそ完成度の高さは必要でございます。
 
 
 後者、結果の多様性、と申しますか、展開の多様性わたくしとしては必要ですな。
 
 何しろ物語が分岐することにこそ魅せられ、
小説ではない新しさを感じたのですもの。
 
 もちろん一本道も面白いものは面白うございます。
 何しろ、究極の一本道は小説でございますからな。
面白くないわけがございません。
 
 ただ、ではゲームブックに小説に匹敵する作品があるかと申しますれば、
少しはあるといたしましても、それほどではございませんな。
むしろ、一本道の作品の場合、ゲームブックだからこの程度でいい、
と楽している作品が多いような気がいたします。
 
 
 
 
投稿しまくるぞ、と覚悟を決めた矢先にウォーロック誌がつぶれ」た
とお書きになっておられましたが、
すると、その頃ゲームブックファンだったのですな。
 
 以前にも書きましたが、わたくしといたしましては、
そのあたり、と申しますか、双葉社後期(末期)のゲームブック
傑作が多いと思っているのですよねぇ。
 
『スーパー・ブラック・オニキス』のシステムを簡略化したような
ウィザードリィ 女王の受難』。
 
さまざまなゲームブックに対するオマージュが見られる
ウルティマ 失われたルーン』。
 
バグだらけなので他人には勧められませんが、
ゼルダの伝説 神々のトライフォース』。
 
そして、井上尚美先生の作品。
とりあえず『悪魔城伝説』を挙げておきます。
 
 このあたりの作品は、ストーリーも面白く、
システムも社会思想社や東京創元社のゲームブックを研究して
わかりやすいものにした感がございまして、
わたくしといたしましては、高く評価をしております。
 
 ただ、
わかりやすくてライトに誰でも20分くらいでエンディングに行けて、
 それでもなお楽しめるのがいいゲームブックとおっしゃるのでしたら、
その後のファミ通文庫のゲームブックのほうがよろしいかもしれません。
 
 ゲームブックが下火になったおかげで、
その頃のゲームブックは一見さんにも楽しめる難易度となっております。
 
 ストーリーもほぼ一本道、クイズありゲームありの楽しい内容でございます。
 20分では無理ですが、
そのぐらいで一息つける流れにはなっていると思いましたので、
問題ございませんでしょう。
 
 まぁ、多彩な展開が好みなわたくしといたしましては、評価いたしませんが。
 
 
 
 
 さて、難易度の話に戻りましょう。
 
「『双方向移動迷路』と、
『複雑なパラメータ管理』と、
『アイテムと情報の読者管理』」
 
 これらがゲームブックを難しくしているのは、ご指摘のとおりでしょう。
 他にもあるとは思われます。
 (たとえば一方向移動型でも、
 フラグ立てに失敗すれば詰むわけでございますから、
 その配置を意地の悪いものにすれば、難しくすることは簡単ですよね)
 
 ただ、これらは難しい=本格的=面白いとされた時代の産物ですな。
 難しくしようと思って作られたから、難しいのでございます。
 
 ですが、先ほど書きましたとおり、完成度=難易度ではございません。
 
 ですから、これらを丁寧に検証吟味し、
わかりやすく遊びやすいゲームブックにすることこそが、
ゲームブックの完成度を上げるということだと思います。
(そして、そうした試みは、すでになされているとわたくしは思います)
 
 難易度と完成度は別物ですから、そうした研鑽は、
難易度の高いもの、低いものどちらにも必要なことでございますな。
 
 
 
 
 ただ、ただ者ならぬポール・ブリッツ様のお書きになったような
「わかりやすくてライトに誰でも20分くらいでエンディングに行けて、
 それでもなお楽しめる」ゲームブックとなると、
システムよりも、物語の完成度を上げていく必要がございましょう
 
 この条件でシステム重視ならば、ゲームブックよりも
ボードゲームやカードゲームの方がよい気がするのですよね。
近ごろはゲームブック的なそれらのゲームも増えてきていると聞きますし。
 それに、サイコロをふるにしろシフトカードにしろ、
本から手を離さなければならないという弱点がある。
それが物語を途切れさせる可能性というのは、ございますな。
 
『ブラマタリの供物』などは、
本からなるべく手を離さない工夫をされておりますが、
そのようなものもヒントになるかもしれません。
 
 ちょっと脱線かな?
 まっ、それはともかくといたしましても、
やはり楽しめるゲームブックには、面白いストーリーが必要だと存じます。
 
 

 書きおとしたことがあるかもしれませんが、こんなところで。

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(「『ウォー・ゲーム』(ただし西東社の)」2018/10/07 (Sun)に対する、
ポール・ブリッツ 様からのコメントに対する返信) 
 
 
 
2018/10/07 (Sun)の記事
『ウォー・ゲーム』(ただし西東社の)」に、
ポール・ブリッツ 様から、コメントをいただきました~!!
 
