2024/11/21 ソニーがKADOKAWAの買収を検討している。交渉は早ければ数週間で決着する可能性も、という話が2~3日前飛びこんでまいりましたな。これが本当でしたら、KADOKAWAのサイバー攻撃直後から話があったのでございましょう。これが成立すると紙媒体が減りそうですなぁ。清濁併せ呑むKADOKAWAの濁の部分が捨てられそうな気も。niconicoなんて過激な書き込みはアウトになって、映画やアーチストのプロモーションに使われそう。コンピュータゲーム界隈も合併・再編で面白くなくなった気がするけど、そうなるんだんだろ……のかなぁ。まぁ、技術のソニーでございますから、サイバー攻撃に対してはかなり信頼度の高いものとなりそうではございますが。
というわけで、
「Role&Roll」誌、vol.171の読者欄に載せていただいた絵でございます。
これを描いた月は、ゲームブック月間。
『フェアリーテイルゲームブック 夢幻島の怪物』につづき、
『ブラマタリの供物』をプレイしていたのは、このブログでご承知のとおり。
というわけで、「Role&Roll」vol.169って
ほとんど読んでいなかったり……。
そのため、
描く絵は選択の余地なく『ブラマタリの供物』に相成った次第でございます。
クライマックスのシーンなのでございますが、
原作の描写に忠実に行くと、この場面に写っていることって、
時間の隔たりがあるのでございますよね。
ですから、映画のポスターのように、
いくつかを一つの画面に収めたものと考えてください。
木も、ホントはバオバブなのですが、
バオバブって正直面白みのない木なのでございますよね。
太い幹がまっすぐに立っているだけで。
なので、そのあたりも樫とか栗とか桜の古木のように、
ゴツゴツと曲がりくねったものを参考にいたしました。
触手の描写も、細く狂ったムチのよう(p.232)とあり、
もっとぬるっとしたものなのでございましょうが、
つまらないので曲がりくねった枝や根のような描写に。
真ん中あたりの背景は、
もっとベタを増やして、奥行きを出すつもりでございましたが、
ついつい根か枝を増やしてしまいました。
木の上方は、
ホントは、幹が上向きに大きく口を開いてそこから無数の触手があふれ、
ヨグ・ソトースさんの球体をつかむような感じにするつもりだったのでございますが、
めくれた樹皮を描いているあたりで、これアフリカ大陸っぽい……となったので、
こんな感じに。
ですからアフリカ大陸の上のあたりは穴で、
そこから触手が這いうねる予定だったのですよね。
ここだけの話でございますが。
正面に立っているのは、マウロンさん。
その腕にかかえているのは、ネルソンさんの頭でございます。
このあたりももっと効果的で、わかりやすくしたかったのでございますが、
こんな形になりました。
ちなみに、バオバブは、大きく卵形の果実をつけるのだとか。
それが彼の地では重要な栄養源なのだそうでございます。
樹皮と種子は解熱用として、
また、幹には大量の水を含んでおり、水資源としても欠くことのできないものだとか。
作品では「悪魔の木」と呼ばれておりましたが、
彼らにとっては「命の木」なのでございますな。
まぁ、一つのものが立場の違いによって逆の意味を持つことは、
よくあることではございます。
水源として枯渇したバオバブの木のうろは、
シャーマンや呪医、詩人や音楽家など、
重要人物の遺体を安置するお墓として使う風習もあるそうで、
そのあたりは『ブラマタリの供物』にも似た描写がございましたな。
バオバブの木は、死者の住む霊界との通路として信じられているのでございます。
(参考:『木々の恵み』フレッド・ハーゲネーダー著 玉置悟訳(毎日新聞社/2009/1)
「Role&Roll」誌、vol.171の読者欄に載せていただいた絵でございます。
これを描いた月は、ゲームブック月間。
『フェアリーテイルゲームブック 夢幻島の怪物』につづき、
『ブラマタリの供物』をプレイしていたのは、このブログでご承知のとおり。
というわけで、「Role&Roll」vol.169って
ほとんど読んでいなかったり……。
そのため、
描く絵は選択の余地なく『ブラマタリの供物』に相成った次第でございます。
クライマックスのシーンなのでございますが、
原作の描写に忠実に行くと、この場面に写っていることって、
時間の隔たりがあるのでございますよね。
ですから、映画のポスターのように、
いくつかを一つの画面に収めたものと考えてください。
木も、ホントはバオバブなのですが、
バオバブって正直面白みのない木なのでございますよね。
太い幹がまっすぐに立っているだけで。
なので、そのあたりも樫とか栗とか桜の古木のように、
ゴツゴツと曲がりくねったものを参考にいたしました。
触手の描写も、細く狂ったムチのよう(p.232)とあり、
もっとぬるっとしたものなのでございましょうが、
つまらないので曲がりくねった枝や根のような描写に。
真ん中あたりの背景は、
もっとベタを増やして、奥行きを出すつもりでございましたが、
ついつい根か枝を増やしてしまいました。
木の上方は、
ホントは、幹が上向きに大きく口を開いてそこから無数の触手があふれ、
ヨグ・ソトースさんの球体をつかむような感じにするつもりだったのでございますが、
めくれた樹皮を描いているあたりで、これアフリカ大陸っぽい……となったので、
こんな感じに。
ですからアフリカ大陸の上のあたりは穴で、
そこから触手が這いうねる予定だったのですよね。
ここだけの話でございますが。
正面に立っているのは、マウロンさん。
その腕にかかえているのは、ネルソンさんの頭でございます。
このあたりももっと効果的で、わかりやすくしたかったのでございますが、
こんな形になりました。
ちなみに、バオバブは、大きく卵形の果実をつけるのだとか。
それが彼の地では重要な栄養源なのだそうでございます。
樹皮と種子は解熱用として、
また、幹には大量の水を含んでおり、水資源としても欠くことのできないものだとか。
作品では「悪魔の木」と呼ばれておりましたが、
彼らにとっては「命の木」なのでございますな。
まぁ、一つのものが立場の違いによって逆の意味を持つことは、
よくあることではございます。
水源として枯渇したバオバブの木のうろは、
シャーマンや呪医、詩人や音楽家など、
重要人物の遺体を安置するお墓として使う風習もあるそうで、
そのあたりは『ブラマタリの供物』にも似た描写がございましたな。
バオバブの木は、死者の住む霊界との通路として信じられているのでございます。
(参考:『木々の恵み』フレッド・ハーゲネーダー著 玉置悟訳(毎日新聞社/2009/1)
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