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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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☆ 藤子先生がウルトラマンを描いていたのはご存じでしょうか
それが、これ。
オバケのQ太郎 ウルトラマン
 

この一コマだけでございますが、ウルトラマンでございましょ!?
 
『藤子・F・不二雄 大全集 オバケのQ太郎 2』「正義の味方モシモ仮面」。
1965年の週刊少年サンデー7号に掲載された作品だそうです。
 
ウルトラQ」が始まったのが1966年1月2日でございますから、
それよりも1年早い計算になります。
 なぜ、この時期にウルトラマンなのか。
 その答は年号にございます。
  


 その前年1964年といえば、東京オリンピックの年だったのですな。
  
 その当時の体操競技の最高難度がCランク。
 
 それを超える技に対して使われたのが「ウルトラC」。
 当時の流行語だったわけでございます。
ウルトラQ」もこのウルトラCからつけられたタイトルでございます。
 
 藤子先生は、
それ以前にスーパーマンのスーパーをウルトラに置きかえて、
このヒーローを描いたのでございましょう。
 
 なので、胸にはのマークが描いてございます。
 
 ウルトラCのCでございますな。
 
 
 
☆ もう一つ。
 ゴジラシリーズに
怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年(昭和42年)12月)というのがございますよね。
 
 あの怪獣島というアイデアは、スタジオ・ゼロが考案したものだったようでございます。
 
 藤子不二雄先生の「二人で少年漫画ばかり描いてきた」(文春文庫/1980
には、このようなことが書かれてございます。
 
 スタジオゼロを立ち上げて、最初に企画したのが、
三十分ンリーズの冒険漫画「ロケットロビン」。
でもこれがボツになり(後で考えればボツでよかったとお書きになっておられます)、
そのかわりという感じで依頼されたのが
東宝が以前に製作した怪獣映画の特撮シーンを利川したテレビ映画の企画
だったとか。
 
「早速、銀座の東宝試写室へ二日通って、「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」etc、
 東宝、円谷プロの誇る怪獸映画をのべ八本見た。これらにでてくる怪獣の
 オールスター映画をつくろうというのだ。僕たちはノートに登場する怪獣の
 順列組み合せ表をつくって、なんとかうまくストーリイを組立てられないものか
 と頭をひねった。そしてまとめたのが、十三話ワン・クールの怪獣特撮テレビ映画
 「怪獸島」のシノブンスだった。
 〈ある時、突知、太平洋上に巨大な隕石が落下する。
  その大隕石は多孔性で、孔の中には宇宙怪獣の卵がいっぱいつまっている。
  その隕石こそ、地球侵略を狙う他の天体からの悪意あるプレゼントだったのた。
  やがて、卵からかえった宇宙怪獣たちは怪獣島から日本上陸をはかり、
  地球をパニックに陥れる……〉」
 
 これを元にシノプシスを作り、企画料として二万円もらったのが
 スタジオ・ゼロの最初の収入だったそうでございます。
  
 昭和38(1963)年のことだそう。
  
 ただし、この企画、結局オクラになったのだとか。
 
 なんでも『ゴジラ』や『ラドン』を米国に輸出した際、
テレビ放映の権利もいっしょに売っていて、
テレビでゴジラやラドンが使えなかったそうでございます。
 
 うーん、残念。
 
 結局二万円は、怪獣島という名前と、
怪獣が集まる島というアイデアになったようでございますな。 

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