 うれしいですな。ゲームブックについて、
特にTRPG系以外のそれについて、
まともに考えてくれるかたがいらっしゃるだけでもホントにうれしい。
 
 さてさて。
 
 この記事では、西東社のゲームブックシフトカードについて紹介しております。
 
 それを単なる当てものと書いたのに対し、
 
サイコロを振る代わりに、ランダム性を保持しつつも繰り返しプレーするプレイヤーのその成功確率を上昇させていくシフトカードというシステムは、シミュレーションゲームを擬似体験させるという目的でのゲーム作成としては大発明
 
とお書きになっております。
 
 正確なところは、当該コメントをお読みください。
 
 で、わたくしの返答といたしましてですがねぇ。
 
 シフトカード、確かにユニークですよね。
 そうでなければ、ブログで取り上げることはいたしません・
  
 でも、これをシミュレーションゲームでございと紹介したら、
えっ? と思う方のほうが多いのではございませんでしょうか。
 シミュレートは模擬でございますから、
ランダム性だけではそうは呼べないのではないかと存じます。
 
 現実に照らして考える要素がないと、
当てものの域を出ないと思うのでございますよね。
 
 シミュレーションゲームでも、データや計算が変で、
単なる当てものとなっているようなものはあると存じますが、
それはそれでシミュレーションゲームとは申せませんよね。
 
 
 ただ、
シミュレーションゲームでないから劣っているとはわたくしは考えません
 
 ゲームブックは、遊びでも本でもあるものでございますから、
その遊びの部分で工夫をしたということにおいて、
このシフトカードをはじめとする西東社の試みは評価できると存じます。
 

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2020/08/01 戦後すぐの1947(昭和22には、
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)から
飲食営業緊急措置令」(ポツダム命令)
というものが出たことがあったそうでございます。
外国に食料援助してもらっている手前、
闇米の流通はまかり成らんということでございますな。
ものがない時代でございますから、
闇米でも使わなければ飲食の提供なんて出来なかったのでございましょう。
この法令下では外食券食堂という指定を受けた食堂しか主食の提供は出来ず、
そこで食べるために必要な外食券は米穀通帳を提示して
あらかじめ交付してもらうという――要するに配給分から、
ということでございますな。
 
 
 
2020/08/02 (続き)この法令に対してお寿司屋さんは、
米をお客さんに持参してもらうことで対抗いたします。
「持ってきてもらった米を寿司にするのは、加工業であって飲食業ではない」
というへりくつでございますな。
でも、これが認められちゃったそうでございます。
他にも、裏口から客を入れて違法に、とかもあったようでございますが……。
とにもかくにもこの「飲食営業緊急措置令」が廃止されるのが1949(昭和24)年。
発布が7月で廃止が5月だそうですから、
約2年にわたって、飲食店が営業できなかったのでございますな。
 
 
 
2020/08/03 宮武一貴先生がデザインをなされた
さよならジュピター』の有人探査船スペースアロー(1982)と、
ガンダムセンチネル』に掲載されたカトキハジメ先生の
MSA-0011[Bst]PLAN303E"DEEP STRIKER"(1988)って似ていると思いません? 
立体化された映画とプラモデルでは似ても似つかないものなので
気づかない方も多いかもしれませんが、
スペースアローの設定画とディープストライカーのイラストは
シルエット的に似ている気がいたします。
 
インスピレーションの一助になったのかなぁ。
 
 
 
2020/08/04 桑田次郎(二郎)先生がご逝去なされたそうでございますな。
冥福をお祈りいたします。
読んだものと申しますれば、
『8マン』『エリート』『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』ぐらいかなぁ。
 
デビュー当時は丸っこい絵を描いていて、
手塚治虫先生が手伝いをお願いしようとしたら、
全然違った画風になっていてビックリした、
なんてエピソードを聞いたことがございます。
 
スターログ」の№9(ツルモトルーム/1979/7)p.84-85 には、
『ウルトラセブン』のマンガについてのミニインタビューがございましたが、
お仕事として描いたという感じでございますな。
 
テレビも初期とあとはフィルムで見せてもらったもの以外は見ていなかった、とか。
 
 
 
2020/08/06 そんなわけで、『エリート』をつい読んでしまった。
宇宙意志的存在・アルグールに選ばれた3人。
彼らは、エリートと呼ばれる超人となった。
その一人として選ばれた竜太郎は、みずから作った戦闘服に身を包み、
悪の権化ダンガーと戦う。
 
