2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
『マリオを救え!!』
企画:スタジオ・ハード 北殿光徳
構成:池田美佐 高橋信之
文・作画:北殿光徳
(双葉文庫
ファミコン冒険ゲームブック
シリーズ①
昭和61年8月)
ーーさて、
というわけで
『マリオを救え!!』。
双葉社の
ファミコンゲームブック
シリーズの第1弾でございます。
サイドのリンクにございます「ゲームブック倉庫番」を見ますと、
勁文社の「外伝1」1986年の7月だそうでございますから、
ほぼ同時期の作品でございますな。
ちなみに、ファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ2」の発売が、
1986年6月だそうでございますから、それに合わせたものでございましょう。
「~2」はクイックディスクでございましたから、
ディスクドライブを買ってもらえなかったお子さまを当て込んだ?
勘ぐりすぎかもしれませんが、少しはそれもあったのかもしれません。
それはさておき。
こちらの作品(『マリオを救え!』)は、
勁文社の外伝とはうってかわって、
テレビゲーム『スーパーマリオブラザーズ』に準拠した作りになっております。
さし絵もイラストの他、画面写真を使っておりますし、
登場する敵もテレビゲームと同じか、
それをちょっとパワーアップしたもの。
それほど変化はございません。
プロローグも、
私と姫を助けて欲しいというマリオの声を聞いた主人公「ぼく」が、
いつの間にかゲーム世界に入っていたというもの。
導入として非常にオーソドックスでございますな。
パラグラフ数は310。
システムは、勁文社の『~外伝2』と同じく、
バトルポイント表を使うものでございます。
こちらの能力値は「技術」と「体力」。
アルファベットの書かれた表には0~9を書き込みます。
アイテムは一度手に入れたら、失うという記述があるまでいつでも使えます。
原作では時間制限のあるスターも、ここではアイテム扱いでございます。
物語性はそれほどございません。
「土管がある」とか
「床と天井の中間にブロックがある」といった状況の描写と、
土管の中はワープポイントになっている場所もあれば
敵が潜んでいる場所もあるなど、選択のための情報、
それにボクの感情・感想が書かれているだけでございます。
まさにテレビゲームをそのまま本にしたといった感じでございます。
プレイ感覚もファミコンのそれに近い感じですな。
ポンポンポンッと進んでいって、「やられちゃった」でまた挑戦。
てな感じで手軽に気軽に進めていくゲームブックでございます。
難易度も高くはなく、普通のゲームブックよりも少し低年齢
――小学校中学年ぐらいをターゲットにしたゲームブックでござましょうか。
と、思ったのでございますが、それは第一印象でございました。
プレイしてみると、クッパにはたどり着くものの、なかなか勝たしてもらえません。
なにかバグがあるのかも、とザッとフローチャートを描いてみました。
企画:スタジオ・ハード 北殿光徳
構成:池田美佐 高橋信之
文・作画:北殿光徳
(双葉文庫
ファミコン冒険ゲームブック
シリーズ①
昭和61年8月)
ーーさて、
というわけで
『マリオを救え!!』。
双葉社の
ファミコンゲームブック
シリーズの第1弾でございます。
サイドのリンクにございます「ゲームブック倉庫番」を見ますと、
勁文社の「外伝1」1986年の7月だそうでございますから、
ほぼ同時期の作品でございますな。
ちなみに、ファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ2」の発売が、
1986年6月だそうでございますから、それに合わせたものでございましょう。
「~2」はクイックディスクでございましたから、
ディスクドライブを買ってもらえなかったお子さまを当て込んだ?
