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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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『西遊記 天竺(インド)への道』西遊記インドへの道
シミュレーションプログラム研究会:著
(白馬出版/昭和60年10月)

 
お話はといえば――。
 
 『西遊記』とございますが、
これは玄奘三蔵さまよりも100年あとの日本の話。
八世紀の中頃。東大寺の毘盧遮那仏が建立されてから
3年の時を経たころでございます。
その記念式典に顕現した観音さまのお達しに応じ、
若手僧侶一の道鑑が天竺をめざして旅立つというもの。
 
西遊記インドへの道
 
 
 孫悟空や猪八戒、沙悟浄といったおなじみの面々にも、
日本もしくはその近海ですぐに出会います。
 
 この、原作と違う主人公で原作と同じような旅を、というのは、
第一作目の『ザ・チャレンジ 80日間世界一周』
から受け継がれているところでございます。
 この作品では明治33年(西暦1900年)に、
ジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』を読んだ賢次少年が、
本当に80日間で世界が一周できるか賭けをして旅立ちます。
 
 それはさておき。

 天竺到達までの期限は4年。
 観音さまが別にそんなもの設定しなくても……とは思いますが、
ゲームなのでしかたがない。
 
 本文中には太字で所要期間が何ヶ月か書かれておりますから、
それを記録して進行していくわけでございます。
 
西遊記インドへの道 
 
 
そう聞くと、
八世紀の半ばの東アジアの歴史や地理に関して詳しい知識があれば有利なのか
とも思えますが、そんなことはございません。
 
 推理力を駆使してルート選択しても、
現実的な、もしくは西遊記らしいトラブルに巻き込まれて
ちょいちょい足止めを喰らいます。
 
 有利に進めることが出来るかは、運次第なのでございます。
 
 なにしろ、103まで数字はふられているものの、それはページ数で、
パラグラフ的にはスタート・ゴール含めて34ぐらいでございますから。
 大したことが出来るはずもございません。
 
 こうした
時間を記録していくゲームブックの場合にはしばしばあることでございますが、
分岐をまとめるためにトラブルで時間を調整しているのでございますな、
映画『キャノンボール』(2だったかな、それとも両方?)みたいに――。
 たしか、『縄文伝説』もそうだったと記憶しております。
 
 なので当てずっぽうにポンポン行ってよろしいかと存じます。
 
 まぁ、パラグラフ的には少ないものの、ルートは多彩。
シルクロードや海路を行くルートなどもあり、
また8世紀当時の出来事や西遊記というパックボーンもございますから、
変化に富んでいて面白いですよー。
 
 とは申せ、パラグラフ数が少ないのはアダでございますな。
 題材がいいのですから、もっとさまざまな展開が見たかったところでございます。
 
西遊記インドへの道  
 
 ちなみに、このシリーズ第1弾の『八十日間世界一周』についても少し。

 こちらは、イラストを描いた人の表記はなく、絵はそれなりの出来でございます。
 システム的にはほぼ同じ。
 なので、ストーリー的にも同じようなこと
   ――題材はいいのだけれどパラグラフが少ない――が申せます。
  
 でも、『八十日間世界一周』のほうが面白かったかな?
  
 だいぶ昔にプレイした記憶なので、あいまいではございますが。
  
 

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