単体ヒーローの『幻魔大戦』といった感じ。
延々続いていればもっとスケールの大きな話になったのだろうけれど、
ラストは2人の対決で終わる。
 クライマックスにいたるまでの盛り上がりからするとちょっもの足りない。
もう一人、ジョンという超能力ベイビーが神的存在としているのだが、
ラストあたりでは登場せず。
2部構成の作品だが、
もう1部あったら、さらに大きな物語が展開されるのではないかと思われた。
 
 
 
2020/08/07 NHKを見ていたら、
『大菩薩峠』で中村玉緒さんが、
帯を解かれてごろごろ転がるカットを紹介しておりました。
いや、玉緒さんの若い頃を紹介したもので、
帯くるくるを紹介したのではないのですが――。
 
それと『ドラゴン怒りの鉄拳』を見ていたら、
チャン(ブルース・リー)を取り囲む敵の円陣が
拳法のせいかショッカーの戦闘員っぽい
ああいうパターンのルーツと変遷って気になる。
 
『怒りの鉄拳』は、やっぱりテーマソングがいいね。
ストーリー的に『ランボー』にも似たところあるのかなぁ。
ラストは昔見たときは、
もっと門のそばで、もっと高く跳んでいたような気が……、
気のせいだったんでしょうなぁ。
 
 
 
2020/08/09 本屋さんへ行って、何冊か本を買ってきました。
で、思ったのですが、袋買わないで手持ちの袋に入れると、
本のオビとか破れることもありそうですな。
幸いにして仕切りがいくつもあるカバンだったので事なきでしたが、
無造作に入れると、ねぇ。
 
以前本屋さんでもらった袋を持っていった方がいい場合もありそう。
……違う本屋さんの袋持っていったら、いやな顔されるだろうなぁ。
 
 
 
2020/08/11 何の気なしに検索してみたけれど……。
そうか、空飛ぶ円盤に乗った宇宙人のことも円盤人って言うのか。
どっちにしろ、普通の人には縁のなさそうな言葉だなぁ。
 英語だとぜんぜん別、なんだけど、
wheelieで検索してみると、オートバイのウィリー走行の画像しか出てこない……。
 

2020/08/12 遣唐使って、才能学問があるのはもちろんですが、
外見選考条件だったらしいですな。
使者となる方は、
たちいふるまいがおだやかで上品でなければならなかったみたい。
背も高かったそう。
要するにイケメンでございますな。
 
唐の書物には、
容止温雅」「容姿閑雅」「進止有容」などと表現されていたみたい。
「中国の歴史の本はあまり外国人をほめないんですよ。
それをほめているんですから、かなりのハンサムであったと考えていいでしょう」
陳舜臣先生もおっしゃっておられます。
 
他の国とも比較されますでしょうからな。
礼節の国、日本の名を辱めないためにも、
しっかりとした選考がなされたのだと思います。
これは別の見方をすれば、そういう国でありたいという、
日本の考えでもございますな
(参考:「NHK 歴史への招待6」日本放送出版協会/昭和55年4月)
 
 
 
2020/08/13 ポコペンって、中国語の「不够本」bugouben(ピンインは省略)
から来ているのだそうでございますな。
意味は 元本より下回る ことだそうで、
それが、とても話にならない、ダメだという意味になったそうでございます。
正直、こんな言葉に語源があるとは思いませんでした。
でも、語源を抜きにしても、
ポンコツやボコボコやペケやポンとの語感の類似で、
はじけたりダメになったりするイメージがございますな。
バ行やパ行といった、破裂音が中心となっているからでございましょうか……。
 
 
 
2020/08/14 『クロイドン発12時30分』F.W.クロフツ:著 霧島義明:訳(
創元推理文庫/2019/2)、読了。1934年作。倒叙ミステリの基本
王道ゆえに展開はオーソドックス。

犯人が綿密に計画し、慎重に行動した犯行が、
警察側の推理と調査によって暴かれていく……。
とはいえ、警察側の行動が明らかになるのは、最後の2章だが。
 
古典とはいえ名作として残るのは、
犯人の心の動きの描き方と、警察側の目のつけ所のよさだろう。
事件のほころび方のポイントがちゃんと考えられていると思う。
より露見しやすそうな第2の犯行については軽く触れられるだけで、
第1の事件メインに解明されていくところもいい。
ラスト、フレンチ警部が、これは推測だが……と、
そんなところまで当てることで気ないだろう、というところまで
ピタリと推理しちゃっているのはご愛敬といったところか。
作者としては、全部書き切っておきたかったんだろう。
 
 
 
2020/08/15 とぅでい あいむふぁいん ないすていすと らいす
Today I'm fine, nice taste rice.)ーー「きょうも元気だご飯がうまい」は、
大滝詠一さんの「れっつおんどあげいん」で覚えた英語でございます。
ホントにこれで合っているのかは存じませんが、
この時期これ、本当に大事でございますな。
熱中症は食欲なくしますし、
コロナウィルスにかかると味覚障害を引き起こすと申しますし。
何よりもこの暑さの中やっていくのには、
ちゃんと食べなければやっていけません。
ご飯をおいしく食べるためにも、体調と健康に気をつけてまいりましょう。
. 
 
