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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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『ブラマタリの供物 クトゥルフ神話ブックゲーム』(新紀元社)
      発売記念イベント フーゴ・ハルと語る、
          ゲームブック/ブックゲームの楽しみ方/つくり方 の

ブログに上がった写真を見ていたら、奥の方になにやらそれらしき書影が。
 
というわけで図書館で借りてまいりました、 

 
『羊を数えて眠る本』羊を数えて眠る本
   ブライアン・ログウッド(二見書房/1993/1)
 
 ただ、借りるとき詰まってしまいました。
一度検索機で出てきたのに、あとで検索しても出てこない。
さんざん打ち込んで、
仕方ないので「羊を」で検索してみたところ、分かりました。
最初はちゃんと打ち込んだのに、
あとで試したときは『羊を探して眠る本』と
やっていたのでございますな。
まったく機械って融通利かない。
 
 
 これ、書店で見かけたときは、
さんざん迷って結局買わなかったのでございますよね。
だって、ゲームブックではなくってパズル本でございますし。
それに、パソコンで作ったような画面(マック風?)で、
羊がコピペな感じが手抜きに思えたのだと思います。
 (コピペでも労作なのでございますが)
 

 さて、
 開いてみると、
 農場の地図が描かれ、ログウッド一家の紹介がございます。
「今日は一家そろって羊を数える日」というわけで、
それぞれがそれぞれの方法で、羊を数えていくのでございます。
 構成は、午前(西の牧場)、午後(東の牧場)、夜(東の牧場のフェンス)の三部。
 夜には狼も現れます。
 一種のストーリーゲームなのですな。
 これが絵自体と相まって、全体をいい雰囲気に仕立てております。
 
 というわけで、
 両開きの画面に何匹かの……何匹もの羊が描かれております。
 タイトルどおり、これを数えていくのでございますが……。
 
羊を数えて眠る本 
 
 
 そうそう。本屋さんで見たときは、これ、時間の推移を表していて、
最初の見開きの羊を数えたら、
次の見開きでは、さっきいなかった羊を数えて最初のものに足していく、
といった面倒くさいものなのかなぁ、とか思ったのでございますよね。
 
 それも買わなかった理由だったような……? 
 でもそうではないご様子。
 見開きごとの羊はそれぞれいる場所が違っているみたいで、
それをどんどん足していけばよろしいようでございます。
 
やすらかな眠りに誘う不思議な絵本」とソデに書いてはございますが、
まぁ、まったく眠らせるつもりはございません。
 数えているうちに、どんどん目がさえてまいります。

 こんなの簡単だろうと急いで数えていくと、
牧羊犬や人までも巻き込んで数えてしまい、
なんか多く数えてしまったりしているのでございますな。
ではとばかりに、数えなおすと、今度は何匹か足りなかったり……。
  

 それぞれのチャプターの最後には羊を数えて眠る本
Question」がもうけられておりまして、

 

 羊の数は何匹? ですとか、
 誰それはどういう方法で数えていた?
 狼に食べられたのは?
 てなことを聞いてくるのですから、
なおさら眠れない……。
 巻末の袋とじには、その答が書かれています
(ただし、第三部の答はございません)。
 
 
 これ、今だったら手軽にできるデジタルゲームとしてできるんじゃないかなぁ。
そうすれば、開くたびに数が変わったり、羊が動いたりして数えにくくなったり……。
 ただそれだと、今は逆に安くなってしまうのでございましょうなぁ。
 雰囲気からいっても、紙の本の方が収まりがいいような気はいたします。
 
 ところでこの本、英題は
「COUNT SHEEP A BOOK FOR HAVING A GOOD SLEEP」とあり、
作者は「BRIAN  LOGWOOD」となっているのですが、
翻訳本ならあるはずの原書のデータがないので、
日本で作られたものだと分かるのですが……。
 
 検索してみましたら、
韓国語版とか、
今回は見つけられませんでしたがドイツ語版みたいのもございました。
ともに発行年は日本語版より後。
 
 ということは、翻訳されて海外にも行ったということなのでございましょうなぁ。
まぁ、文章量は少ないので、翻訳は簡単そうでございますし、
ユニークな本なので、そういうこともあるのでございましょう。
 
 でもおそらく、日本発の本だと思う人はいないのは?
 
 ホント、こういうアチャラっぽい本を作るのがうまい!! 
  感心する次第でございます。

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