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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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2018/11/07『ブラマタリの供物』
クトゥルフ神話ブックゲーム
『ブラマタリの供物』
著・イラスト:フーゴ・ハル
(新紀元社Role&Roll Books/2018/11)

(1回目は(2018/11/06 (Tue)) 
 
 本当は、全部終えてから感想を書くつもりだったが、
取りあえず書いておきたいことがあったので感想2回目。

 その部分はネタバレになるので、いやな人はこの記事読まないように
 
 なお、本文ではセクションという言葉を使っているが、
ここでは、引用以外はパラグラフという言葉を使っていくつもりなのでご了承を。
 
 というわけで、また1からのスタートだ。
 
 まずは新しくブックカバーを作る。
 
 破ったあとの大きめのカレンダーの紙を用意し、
それを半分に切り、いつもより大きめの――横幅が広めカバーを作る。
 できる限りソデを大きくするためだ。
 
 本の厚みもあるため、ふつうの幅のソデだと、
何かの拍子にはずれてしまうことがある。
左ソデは親指を添えてやると読みやすいだろう、
と書かれているのはそのためではないか思うが、
新しくカバーを作ってやるのなら、広くした方が安全だ。
  
 オビは、カバーに挟み込んで、左ソデの本来の折れ目のところでたたんでおく。
そうすれば、左ソデをページに挟み込んでも影響は出ない。
 
 元のカバーは、本にそのままつけておいてもいいが、
ヒントを参照にしそうなら、
わかりやすい場所に置いておけばいいだろう。
右ソデに描かれた三角形も気になるところだし――。
  
 さて、45ページにカバー左ソデを挟み込み、改めてスタート
 
 最初のほうは、背景説明なので、
注釈の指つき矢印のほかは分岐が発生しないほぼ一本道だ。
 
 
 
「きみ」はトマス・F・マウロ。

 レッドフックでの事件で、心を病み、療養中の刑事だ。
ようやく恢復しつつあり、完全な狂気を21/21とすると、現在は2/21ぐらい。

 8月(季節は何か関わってくるのだろうか)、依頼を受ける。
 依頼主はロックフェラー。知らぬものはいないアメリカの大富豪だ。

 そのⅠ世のほうは黒い木彫りの人形を手にしている。
 わざわざ指さし印をつけて書かれているこの不気味な彫像は、
重要な意味があるのだろうか――?
 
 指さし印の先に書かれた注釈を読んでみる。
 パラグラフ末の文には「手当たり次第に興味を寄せるべきではない」と書かれている。
もしかすると、この警告のための指さし印だったのだろうか……?
 
 ともあれ、
 ロックフェラー氏の依頼は、
息子ネルソンが行方不明になったので救出して欲しいというものだった。

 しかし、その場所というのが、アフリカ奥地の湖近辺だ。
 何を唐突な――。

 ここで、先ほどの黒い彫像が意味を持ってくる。
 それは、ネルソンが20の誕生日の時にもらったプレゼントに紛れ込んでいたものだ。
 
 中には、1枚の羊皮紙が入っていた。
そこには、D・リヴィングストンの署名入りで、
「アフリカの黒い泉を進呈しよう」と書かれていた。
 
 このD・リヴィングストンが高名な探検家のことならば、
半世紀も前に死んだ人物だ。
史実でもそうだが、これはなにを意味するか……。
 
 羊皮紙に書かれていたということも気になる。
 確かに耐久性はあるが、わざわざそれを使った理由は? 
 魔法的な意味合いがあるのだろうか?
 
 黒い人形のほうは、アスファルトを塗られていて、
それが油田の存在を後押しする証拠ということらしい。
 
 いずれにせよ、これらは「きみ」に渡されるわけではないので、
今後影響がおよぶというものではないだろう。
 
 となるとやはり、「手当たり次第興味を寄せるべきではない
という言葉が重要で、それはプレイヤーに向けられたヒントのような気がする。
 
 とにかく、この彫像と羊皮紙をきっかけに
ネルソンを隊長とする探検隊はアフリカ奥地の湖へとむかったのだが、
そこで襲撃を受けたと2日前に連絡が入ったのだという。
 
 逃げ戻ったのは3人。ネルソンは異形の者に連れ去られたという。
彼は、出発前、あの黒い彫像に呼ばれていると言っていたというが……。
 
 常識的に考えて、ネルソンが生きている可能性は低いし、
ましてや一介の刑事がどうできるものとも思えない。
 
 だが、相手はロックフェラーだ。
 いやも応もない。
 
 
 というわけでアフリカへ。
 まぁ、各種予防接種は射ったことにしよう。
 でないと神話的怪物のまえに、病気でたどり着けなくなっちゃう。
 
 パイロットは、あのリンドバーグだ。
 
 さて、




 さて、ここで指さし印が現れる。
 
 長い歴史を持つ秘密結社――。
 
 まぁ、「石工組合」だろう。
 
 最初にやったときはルールを間違えていたので、
なんのためらいもなく跳び先のパラグラフに行ったが……。
 
 ここで指が止まる。
 指さし印の指定するとび先は53
 現在左ソデがあるのが、パラグラフ18の文末
 
 つまり、それをめくって、
パラグラフ53に持って行かなければならないということだ。
 それをやれば、明らかに狂気点が増えるだろう。
 
 となると、待て。
 
 さっきまでは、指さし印は自動的・強制的に跳ぶものだと思っていたが、
跳ばないという選択もアリということなのか!?
 
