2025/07/05 町田庸先生の『口訳 古事記』(講談社/2023/4)半分ぐらいまで読みました。出来事などは原典に忠実に、セリフや表現などは現代風にした大胆で分かりやすい訳でございます。ラノベというよりも講談や漫才、一番近いのは手塚治虫先生の『火の鳥』の感じかも。古事記は有名なところだけ読んで後は飛ばしちゃったから助かる。たとえば、天孫降臨の前あたりとか。読みやすいのもあるけれど、元々『古事記』は大ざっぱ──大胆で面白いんですよね。えらい方のことだから小声で申しますけれど、変な人が多い、もとい、キャラクター性が豊かでございますから。そこら辺、マンガやラノベの原点を感じます。
クトゥルフ神話ブックゲーム
ブラマタリの供物前日譚「仮面の訪問者」
フーゴ・ハル
(Role&Roll Vol.170 p.132-139)
簡単に、このゲームブック「仮面の訪問者」の紹介をしておきましょう。
主人公は『ブラマタリの供物』と同じではございません。
主人公はヴァレンタインという御仁で、金庫破りを得意とする家宅侵入業者、
ありていに申しますれば、どろぼうでございますな。
それが、レッド・フックの貧民窟を統括する年齢不詳の老人、
骨に葬るという面倒くさい漢字の「サン」さんに依頼されます。
老人は申します。
ロックフェラーの別荘にある「アルハザード・コレクション」
なるものを取ってこい、と。
当日は仮装パーティが行われているので、仮面を被っていけば正体はばれない。
見取り図は用意した。招待状も――。
依頼と申しましても、実際は命令みたいなもの。
身の代に身分証明書を取られ、
仮面と衣装、札束と上記の侵入に必要なものを老人から受け取り、
決行の日、ロック夫エラーの別荘へと乗り込むのでございますが――。
そこはお話し。
そんなにスムーズに行くわけがございませんのでした。
☆ ☆ ☆
ブラマタリの供物前日譚「仮面の訪問者」
フーゴ・ハル
(Role&Roll Vol.170 p.132-139)
簡単に、このゲームブック「仮面の訪問者」の紹介をしておきましょう。
主人公は『ブラマタリの供物』と同じではございません。
主人公はヴァレンタインという御仁で、金庫破りを得意とする家宅侵入業者、
ありていに申しますれば、どろぼうでございますな。
それが、レッド・フックの貧民窟を統括する年齢不詳の老人、
骨に葬るという面倒くさい漢字の「サン」さんに依頼されます。
老人は申します。
ロックフェラーの別荘にある「アルハザード・コレクション」
なるものを取ってこい、と。
当日は仮装パーティが行われているので、仮面を被っていけば正体はばれない。
見取り図は用意した。招待状も――。
依頼と申しましても、実際は命令みたいなもの。
身の代に身分証明書を取られ、
仮面と衣装、札束と上記の侵入に必要なものを老人から受け取り、
決行の日、ロック夫エラーの別荘へと乗り込むのでございますが――。
そこはお話し。
そんなにスムーズに行くわけがございませんのでした。
☆ ☆ ☆
というわけで、プレイ開始。
1回目は、以前欄外に書いたとおり、金庫にたどり着いたものの、
あっさり捕まって終わりでございました。
やっぱり一直線じゃ無理なのか~。
となると、回り道をしたほうが正しいのかなぁ。
行動ポイントはどこかに回復ポイントがあるでしょう!
とばかりに、
2回目からは、まったくあらぬほうを探ってみたのですが、ぜんぜんダメ。
5回ほど邸内をさまよったところで、
こっそり「金庫」のパラグラフを見てみると、
……そうだった。
この人物を探すんだった。
1回目は、最初からうまくいかないだろうと軽い気持ちでやっていたので、
そんな人のことはすっかり忘れていたのですな。
2回目をやるまでに、時間が空いたということもございます。
5回目までのメモを見ますと、その人物のことはちゃーんと書いてございました。
ただ、2~5回は、目的地とはあらぬ方向に進んでいたために、
そのメモが意味を持たなかったという――。
あらためてそこまでを見てみますと、
その最初の障害をクリアするのは、直線的でそれほど難しくはないのでございます。
まぁ、最初やさしくて徐々に難しくなっていくというのは、
テレビゲームなどでも良いゲームの基本でございますな。
このゲームブック短編ですので、徐々に、というほどではございませんし、
そこまでにもあとで必要なことが隠れていたりするのでございますが――。。
そのあとは、いや、そのあとも、でございますな、
試行錯誤の連続でございました。
前回書きましたように、このゲームブック、
重要なことが太字で書いてあるというわけでもございませんし、
何かに関わる、関わらない、どちらか一方が常に正解というわけでもございません。
それも含めてのゲーム性になっているのでございますな。
残りのエアを気にしながら潜水するような感じで、行動ポイントも大切。
順番や取捨選択が大事ということでございます。
二階廊下は選択肢が多いので特に何度も繰り返すことになるのでは、と……。
正解ルートでは、音楽室が先になっていて、その方が確実だとは思いますが、
執務室を先にしても、かろうじて間に合うはず……。
まぁ、わたくしが行動ポイントの数え間違いをしていなければ、ですが。
ちなみに、わたくしは行動ポイントを記録せず、
通ったパラグラフを書いて(ステップメモですな)を書いて、
それを数えることで、行動ポイントの代わりといたしました。
試行錯誤の結果、最後のほうのポイントはちよっとあやふやかも?
でも、そのあたりになると物語の面白さが先に立って、
そんなことはあまり気にならなくなってまいります。
ラストは……、
初めて入ったお屋敷で、
こんなところに脱出ルートがあるとは思わないと思うけどなぁ……
と、思いつつも階段を降りていきます。
すると、偶然か必然か、目の前に自分とそっくりの仮面の男が立ちはだかります。
ここでは、
あることをして相手の動きを止めるもそれでは不十分で、
反撃を試みるための道具を取り出すという、
二段構えのプレイヤーへの挑戦があるわけでございますが……。
でもね。
一つ気になる点
が……。
あんなところで、ライターなんか使って大丈夫なのでございましょうか?
だってねぇ。
石油みたいな臭いがはっきりと分かるところでございますよ。
……。
もしかすると、ラストは火に包まれた邸宅から、
命からがら逃げ出すというのをやりたかったのかもしれませんな。
ただ、前日譚なので、
それはできない相談だという話で。
前回の記事に書いたとおり、
実はパラグラフ71に別の文章が入るはずだったのなら……。
どうなっていたのか、いずれにせよ気になるところでございますな。
それがいずれであるにせよ、前回も書きましたとおり、
「生還」しても手放しのめでたしめでたし、とはいかないのでございますが。
まぁ、悪事に対するむくいということでございましょうな。
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