2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
(タイトル下に書こうと思ったのですが、長くなったのでこちらへ)
藤子不二雄(A)先生が4月7日ご逝去されたそうでございますな。
今ごろは、怪物ランドで自適を送っていらっしゃるのでございましょう。
あの地は嶮峻な地形も多そうでございますから、
旗包みやモズ落としなども楽しめるのではないかと存じます。
藤子不二雄(A)先生が4月7日ご逝去されたそうでございますな。
今ごろは、怪物ランドで自適を送っていらっしゃるのでございましょう。
あの地は嶮峻な地形も多そうでございますから、
旗包みやモズ落としなども楽しめるのではないかと存じます。
合作としてのヒット作は『オバケのQ太郎』が最後。なのでございましょうが、
アルファベットが入るまでは二人で描いていたものだとばかり思っておりましたよ。
作風が違うのは、作者としての巾を拡げるためで、
どちらがメインになりながらも、同じ場所で描いていたのだとばかり。
でも、リアルに想像してみると、アシスタントを擁している状態では
その方がかえってやりにくいのかもしれませんなぁ。
それにしても
F先生がインドアで子供中心、空想科学指向、洗練に向かっていったのに対し、
F先生がインドアで子供中心、空想科学指向、洗練に向かっていったのに対し、
A先生が現実向きで、ホラーや時代劇に関心が向き、大人向けのものに移行し、
絵も竹ペンや写真などを使ったざらっとした感じ、
という風に違っていくのが面白いですな。
絵も竹ペンや写真などを使ったざらっとした感じ、
という風に違っていくのが面白いですな。
意外なのは、『シルバークロス』や『スリーZメン』が
A先生作品だということでございます。
A先生作品だということでございます。
ただ、言われてみればで納得すれば、
F先生の場合はドラえもんの大長編であっても、
最後までキッチリと話を考えて描くタイプでございますよね。
に対してこれらの冒険活劇は、
敵を決めてしまえばわりとその場その場で話を
つなげていけるものなのかもしれません。
そういうのはF先生の作風ではないのかも。
このような違いが化学反応して合作時にはよく働いたのでございましょう。
二人の作風が、と申しますか、A先生の作風が変わっていったのは、
週刊誌の出現や大人向けの雑誌の登場、
それに劇画の存在が大きかったと思います。
週刊誌の出現や大人向けの雑誌の登場、
それに劇画の存在が大きかったと思います。
『まんが道』に、劇河 大介という男が出てまいりますよね。
特定の人物をモデルにしたわけではなさそうでございますから、
あのお方は作者のA先生が劇画という存在に出会った衝撃を
キャラクターとして登場させたものだと思います。
あのお方は作者のA先生が劇画という存在に出会った衝撃を
キャラクターとして登場させたものだと思います。
時代劇やホラー、現実的な物語には子供向けのきれいな線よりも、
劇画のざらっとした感じがあっていたのでございましょう。
劇画のざらっとした感じがあっていたのでございましょう。
A先生が受けた影響というのは少なからぬのものだったと存じます。
手塚先生は、劇画の登場により自分の作風に苦しんだと申します。
旧来の漫画やディズニーアニメのようなかあいらしい絵に、
小説や映画のドラマ構造──特に悲劇──を入れたことに新しさもあり、
またひずみもあったのでございましょうな。
小説や映画のドラマ構造──特に悲劇──を入れたことに新しさもあり、
またひずみもあったのでございましょうな。
手塚先生は悩みながらもそれを統合し、
『ブラックジャック』などの作品を作りあげていくわけでございますが、
藤子不二雄先生の場合は、
適性に合わせてそれぞれの道を行ったというわけでございます。
『ブラックジャック』などの作品を作りあげていくわけでございますが、
藤子不二雄先生の場合は、
適性に合わせてそれぞれの道を行ったというわけでございます。
新しい道を模索するにせよ、
読者年齢が上がって子供まんがが縮小する中それにとどまるにせよ、
そこには葛藤があったのでは、と勝手に想像してしまう次第でございます。
読者年齢が上がって子供まんがが縮小する中それにとどまるにせよ、
そこには葛藤があったのでは、と勝手に想像してしまう次第でございます。
ところで、かあいらしい絵柄で残酷なドラマというのは現在では
『まどか☆マギカ』などある一定受け容れられておりますよね。
『まどか☆マギカ』などある一定受け容れられておりますよね。
マンガが螺旋を描いて進化したと申しますか、
