2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
『モンスター事典 ー奈落の底からー
アドバンスト・ファイティング・ファンタジーの怪物たち』
スティーブ・ジャクソン&イアン・リビングストン
編著:マーク・ガスコイン
(グループSNE/新元号元年2月
/"OUT OF THE PIT FIGHTING FANTASY MONSTERS"/MAY 2011)
この本をお求めになられる多くのかたは、
中を見ることができない状態で買うと思われます。
そこで、検討の際に知っておいた方がよさそうなことを
「あとがき」から抜き出してみましょう。
☆ この本の元になった作品は
『モンスター事典』として社会思想社からすでに出版されている。
扱われるモンスターは、
『火吹山の魔法使い』
『バルサスの要塞』
『運命の森』
『盗賊都市』
『死のワナの地下迷宮』
『トカゲ王の島』
『雪の魔女の洞窟』
『地獄の館』
『恐怖の神殿』
『魔法使いの丘』
『城塞都市カーレ』
『七匹の大蛇』
『王たちの冠』
『ファイティングファンタジー』
「願いの井戸」
「シャグラッドの危険な迷路」
アドバンスト・ファイティング・ファンタジーの怪物たち』
スティーブ・ジャクソン&イアン・リビングストン
編著:マーク・ガスコイン
(グループSNE/新元号元年2月
/"OUT OF THE PIT FIGHTING FANTASY MONSTERS"/MAY 2011)
この本をお求めになられる多くのかたは、
中を見ることができない状態で買うと思われます。
そこで、検討の際に知っておいた方がよさそうなことを
「あとがき」から抜き出してみましょう。
☆ この本の元になった作品は
『モンスター事典』として社会思想社からすでに出版されている。
扱われるモンスターは、
『火吹山の魔法使い』
『バルサスの要塞』
『運命の森』
『盗賊都市』
『死のワナの地下迷宮』
『トカゲ王の島』
『雪の魔女の洞窟』
『地獄の館』
『恐怖の神殿』
『魔法使いの丘』
『城塞都市カーレ』
『七匹の大蛇』
『王たちの冠』
『ファイティングファンタジー』
「願いの井戸」
「シャグラッドの危険な迷路」
のもの。
登場するモンターの数は、206種類。
(裏表紙で「250種類にもおよぶ」と書かれているのは、
数え方の違いなのでございましょう)
データなど内容は、社会思想社の『モンスター事典』とほとんど変わっていない。
縦書きを横書きに改め、多くのモンスター名を現代に合わせて変更した。
続編として『超・モンスター事典ー奈落の彼方にー』があり、
それも近々お届けできればと考えている。
ようするに社会思想社版と大して変わらないということでございますな。
ちなみに申しそえておきますと、社会思想社版にあった
4枚のカラー口絵は、今回なくなっております。
データに関して申しますれば、「攻撃度数」が「攻撃体数」に改められておりますな。
データの解説をしているp.16(旧p.23)をみると、
一ぺんに攻撃できる相手の最大数ということなので、
確かに「体数」のほうがわかりやすい。
あと、「出典」という項目が加えられましたが、
こっちはイラストの初出というだけなので、あまり役には立ちません。
読む方としては、イラストに関わりなく、どこに出てきたかが知りたいというのに。
それもできれば、上に挙げられた本を越えてでございます。
サイ男とかクロウ・ビースト(鉤爪獣)などは、
『モンスター誕生』でも印象的な登場をいたしましたからねぇ。
どんなモンスターがどういうところでどういう風に出現したかは、
シナリオ制作の参考になりましょうに……。
索引に、モンスターとゲームブックの対応表とその逆引きとかがあったら
うれしかったところでございますが……。
この本を作るのにマニアックな方が関わっていなかった、
ということでございましょうか。
さて、
ここまででは、
内容は社会思想社版とほぼ変わらないので、
旧版を持っている人は特に買わなくていい。
でも、そういう人が記念に買うのでしょうなぁ……。
