2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
ゲームブッククイズ(148)
『魔城の迷宮』
奥谷晴彦:作
刀根広篤:イラスト
二見書房 ザ・ミステリ・コレクション/1989/3)
作品内の記述がすべて正確だったとして、
ジンギス・カーンがルドスを征服したのはいつ頃のことになる?
(特定できなかったので、答は、何年から何年かの間のいつか、という形になります。
クイズとしてユルいなぁ)
『魔城の迷宮』
奥谷晴彦:作
刀根広篤:イラスト
二見書房 ザ・ミステリ・コレクション/1989/3)
作品内の記述がすべて正確だったとして、
ジンギス・カーンがルドスを征服したのはいつ頃のことになる?
(特定できなかったので、答は、何年から何年かの間のいつか、という形になります。
クイズとしてユルいなぁ)
答:1218~1227年のいつか。
答を導くためには、
ウィキペディアを大いに頼りにすることになります。
まず、ジンギス・カーンがルドスに攻め入ったのは、
150年前だと書かれております。
この数字が正しいかがまず疑わしいのでございますが、
問題が「すべて正確だったとして」でございますから、
ぴったり150年前だと考えておきましょう。
この150年前というのは、明の時代から数えてのことでございます。
明は1368年に始まるので、
その150年前――1218年まではありうるということでございますな。
では後ろのほうは? と申しますと、
当然ジンギス・カーンさまが生きていなければ話になりません。
ジンギスさまの死亡したのは1227年8月25日だそうでございますから、
1218年から1227年までの10年間の
可能性があるということでございます。
……。
いやね、もう少し詰められると思ったのでございますよ。
注目したのは、540の「お宝」。
その中に、「明王朝の早逝した王妃」という言葉がございましょ?
その王妃がお亡くなりになっていなければ
このお宝があるはずはないのでございますから、
それ以降にまで絞れると考えたのでございます。
そうなりますと……。
まず、ハーマンさんは14世紀の人だと紹介されているので、
明へ行ったのも14世紀のこととなりますよね。
とすると、彼が訪れたのは、
初代皇帝・朱元璋(洪武帝)さまの御代だったと考えられます。
洪武帝さまは1398年にお亡くなりになるまで皇帝だったので、ほぼ間違いないでしょう。
ですから、そのお后さまの中から、該当する人物を探せばいいのでございます。
となると、まず候補に挙がるのが馬(ば)皇后でございますが、
このお方は長く生きていたみたいなので、たぶん違います。
なんといっても、1382年まで生きていたので、150年前は1232年。
ジンギスさんの死んだのよりもあとになっちゃう。
その他の妃に関しては、洪武帝から嫌われていたり、
ウィキペディアに名前だけしか載っていなかったり……。
そんな中で、条件を満たしたのが、成穆(せいぼく)貴妃という方でございました。
このお方は、1343~1374年とまぁ短命ですし、
死を悼んで洪武帝が諱(いみな)を送ったということですから、
かなり愛されていたことでございましょう。
というわけで、彼女の死亡年から150を引くと、1374-150で1224年。
それを考慮に加えると、
1224~1227年。
その4年間に絞れるのでございますな。
と、まぁ……。
なのですが……。
ここまで読んできて、何が間違いかお分かりでございましょうか?
行を開けますので、ちょっと考えてみてください。
☆ ☆ ☆
答:この物語の主人公は、ハーマン・オクトーネさんじゃないのですな。
もしも、彼女とともに埋められたという“人形の館”の見取り図を発見したのが
彼だったのなら、それ以降というこの仮説は認められます。
でも、この物語の主人公は君。
540のお宝を発見した(発見する可能性がある)のも、君なのでございます。
ですから、この見取り図が埋められたのも、
ハーマンさんがルドスを訪れたのよりのちの時代ということも考えられるわけで、
この仮説は成立しないということになるのでございます。
それ以外の地図が、
ハーマン・オクトーネさんが訪れる以前からあったものと目されますし、
その時代から時が止まったようなルドスの迷宮でございますから、
この人形の館の見取り図も、
それ以前から存在していたと思いたいものではございますが、
そうだと言える証拠がございません。
残念でございますな。
あとは、
ジンギス・カーンの事跡からルドス来訪の時期を推測するか、
明の外交からオクトーネさんが明にやって来た時期を推察するか、
しかないでしょうが、
そのあたりは詳しいかたにお委せいたします。
作中に描かれた物などから、
時代を特定したり矛盾を見つけ出したり出来ないかと思ったのでございますが、
さすがそのあたりはぬかりないようでございます。
そもそも、時代はハーマンさんが訪れたときではございませんから、
そのようなところを探しても意味はないのでございますが……。
でも、時代が現代だとしてもこの作品、
明やそれ以前の時代から延々と時が惑い迷い止まり続けている感じが、
雰囲気としてよく描けておりますよね。
それでついつい、
ヒスイの人形の館のことを考慮に入れてしまった、
のでございます。
……。
言い訳ではございますが……。
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