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2025/03/08 というわけで『よつばと!』16巻にこざいます。ツリーと高尾登山と手術、そして大阪。 買うまでの間に話は聞いておりましたが、あの大阪さんが先生となって登場いたします。『あずまんが大王』時代のテイストを失わないで。たしかに、大阪さんは小学校低学年の先生としてはうってつけかもしれません。この際なので、『大阪万博』(2009)も電子で出せばいいのにと思います。10周年記念として出されたグッズなどの関連資料と、16人のマンガ家によるトリビュートコミック。見ごたえ・読みごたえのある一冊でございました。色々な方が関わっているので、難しいのかもしれませんが──。
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今回はあまり書くことはございません。
話は3つに分けることが出来ますな。
 
 最初は、ルーク視点でのこれまでのお話
ルークさんが早い時期からナツ子さんに恋心を抱いていたことが分かります。
意外。
最初は大して気にかけていなかったと思っておりましたのに。
 
ですが、ナツ子さんのヤシの木ヘアとかルークさんがやっていたこととなると、
後づけではなく、最初から考えられていたことと分かります。


 中盤は、『滅びゆく物語』本来のあらすじ
ナインソルジャーズがつぎつぎとヴォイドにやられていく鬱展開が
具体的にナツ子さんの口から語られます。
 
 中でもデステニーさんの最期。
子供をかばってヴォイドにやられるというのは、
原作『タイガーマスク』のオマージュでございましょうか。
 
ラストはすべてに絶望したルークさんが世界を滅ぼすヴォイドとなる展開。
横山光輝先生の『マーズ』を思い起こさせました。
 
 その話を聞いていた土偶みたいなQJさんは、
ナツ子さんによりますと最後まで生き残ったそう。
 
きっと大したキャラじゃなかったので
カッコいい死に場所を鳥監督に与えてもらえなかったのでございましょう。
──最後までヴォイド出現を予測するキャラクターが必要だったからかもしれませんが。
 
 
 最後はヴォイドの襲撃
ナツ子さんの以前使った作画魔法をコピーした敵が三体も現れます。
それに対抗してナツ子さんは戦闘機を描いて応戦しようといたします。
戦闘機──動きにしろ形にしろ、かなり複雑な作画になるでしょうが、
なんか作画コストの大きい方が強いみたいな考えがあったのでございましょう。
 
失敗し丸めてポイ捨てした紙くずがある程度力を持っていたので、
必ずしもそうではない気がいたしますが。
 
結局その紙くずがユニ夫の自爆魔法を無効にしたものの、
ナツ子さんの作画魔法は時間切れで完成せず、敵に机を破壊されてしまいます。
 
 それを見たQJは、ミサイルをかいくぐったりぶつかったりしながら
敵本体に体当たり。
QJさんって意外に耐久力ございましたが、それで還らぬ存在に……。
今回のタイトル「勇者」は彼のためのものであるのかもしれません。
 
 
 机が破壊されてしまったことで、
次からは作画魔法が使えなくなるのでございましょうかねぇ。
 
 過去から引き出した対蹠的な部分修ではなく、
まったく新しいすべてをくつがえす全修が必要になる
ということでございましょうか。
 
 とは申せ、一人ですべてをやるのは悪手みたいでございますからねぇ。
一体どうする・どうなるのでございましようか。
 
次回は「混乱」とか。その混乱の先に何かあるのでございましょう。
 
 予想がつかない展開になってまいりました。

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