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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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よく、SFのルーツ、『竹取物語』だとか『浦島太郎』だとか、
ミステリーのルーツ、『アラビアン・ナイト』にあるとか、
そうした古典や神話・伝説まで起源をたどる試みというのはありますよね。

 牽強付会な気味も無きにしも非ずですが、
一方でそれらは、人間の想像力、未知の物への探究心、
そしてそういうものを面白いと感じる気持ちというのは、
いつの時代も変わらないという証座でもあります。

 そのようにゲームブックの起源というものを考えてみると、
やはり、神話・伝説の時代にまでさかのぼることができるといえます。

 たとえば、 『旧約聖書』にしろ『古事記』にしろ、読んでいると、
ある書にいわくなどとして、
前の話から派生した別の話が取り上げられていることがあります。
 いわゆる、異話・異説というものですね。
 ギリシア神話などにも、そうした部分はありますね。
古典的な歴史書や博物誌にも、たしか“一説にいわく”は、あったはず……)

 さらに、昔話や伝説のたぐいとなると、
語り手や本が違うと、タイトルだけが同じで、
中身は全然違うというものまであります。

 そのようなものは、分岐型小説のルーツということができるでしょう。

 また、新約聖書などは、
複数の人物からの視点が入っていますから、
ザッピングや捜査ファイルミステリーのようなもののルーツともいえるかもしれません。

 そのような意味において、ゲームブック(パラレル小説)は
神話時代までさかのぼることができるといえるのです。

 もっとも、歴史に関してはTRPGのほうが、さらに昔までさかのぼることができるでしょう。
 ゲームブックは、本の形――少なくとも、書かれたものでなければならないわけですからね。
 口承文芸を起源とできるTRPGほど、過去には戻りえないのです。

※ 今回、資料をほとんど使って書いてないので、書き足りていない部分があると思います。
  悪しからず。

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