2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
フェアリーテイルゲームブック
『夢幻島の怪物』
藤浪智之・著 真島ヒロ・原作・イラスト
(講談社KCDXラノベ/2018/10)。
(1回目は2018/10/28 (Sun) )
(2回目は2018/10/29 (Mon) )
(3回目は2018/10/30 (Tue) )
直接には新章はパラグラフ224からの展開になる。
通路には5つの扉が並び、中をうかがい知ることはできない。
「きみ」の「予兆」の能力を除いては――。
「予兆」により、それぞれの扉には文字が浮かび上がる。
「願望」
「不安」
「誘惑」
「憎しみ」
「夢」
さらに、そこに入っていった仲間たちの姿もイラストで表現される。
扉の先には、イラストに描かれた仲間がいる。
そして(ここでは分からないものの)、「きみ」が入る部屋が1つ……。
ここからは現実ではない世界となる。
それぞれの部屋は、それぞれの心象が支配していて、
それを解決しなければ、脱出することはできないのだ。
原作を読んでいない自分が言うのもおかしいが、
ここからはそれを知っていた方が有利だろう。
記録紙に書いた「好きな人」や「好きなもの」が使われるのもここ。
書いていない場合も、直前に注意をうながす記述があるので、
まだ書いていなくても心配はない。
部屋をまわる順番は、どれを優先しても問題はない。
が、一番力が入っているのは「夢の迷宮」なので、
それを最後、クライマックスに持っていった方がいいだろう。
夢や幻想の世界だから、失敗してもやり直しがきくし、
ループのような現実には時間的に不自然な動きも問題はない。
が、だからこそ、
そういったループややり直しがこの遺跡の中では多くなっている。
(そういえば、
地上でも、バッドエンド、夢だと思うのなら20の島マップへ、
という部分があったが、それもこの島が「夢幻島」であるためだろうか……)
「きみ」だけが入る部屋は、記録紙に書いた「好きな人」が登場する……
のだが、想像できるとおり、ちゃんと対応するのは一緒に行動している人間5人。
まぁ、それは仕方がないだろう。
が、作品に登場しているヒビキさんとか、
ミルさんなんかを書いた人はいるんじゃないだろうか。
特に後者は、特になんと思っていなくても、
何かゲーム上有利になるのではないかという思惑で――。
だが、そんなゲーム頭には、当然対応していない。
考えてみれば、それも当然だ。
なにしろ、この部屋で起こることというのは、自分の心の中にあること。
いくら好きでも、その人の心の中は、ここでは描かれることはないのだ。
これはもちろん、名前が書かれた他の登場人物も同様。
「きみ」の妄想が形になって現れているだけだ。
そのことは、プレイした方ならおわかりだろう。
この「きみ」の部屋は、
もっとボリュームが欲しいと思った人も多いのではないだろうか?
ただ、ちょっとでも選択肢を増やせば、
かなりのパラグラフを費やさなければならなくなるところでもある。
こういう自由度の高い部分はやはり、TRPGのほうが強い部分だと思う。
ただ、このあたりを一対一でやると、
語るに落ちるか、気恥ずかしい……を通り越して、気色悪いものになりそうだが……。
(「きみ」の妄想だからねぇ)
さて、そのようにして、何度かループすることはあるかもしれないが、
ここまでは比較的簡単に進行することができると思う。
そこで、満を持して「夢の迷宮」へ。
この部屋には、ナツとルーシーが倒れている。
ナツはうれしそう。ルーシーは苦しそう。
予想できるとおり、ナツのほうはまったく問題ない。
選択肢も何もなく、一本道で解決する……というか、
そもそも問題などない……のだが、そのかわり目覚めることもない。
対照的にルーシーのほうはかなり複雑。
ここでは、天狼島での事件を中心に、
ルーシーの過去とあり得たかも知れないその後が描かれる。
選択肢は重く、その結果は苦い。そして正解に到る道は狭い。
言うまでもなく、この、あったかもしれない世界を描くことが、
作者が「夢幻島」を題材にした理由だろう。
特に時間。夢の世界でしか元に戻すことのできない、
流れてしまった歳月を描きたかったかのように思う。
後悔や悲しみを乗り越えることで、彼女は目を覚ます。
