MAHORABA THE PICTURE GAME BOOK
(「まほらばピクチャーゲームブック」)の記事に対する
6/13のコメントにおいて
ププププーさまから、
「クイーンズブレード」のレビューを、とのことでございましたが、
やりません。
だって、レビューできるほどのことしてないモン!
以前、
フローチャートを書こうと思ったことはあるのですが、
やり方がわからなかったレベル。
割符みたいにしてキャラAとキャラBを合わせ……、
みたいな形でできるのでしょうが、
パラグラフナンバーを書き並べた段階で
めんどくさくなってやめてしまいました。
『パンタクル2』で登場したようなマトリクス表や、
何か他の方法のほうが
このゲームブックを解析するのにはいいのかもしれません。
でもマトリクス表って、つながりが直感的にわからないのですよねぇ。
まっ、多くは望みません。
どんな形でもよろしゅうございますが、
このゲームブックのチャート、どなたか書いていただけないでしょうか?
さて、このシリーズ、
ゲームブックとしてよりも、イラスト集として普及しているのは周知のとおりでございます。
(ゲームブックファンとしては言いたくないセリフ)
最近の話題といたしましては、
「リボルテッククイーンズブレイド」あたりですかね。
「フィギュアマニアックス」の付録を立ち読みしておりましたところ、
原型製作の大嶋優木先生が
「M字開脚に命をかけました」と申されておりました。
確かに股関節は、自然さや美しさと可動の向上を両立させるのに、難しそうな部分でございますな。
とまぁ、みなさんの大して興味のない部分はこのあたりといたしまして、
もう少し本質的なことに関するお話を。
隔月刊「TACTICS」誌No.23(1985 September⇒October)には、
「ファンタジーワールドの戦士たち」と題して、
〈ノバ〉社の「ロスト・ワールズ」シリーズが紹介されております(p-24-26)。
ゲームブックファンでしたらご存知の、
「クイーンズブレード」シリーズの原作にあたるゲームでございますな。
このシリーズも、
「クイーンズブレード」シリーズとは別の意味で、
イラストに突っ込みどころのある作品
とは存じますが、それはそれとして。
この記事の中でこのシリーズは、
ブックゲーム
と記述されております。
ゲームブックではなく、
ブックゲーム。
これが新鮮でもあり、また
この作品(群)を指すにはふさわしい呼び方
だと思ったのでございます。
まあ、ゲーム本(=ゲームブック)も、
本の体裁をしたゲーム(=ブックゲーム)も、
そう大して変わらないとおっしゃる方もおられましょうが、
前者は、
『火吹山の魔法使い』など先行する作品によって、どんなものかすでにイメージがついておりますし、
そうしたイメージを抜きにいたしますれば、
ひどくあいまいに広い範囲でゲームに関する本を示すことになります。
(そういう意味合いでゲームブックと称しているものも存在することは、
このブログの「定義」のところで書いたとおりでございます)
それに対してブックゲームという表記は、
ゲームであることを宣言している感がございます。
ブックという単語が、本という形態であって
ストーリーを意味しないイメージがあるのでございます。
そういう意味において、「ロストワールド」(=「クイーンズブレード」)シリーズは、
ブックゲームと呼ぶのが正しいように思うのでございます。
ただ……、現状としては、Hobby Japan社がゲームブックと宣言し、
その呼び方が一般的になっている以上、それをくつがえすことは至難のわざと申せましょう。
ですから、日和見的と申さば申せ、ここでも、通常は
「クイーンズブレード」シリーズを「ゲームブック」として扱ってまいります。
ただし、場合によっては、「ブックゲーム」という呼称も使うやもしれませんので、
その点、お心得いただきたく存じます。