という結論になるところでございますが、
まだ1つ、肝心なことが抜け落ちております。
そう、訳でございますな。
新版は後出しだから、
旧版より正確になっているのだろうけれど、
浅羽先生の訳でいいんじゃないかなぁ……。
とお思いになっていらっしゃる方も多いと思います。
比べてみましょう。
どの項目でもいいのでございますが、比較的短いので……。
イノシシ年ですからイノシシにいたしましょう。
データの解説をしているp.16(旧p.23)をみると、
一ぺんに攻撃できる相手の最大数ということなので、
確かに「体数」のほうがわかりやすい。
あと、「出典」という項目が加えられましたが、
こっちはイラストの初出というだけなので、あまり役には立ちません。
読む方としては、イラストに関わりなく、どこに出てきたかが知りたいというのに。
それもできれば、上に挙げられた本を越えてでございます。
サイ男とかクロウ・ビースト(鉤爪獣)などは、
『モンスター誕生』でも印象的な登場をいたしましたからねぇ。
どんなモンスターがどういうところでどういう風に出現したかは、
シナリオ制作の参考になりましょうに……。
索引に、モンスターとゲームブックの対応表とその逆引きとかがあったら
うれしかったところでございますが……。
この本を作るのにマニアックな方が関わっていなかった、
ということでございましょうか。
さて、
ここまででは、
内容は社会思想社版とほぼ変わらないので、
旧版を持っている人は特に買わなくていい。
でも、そういう人が記念に買うのでしょうなぁ……。
という結論になるところでございますが、
まだ1つ、肝心なことが抜け落ちております。
そう、訳でございますな。
新版は後出しだから、
旧版より正確になっているのだろうけれど、
浅羽先生の訳でいいんじゃないかなぁ……。
とお思いになっていらっしゃる方も多いと思います。
比べてみましょう。
どの項目でもいいのでございますが、比較的短いので……。
イノシシ年ですからイノシシにいたしましょう。
旧版では、このようになっております。
「イノシシは美味な肉と毛皮ゆえに北アランシア各地で狩られる。
外見はもつれた短毛の房におおわれた大きな豚に似る。
粗暴で好戦的な獣であり、危険を感じると逃げずに牙を用いて狂ったように闘う。
一頭の雄と体の小さい数頭の雌がいる場合は
雄がその場にとどまって防戦しているあいだに他は下生えの中に逃げ込む。
手ごろな大きさのイノシシの毛皮と肉は、どこの村や町の市場でも金貨数枚で売れる。」
「イノシシは美味な肉と毛皮ゆえに北アランシア各地で狩られる。
外見はもつれた短毛の房におおわれた大きな豚に似る。
粗暴で好戦的な獣であり、危険を感じると逃げずに牙を用いて狂ったように闘う。
一頭の雄と体の小さい数頭の雌がいる場合は
雄がその場にとどまって防戦しているあいだに他は下生えの中に逃げ込む。
手ごろな大きさのイノシシの毛皮と肉は、どこの村や町の市場でも金貨数枚で売れる。」
新版ではこう。
「イノシシはアランシア北部の多くの地域で、極上の肉と毛皮のために狩られている。
短い茶色の絡まりあった毛に覆われ、巨大な豚のような姿をしている。
粗野で攻撃的な獣であり、
脅威にさらされると狂ったように凶暴な牙で立ち向かってくる。
ときには1匹のオスと小さめのメス数匹に遭遇するときもある。
こうした際、オスは立ちふさがって他の個体がしげみの中へ逃げ込む時間を稼ぐ。
普通の大きさのイノシシの肉と毛皮はどんな村や町の市場でも金貨数枚で取引される。」
新訳のほうが、ハッキリとして、わかりやすくなったことはおわかりでございましょう。
受けるイメージも、変わってまいりますな。
(どちらがいいかは好みでございましょうが……)
そんなわけで、
社会思想社版を持っている方は、読み比べてみるのも楽しいかと存じます。
何か発見があるかもしれませんし、シナリオに組み込む際にも、
両者の違いが新しいアイデアを生むかも知れません。
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