そして、ナツも…………、目を覚ました。
こうして全員がそろい、新たな道が開ける。
「きみ」たちは遺跡の奥へ――。
それを解決しなければ、脱出することはできないのだ。
原作を読んでいない自分が言うのもおかしいが、
ここからはそれを知っていた方が有利だろう。
記録紙に書いた「好きな人」や「好きなもの」が使われるのもここ。
書いていない場合も、直前に注意をうながす記述があるので、
まだ書いていなくても心配はない。
部屋をまわる順番は、どれを優先しても問題はない。
が、一番力が入っているのは「夢の迷宮」なので、
それを最後、クライマックスに持っていった方がいいだろう。
夢や幻想の世界だから、失敗してもやり直しがきくし、
ループのような現実には時間的に不自然な動きも問題はない。
が、だからこそ、
そういったループややり直しがこの遺跡の中では多くなっている。
(そういえば、
地上でも、バッドエンド、夢だと思うのなら20の島マップへ、
という部分があったが、それもこの島が「夢幻島」であるためだろうか……)
「きみ」だけが入る部屋は、記録紙に書いた「好きな人」が登場する……
のだが、想像できるとおり、ちゃんと対応するのは一緒に行動している人間5人。
まぁ、それは仕方がないだろう。
が、作品に登場しているヒビキさんとか、
ミルさんなんかを書いた人はいるんじゃないだろうか。
特に後者は、特になんと思っていなくても、
何かゲーム上有利になるのではないかという思惑で――。
だが、そんなゲーム頭には、当然対応していない。
考えてみれば、それも当然だ。
なにしろ、この部屋で起こることというのは、自分の心の中にあること。
いくら好きでも、その人の心の中は、ここでは描かれることはないのだ。
これはもちろん、名前が書かれた他の登場人物も同様。
「きみ」の妄想が形になって現れているだけだ。
そのことは、プレイした方ならおわかりだろう。
この「きみ」の部屋は、
もっとボリュームが欲しいと思った人も多いのではないだろうか?
ただ、ちょっとでも選択肢を増やせば、
かなりのパラグラフを費やさなければならなくなるところでもある。
こういう自由度の高い部分はやはり、TRPGのほうが強い部分だと思う。
ただ、このあたりを一対一でやると、
語るに落ちるか、気恥ずかしい……を通り越して、気色悪いものになりそうだが……。
(「きみ」の妄想だからねぇ)
さて、そのようにして、何度かループすることはあるかもしれないが、
ここまでは比較的簡単に進行することができると思う。
そこで、満を持して「夢の迷宮」へ。
この部屋には、ナツとルーシーが倒れている。
ナツはうれしそう。ルーシーは苦しそう。
予想できるとおり、ナツのほうはまったく問題ない。
選択肢も何もなく、一本道で解決する……というか、
そもそも問題などない……のだが、そのかわり目覚めることもない。
対照的にルーシーのほうはかなり複雑。
ここでは、天狼島での事件を中心に、
ルーシーの過去とあり得たかも知れないその後が描かれる。
選択肢は重く、その結果は苦い。そして正解に到る道は狭い。
言うまでもなく、この、あったかもしれない世界を描くことが、
作者が「夢幻島」を題材にした理由だろう。
特に時間。夢の世界でしか元に戻すことのできない、
流れてしまった歳月を描きたかったかのように思う。
後悔や悲しみを乗り越えることで、彼女は目を覚ます。
そして、ナツも…………、目を覚ました。
こうして全員がそろい、新たな道が開ける。
「きみ」たちは遺跡の奥へ――。
(あと少しだけど、時間切れ。
確認で時間がかかってしまった――。
ぶらまたりを買いに行っていたせいもある
……いや、そっちのほうが大きいのだけれど)
☆ それにしても、283で175へ行く人っているんだろうか?
いるとすればとってもぼんやりさんだ。
ここでは新しく加わる記号はないのだから……。
☆ 204で訊かれる名前は、原作でも登場するが、作中でも登場する。
これは、この作品でその名に出会っ(たことを覚え)ていなくても、
原作で知っていればいいということなのだろうか……?
たぶん、いいんだろうな。
原作を知っていた方がより理解できるエピソードなのだから。
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