勘ぐりすぎかもしれませんが、少しはそれもあったのかもしれません。
それはさておき。
こちらの作品(『マリオを救え!』)は、
勁文社の外伝とはうってかわって、
テレビゲーム『スーパーマリオブラザーズ』に準拠した作りになっております。
さし絵もイラストの他、画面写真を使っておりますし、
登場する敵もテレビゲームと同じか、
それをちょっとパワーアップしたもの。
それほど変化はございません。
プロローグも、
私と姫を助けて欲しいというマリオの声を聞いた主人公「ぼく」が、
いつの間にかゲーム世界に入っていたというもの。
導入として非常にオーソドックスでございますな。
パラグラフ数は310。
システムは、勁文社の『~外伝2』と同じく、
バトルポイント表を使うものでございます。
こちらの能力値は「技術」と「体力」。
アルファベットの書かれた表には0~9を書き込みます。
アイテムは一度手に入れたら、失うという記述があるまでいつでも使えます。
原作では時間制限のあるスターも、ここではアイテム扱いでございます。
物語性はそれほどございません。
「土管がある」とか
「床と天井の中間にブロックがある」といった状況の描写と、
土管の中はワープポイントになっている場所もあれば
敵が潜んでいる場所もあるなど、選択のための情報、
それにボクの感情・感想が書かれているだけでございます。
まさにテレビゲームをそのまま本にしたといった感じでございます。
プレイ感覚もファミコンのそれに近い感じですな。
ポンポンポンッと進んでいって、「やられちゃった」でまた挑戦。
てな感じで手軽に気軽に進めていくゲームブックでございます。
難易度も高くはなく、普通のゲームブックよりも少し低年齢
――小学校中学年ぐらいをターゲットにしたゲームブックでござましょうか。
と、思ったのでございますが、それは第一印象でございました。
プレイしてみると、クッパにはたどり着くものの、なかなか勝たしてもらえません。
なにかバグがあるのかも、とザッとフローチャートを描いてみました。
見なくてもいいので、サムネイルにしておきます。
修正液は使っているのの、一発描きなので説明が必要ですね。
左ページはゴチャゴチャしていますが、下の方でつながったりはしていません。
一番左、1から始まる部分は、最後で右ページ右の116あたりにつながります。
そのまま下に続けていたのですが、
右側のチャートにも知らずに同じところを描いていたのと、
そちらの方が見やすかったので、移行しました。
右ページには3つ、クッパから始まる流れが描かれていますが、
そのうち1つが本物。
他2つは真のルートを探しに行かなければならず、間違えるとループします。
えんえん真のルートにたどり着けないということもあり得るわけです。
バグがありそうだと思ったのは、そのあたりですね。
とにかく原作準拠でございますから、似たような光景が続くわけでございますよ。
土管から出たあとに唐突に場面が変わっていても原作どおり。
なので、今通っている場所が、
以前来た道なのかそれとも新しい場所なのかが
ひじょーにわかりにくい。
しかもループやワープありでございますからな。
バグで以前着た場所に来たのか、それとも意図されたものなのか、
判断がつきかねます。
と申しますか、310パラグラフですし、
子供向けだからさっさと終わるだろうと思っていたので、
ループをバグだと思ってしまったわけでございます。
アイテムに関しましては特にフラワーは重要でございます。
おそらく必須かと存じます。
たとえば(289)でワープしてやって来ても、
(43)でフラワーがないとはじかれます
(なので、(31)のハンマーブロスのところでは、
フラワーがないという選択はないような気も――)。
このルートは真の敵に出会うためのルートなので、
フラワーがないとゴールにたどり着けないのでございます。
けっきょくバグと思われる部分は一カ所だけでございました。
262の無数のノコノコか142の無数のパックンのいる部屋に入ってしまったシーン。
フラワーがないと、そのリーダーがコインをよこせという(105)のでございますが、
そこでなにもコインを持っていなければおしまい(113)、
1枚でも持っていればそれを渡してそこを脱出するわけでございます(15)が、
そのあとの(306)でございます。
出口が見えたというのに、
「ボクはヤツの足もとにくずれ落ちた」となっていて、
文章のつながりがおかしいのですな。
まるでボスキャラにやられたみたい。
なので、ここは間違っているのでございましょう。
ただ、別に浮いているパラグラフもないみたいですし、大きなバグとは申せません。
ここ(306)でエンドになるのですが、
コインを払ったといっても、負けているのでそれもおかしくございません。
が、脱出できたことにして、(192)へ進んでよろしゅうございましょう。
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