 ルールを読み返す。
 
 (番号付きの言葉が)複数含まれている場合、
 どれかひとつを選んで、該当するセッションへ読み進む」
 と書かれている。
 
 このパラグラフ13は、指さし印の注釈が1つと、
問題――これは番号つきの言葉と考えていいのだろう。
 となると、番号つきの言葉は2つ。
 そのどちらを選んでもいいということか!!
 
 今一度ルールに戻ると、やはり、指さし印の場合も
左ソデのページの位置を変えなければならないことが明記されている。
 
 そういうことか!!
  
つまり、重要なことが書いてあるかもしれない注釈を無視することで
狂気点をあげないという選択もできるということだ。
 
 うーむ、面白い。
 
 こんなところに駆け引きを忍ばせるとは!!
 
 そして、実にクトゥルフTRPG的だ。
 狂気におちいることを恐れて、資料を見ないようにするなんて――。
 
 とりあえず、ここは見ないことにする。
 
 それが吉か凶かは、あとで分かることだろう。
 
 狂気点の判定が先に来るのなら、
狂気点を上げなかったことが正しい判断になるだろう。
 
 判定よりまえに、パラグラフ53以降の文章を読まなければならなくなるとすれば、
ここで53を読まなかったことは意味のないこと。
むしろ情報を得られなかったのだから、マイナスということになる。
  
 さて、どちらに転ぶが――。
 
 
 と、
 ここで「次に続く」としたいところだけど、
 次がいつになるかわからないので、ここで書いちゃう。
 
 
 というわけで、アフリカへ。
 現地のスタンリーという男に事情を聞く。
 
 夜。
 悪夢を見る。
 14。
 ここで初めて、指さし印ではない選択肢だ。
 
 死体の後を追う(18)か、
 逃げる(41)か……。
 
 数字の低いのは(18)だが、
その後の展開で、さらに数字の大きいパラグラフに行く可能性もありそうだ。
 
 一方、逃げる(41)ほうは、それだけで狂気点が増えるだろう。
 
 考えて(18)へ。
 さっき増やさなかった狂気点をなるべく増やさないために。
 
 結果は――。
 左ソデを動かすことになった。
 しかし、それほどではない
 狂気点も点数としては変わっていない……。
 
 出発(17)
 途中、太字で書かれた単語がある。
 ルール的な指示以外で太字が出てくるのは初めてなので
メモするか、カバー裏をチェック。
 
 このパラグラフ17の選択肢で、先ほどの結果が明らかになった。

 呪術師元船乗り、どちらかをガイドとして雇うのだが、
そのとき、恐怖点が3以上だと呪術師は選べないのだ。
 
 つまりおそらく、「石工組合」に関する注釈を読んでも、
悪夢の中で「逃げる」を選択しても、
「呪術師」のほうは選べなかったのだろう。
 
 ただ……。
 選べると言ったって、両方とも怪しいことには変わりない。

 それに、呪術師を選べるということは、
さっき書いた2つを経過していなかったということだから、
それにつけ込んだ展開だって考えられる。
ここまで狂気点を増やさないようにやってきたことが、
逆に今後大きくそれを増やす結果にもなりかねない
 
 とはいえ、呪術師を選んでおく。
 
 せっかくだから……。
 いや、そうだな。
 せっかくだから、が本心だ。
 
 いや、本当に面白い。
 選択肢について、
物語要素である意味と、ルール的な要素である数値で悩ませてくれる。
 
 ……。
 ちょっと違うかな。
 
 従来なら、
選択肢とその前(ふつうは)に書かれた文章から、次の展開を考えていたが、
そこにもうひとつ、
狂気点の増加考える要素として加わったというわけだ。

 狂気点が増加するか否かは、
とび先のパラグラフナンバーを見れば予想がつくから、納得性もある
 
 これだけ狂気が増えてしまうけれど仕方がない、と覚悟を決めてから進むのなら、
その後の展開が不幸であっても、ある程度あきらめがつくということだ。
 
  (……ある程度、だけどね
 
 というわけで、今回はパラグラフ17まで。
 次は、呪術師をガイドに(27)……
 (27)かぁ。
 元船乗りのほうは(23)なんだよなぁ……。
 
 
 
  次は呪術師をガイドに(27)からのスタート。……の予定。

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