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2025/05/18 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」 ガンダムの重箱の隅みたいな細かい知識や、監督の好きなアイドルみたいな内輪ウケネタって、  ガイナックス系的と申しますか、実に '80年代オタク的でございますよね。たとえば大林宣彦監督の『時をかける少女』が流行ったときは   原田知世さんネタが色々なマンガでございましたり、そんなのと同じでございます。鶴巻監督はそういうちょっとしたノリで乃木坂ネタを出したのでございましょうが、真面目で純粋な何割かの今のガンダムファンには嫌われたようでございますな。ネットのせいでもございましょう。紙媒体が主流の頃でございましたら、そういうのって自分で見つけてニヤリとしたり、雑誌で見つけてへぇ~ってなるもので、炎上とかにはなりませんでしたからな。
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「ブラマタリの供物 後日譚 暗黒の鎮魂歌」
「Role&Roll Vol.172 p.142-149」暗黒の鎮魂歌

『クトゥルフ神話ブックゲーム ブラマタリの供物』
後日譚でございます。
vol.170所収の前日譚「仮面の訪問者」
も少しだけ関連するようでございますな。
 
 主人公はイースト・エンドの刑事。
 担当地区で起こった
複数の自殺を担当することとあいなります。
 ここ一週間のうちに三件。
そのどれもが<暗い日曜日>という歌
がらみらしいのでございますな。
 
 三人とも、そのシャンソンの
暗い音色にとらわれて発作的に自殺した
というのが公式見解なのですが、
刑事のカンがそれは違うと告げている……。

 ということでキミは、
片目眼帯の占い師、キ・マイラの協力を得て捜査を開始する、
というわけでございます。
 
 ちなみに、<暗い日曜日>は現実に存在する歌らしいですな。
「自殺ソング」として知られることを含め、あらましは作中にあるとおり。
 
「You-Tube」に上がっているものを聴きましたが、
言葉が分からないせいか、わたくしがぼんくらなためか、
自殺したい気分にはなりませんでした。
 
 (「黒い日曜日(ブラックサンデー)」なら、
   義理チョコで売っているお菓子にからめたネタができたのに、
   でも大して面白くないか……。などとは思っておりませんよ?)
 

 多方向移動型。
 3カ所の現場を中心に捜査し、場合によってはそれ以外へ、
という流れになっておりまして、
『シャーロック・ホームズ10の怪事件』から、
無駄足となる場所を省いた構成といえばおわかりいただけますでしょうか。
 
 結果的にはすべてのパラグラフをまわることになるとは思うのですが、
現場にあるものを一つ一つあたり、
そこで見つけたものが他の場所と結びついて……という、
そういう過程こそゲームブックの醍醐味でございますな。
 
 で、調査完了し真相を突き止めたと思えたら、パラグラフ35へ。
 そこでキ・マイラ氏から4つの質問が発せられるわけでございます。
 そのあたりも、『シャーロック・ホームズ10の怪事件』と同じ
 千里眼を名乗るキ・マイラ氏が、ここではホームズ役を担うのでございます。
 
 設問の感じも、『シャーロック・ホームズ~』と同じ。
 はっきりとした答えを見いだしていない場合には、
どうにもあいまいに思える問いにございます。
 
 まぁ、一通りまわって、ある程度考えたので、明快ではないものの自分の答をメモ。
 
 
 問:Aは、まぁたぶんこの話の中では……。
 問:Bは、おそらくこんな感じで。
 問:Cは、カンでいくと……
 
 とあいまいな言葉が続きます。
 で、問:D。
 これががとくに困ってしまいます。
 5つの「要素」。
 「要素」なんて言葉を出された日にゃ、何でもありじゃございませんか。
 ものでも、何かの条件でもいい。
 何を持って正解なのか。どういう答をすれば正しいのか……。
 
 とりあえず、5つ見つくろって、メモします。
 
 で、答あわせ。 
 
 このゲームブック、
 解決編パラグラフ55に、
 パラグラフ29に書かれておりまして、
 ゲームの最中、それら、とくに解決編の絵なんかを
「うっかり」見てしまわないようにするのが難しいですな。

 異論はおありかと存じますが、
まぁここら辺が紙のゲームブックのアジだとわたくしは思っております。
 
 答がどうしてもわからない。
でも解決編を読むまえに、なんとか自分で答を出したい。
そういう人に対する悩ましき誘惑
それがゲームブックらしさでございますな。
 
 今回は、その誘惑を退けることができました。
 
 というわけで、わたくしの刑事の結果は……。
 
 Aはまぁ、当たりと考えていいでしょう。
 Bもだいたい合っている。
 Cは当てずっぽだから、ダメだよなぁ。
 Dは、ぼんやりやっていたので、当たるはずもない。
 
 ということで、大目に見ての2問正解。
 <暗い日曜日>の流行を止められず、未曾有の大戦を早める結果に……。
 まぁ、それが普通なのでは、と個人的には思います。
 
 だって、難しいんだもん。
 
 物理トリックによる殺害ではございませんでしたが
 中心となる謎は、曖昧ではなくはっきりと再現できるもの。
 でも……細かいよ~!
 
 ゲームブックで似たような謎を探すとなると、 
 山口雅也先生の『13人目の名探偵』かな? 
(小説『13人目の探偵士』でもよろしいのですが)
 知っておられる方は、これにうなずいていただけるものと思います。

 ちなみに、 
ブラマタリの供物』やクトゥルフ神話に対する知識は、
このゲームブックをプレイする場合、あった方がたぶん有利だと思います。
 
 もっともわたくしは、クトゥルフ神話のほうはそれほど知識ございませんし、
『ブラマタリの供物』も気づかずに結末に来てはじめて、
ああ、これとかが『ブラマタリ~』につながるのか、と思いましたもの。
 知識があっても、役に立たないことも……。
 
  でも、たいていの人はそうじゃないかな……。
 わたくしはそう思います。
 ……。
 負け惜しみではございますが。
 
 
*)ところで、最大のカン違い。
  この話、ブログに書くまでてっきりアメリカの話だとばっかり思っておりました。
  そういえば、BBC……ロンドン、イースト・エンド……。
  確かに、イギリスの話だなぁ……。

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