 
2020/08/18 ケチャップと申しますれば、
トマトケチャップが普通思い浮かびますが、米国日本はそれでいいとして、
その認識が当てはまらないところもあるみたいですな。
 
野菜、果実、キノコなどを原料にした調味料、ということで、
イギリスではキノコやクルミのケチャップが一般的、
東南アジアでは
バナナやマンゴーやパイナップルなどが使われていたりするのだとか。
果実を使ったのとかは、チャツネみたいなものでございましょうか? 
で、もともとは魚醤のようなものを指していたとかだそうで、
そうなると、ケチャップという名でくくられる味というのは、
ほぼほぼないと申してよろしいのでございましょう。
イギリスでトマトケチャップを頼むときは、
トマトソースといったほうが無難だそうでございます。
 
 
 
2020/08/19 ソーシャルディスタンスって、
ある種の人から社会的、心理的に距離を置くことって、
差別に関係しそうな社会学の言葉らしいですな。
コロナウィルスで言っている距離を取ることは
正しくはソーシャルディスタンシングというらしくございます。
 
ややこしい……。
 
海外でもややこしかったらしく、
WHOフィジカルディスタンシングという言葉に切り替えたとか。
こんな面倒な言葉を使わなくても、
「距離をあけましょう」で通じるはずなのではございますが、
やはりキャッチコピーとして英語を使いたいのでございましょうな。
そのほうが専門用語っぽくて偉そうですし、カッコよくもございますから。
 
 
 
2020/08/20 レオタードの語源は、ジュール・レオタールという
19世紀フランスの曲芸師なのだそうでございます。
空中ブランコを現在の形に発展させた人みたい
(ただ、この時は一人のパフォーマンスだったらしいですが)。
 
検索して写真を見ると、手首足首まで被うもので、
腰にはスカートみたいなものをつけていたようでございます。
演目として空中ブランコが取り入れられたことによって、
それまで世襲制だったサーカスに
器械体操関係者が入ってくるきっかけの1つになったとも
ウィキペディアには書かれてございますな。
空中ブランコはサーカスの華でございますし、
誰でも出来るというでもございませんから、
自然とそういう形になったのでございましょうな。
 
 
 
2020/08/23 しまった~!! Role&Rollの発売日って28日だったのか。
ネットでチェックしないのがいけないんだけど(ソンした)。
でも、発売予定から6日? 遅れるって珍しい。、

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下のこれは、vol.188「ウタカゼシナリオ 届かなかった贈り物」からでございますな。
Role&Rollvol.190の読者欄に載せていただきました。

ウタカゼ
 
  実はこの号、特集のクトゥルフ「凍てつく呼び声」から
描こうと思っていたのでございますよね
(このタイトルって「Call of Cold」とかになるのでございましょうか)。
クライマックスの赤い二つの光は、
目ではなくて実は二頭だての赤鼻のトナカイさんだった、という様な方向で。
 
 でも、クリスマスネタは、ボツにはなったものの
「シャドウラン」(vol.187)でやっちゃったし、
描くとなるとコマに収めるのはつらいかな、などと考えて、
「凍てつく呼び声」でシリアスな絵を考えていたのでございます。
 ただ、思いつくものはちょっとシナリオどおりで面白くない……。
 
 と思ったていたところ目にとまったのが、
「ウタカゼ」クリスマスキメラのイラスト(p.44)でございます。
 
 やはり絵があると描きやすいですよね。
 
 見ているうちにこちらの方が絵的に面白いかな、
ウタカゼ』で描くのも久しぶりだし……。
 以前紹介した『ユニコ 魔法の島へ』の
おもちゃの竜のイメージがあったので、
そんなイメージも合わせてで描いてみることにいたしました。
 
 で、描いているうちに、
なんかこれって『機動戦士ガンダム』に登場する、
ユニークな形の試作モビルアーマーに似てるっぽい……ということになって、
こんな感じの絵とあいなりました。
 
 パロディやるつもりはなかったのでございますけどね。
 
 手前の子も、最初は3頭身の男の子と女の子だったのでございますが、
構図とポーズが決まらず、こんな感じに――。
 
 ブーツの羽根は安全な着地用でございます。
 
 でも、なんと申しますか、結局クリスマスネタになってしまいましたな。
 

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