そのようなものを受け容れられる環境にマンガがなったと申しますか。
このような作品の登場は、まぁ、なんと申しますか、
アダルトな暗部を経過しているような気もしないではございませんが。
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まどマギはコンセプト自体あまり好きではないのですが
寺田ヒロオが1992年に亡くなったのは年代を考えればベストなタイミングだったのではないかな、と。あの人がまどマギを見たら虚淵玄に強烈な怒りの手紙を内容証明付きで送っていたんじゃないかとちらっと考えました。
寺田ヒロオみたいなああいう人が絶対にメジャーになれないだろう現代は得たものも多大だがなにか重要なものを失ったような気もしないでもありません。
寺田ヒロオみたいなああいう人が絶対にメジャーになれないだろう現代は得たものも多大だがなにか重要なものを失ったような気もしないでもありません。
寺田ヒロオ先生が、なのですね
尋常ならざるポール・ブリッツ様が抗議をするのではなくて、
寺田ヒロオ先生が、ということでございますね。勘違いをしておりました。
そして、ズルいと申しますか、論点がぼやけるので書くべきことはございません。
でも、仮定の話ではなかったら、大絶賛ではないでしょうか。
問題作として作っているでしょうから抗議は想定内でしょうし、
抗議文するほど心動かされたということは成功なのではと思います。
実は『まどか☆マギカ』は
芳文社から出たフィルムコミックでしかほぼ見ていないのでございますよね。
その後再放送の時10分ぐらい見ましたけれど、内容知っているし、いいかな、と。
わたくしには、一気に読めるし解説もあるフィルムコミック版のほうが
理解しやすく思いました。
寺田ヒロオ先生のお仕事も『『漫画少年』史』ぐらいしか持っておりません。
先生のまんがも、その中に載っている「おんぼろ地蔵物語」「おばけちゃん」という
3ページぐらいの作品しか不勉強にも読んだことがございません。
ネットで紹介記事は見たのですが、先生のスポーツものは
意外と水島新司先生あたりの野球マンガにつながっているのではございませんでしょうか。
寺田先生が現代にマンガを描いていたら──。
同時期に描いていらっしゃるマンガ家の方も大きく絵柄を変えているのでございますから、
構図やコマ構成、絵の洗練など絵的な進化はアリと考えましょう。
そこのふり巾を大きくしてしまうと予想がつかないので、
藤子・F・不二雄先生ぐらいの感じで。
それでも続けていけたかというと疑問ではございますが、
逆に現代だったらアリかもしれません。
多様性の時代ですし、子供によい本を読ませたいという親は多いと思うのですよね。
『快傑ゾロリ』や『クレヨンしんちゃん』みたいなものはイヤ、という方が。
寺田ヒロオ先生が、ということでございますね。勘違いをしておりました。
そして、ズルいと申しますか、論点がぼやけるので書くべきことはございません。
でも、仮定の話ではなかったら、大絶賛ではないでしょうか。
問題作として作っているでしょうから抗議は想定内でしょうし、
抗議文するほど心動かされたということは成功なのではと思います。
実は『まどか☆マギカ』は
芳文社から出たフィルムコミックでしかほぼ見ていないのでございますよね。
その後再放送の時10分ぐらい見ましたけれど、内容知っているし、いいかな、と。
わたくしには、一気に読めるし解説もあるフィルムコミック版のほうが
理解しやすく思いました。
寺田ヒロオ先生のお仕事も『『漫画少年』史』ぐらいしか持っておりません。
先生のまんがも、その中に載っている「おんぼろ地蔵物語」「おばけちゃん」という
3ページぐらいの作品しか不勉強にも読んだことがございません。
ネットで紹介記事は見たのですが、先生のスポーツものは
意外と水島新司先生あたりの野球マンガにつながっているのではございませんでしょうか。
寺田先生が現代にマンガを描いていたら──。
同時期に描いていらっしゃるマンガ家の方も大きく絵柄を変えているのでございますから、
構図やコマ構成、絵の洗練など絵的な進化はアリと考えましょう。
そこのふり巾を大きくしてしまうと予想がつかないので、
藤子・F・不二雄先生ぐらいの感じで。
それでも続けていけたかというと疑問ではございますが、
逆に現代だったらアリかもしれません。
多様性の時代ですし、子供によい本を読ませたいという親は多いと思うのですよね。
『快傑ゾロリ』や『クレヨンしんちゃん』みたいなものはイヤ、という方が。
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