デモンパラサイトリプレイ
猫と悪魔の狂騒曲 ~異形たちの街角~
監修■北沢慶
作■片山泰宏/グループSNE 画■洋武
ガンドッグゼロ
ハーフ・ボイルド・ディテクティブ
作■狩岡源/アークライト 画■桃タイ
迷宮デイズ リプレイ
血と因果のタイトライン
作■斉藤高吉(冒険企画局) 画■菊地且典
8/1の日記からの続き……といっていいのかな?
というわけで、さっそく感想を――。
「猫と悪魔の狂騒曲 ~異形たちの街角~」は、
大友製薬社長を暗殺しようとする実験体ミュータントの話ですな。
悪魔つきの猫・ロンを軸にして、話は展開いたします。
ラストでは、まさかのゴレンジャーボールをやってますよ?
「ハーフ・ボイルド・ディテクティブ」は、
香港ノワールやハードボイルド、クライムアクションを再現することを目的とした
『バイト・ザ・パレット』を使ったというだけあって、
いつものシリアスな渋いガンドッグではなく、
派手なアクションもののストーリーが展開されておりました。
ただ、読む前に思ったものほど、コミカルでも、ガンドッグから外れたものでもない……。
それはシナリオか、マスタリングのせいでございましょうか?
もっとはじけた、こんなのガンドッグじゃない!
といわせるようなものの登場を待ちたいところでございます。
あと、スタンピードのリプレイもやって欲しいですなぁ。
西部劇って、いまの時代、共通認識がとりにくいのかなぁ……。
「血と因果のタイトライン」は、
戦闘中心のシナリオと申していいのかな?
前回「殺す気満々」と書きましたが、
それに応えるような形でプレイヤーも必死に勝ち残ろうとするわけでございますな。
その感じが、トレーディングカードゲームの勝負の様相がございます。
ルールを熟知したもの同士の戦いが、アツうございますな。
ルールの隅を衝くとなると、昔でしたらマンチなイメージもございましたが、
それは、
ルールや対応策がしっかりとしていない場合なのかな、とも思ってしまいます。
それとも、プレイヤーとマスターの共通認識でございますか。
あるいは、ストーリー中心の場合のゴリ押しが困るということでしょうか?
とにかく、
こうした競技(ゲーム)的なTRPGというのも、
物語(ストーリー)的・即興劇的なTRPGとは
全然別物としての面白さがございますな。