2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
『西洋アンティーク・ボードゲーム
19世紀に愛された遊びの世界』
エイドリアン・セビル:著
鎌倉僚介:訳
"Vintage Board Games" by Adrian Seville
(日経ナショナルジオグラフィックス/2021/1)
タイトルどおり、
19世紀のボードゲームを紹介した本にございます。
19世紀のボードゲームを紹介した本にございます。
ザッと見たかぎりでは、
p.128-9の『襲撃(アサルト)』というチェッカーのようなゲームや、
『ふくろうのゲーム』の章であつかっているギャンブルゲーム以外の大部分は、
スゴロクのバリエーションのようでございますな。
スゴロクのバリエーションのようでございますな。
スゴロクと申しますと子供の遊びのように思われますし、
確かに子供を対象に作られたものも多いのですが、
マスの指示に「チップを○○枚払う」などもあり、
賭け事のように楽しまれていたものもあったようでございます。
マスの指示に「チップを○○枚払う」などもあり、
賭け事のように楽しまれていたものもあったようでございます。
色々なタイプがございますが、
絵的に面白かったり美しかったりするものが多ございますな。
絵的に面白かったり美しかったりするものが多ございますな。
マスに描かれている絵はさし絵のようで、それだけで物語を感じさせてくれます。
しかも、マスには番号がふってあるので、
何だかゲームブックを感じさせてくれるのですな。
何だかゲームブックを感じさせてくれるのですな。
ボード自体の絵が鳥瞰図や地図になっているものなどは、
順路などにしたがって番号がふられていたりするため、
点つなぎのようにあっちこっちにマスが散らばっていて、
それがまたゲームブックを感じさせてくれるのでございます。
順路などにしたがって番号がふられていたりするため、
点つなぎのようにあっちこっちにマスが散らばっていて、
それがまたゲームブックを感じさせてくれるのでございます。
ルールもチップを払うほかは、1回休みとかスタートに戻るなど、
スゴロクの域を出ないようでございますが、
それでもそれなりに面白いアイデアがございます。
スゴロクの域を出ないようでございますが、
それでもそれなりに面白いアイデアがございます。
例えばこの『騎士のゲーム』。
これなどは単純ながら戦闘ルールがあるのですな。
中央62の下に描かれた24のマスがそれで、
どちらか骸骨のマスに止まってしまった方が負けになるのだとか。
19世紀にこのような戦闘ルールを含んだゲームがあったのか、
とワクワクした……のですが、
決戦をするのは62、ゴールに着いた1着と2着の2人のみ。
つまり、まったくスゴロクの域を出ていないのですな。
とワクワクした……のですが、
決戦をするのは62、ゴールに着いた1着と2着の2人のみ。
つまり、まったくスゴロクの域を出ていないのですな。
しかも1番手は2番手が到着するまで待たないとならないというあたり、
なんとももっさりした感じ。
ですが、
こうしたスゴロクはゲームブックのヒントになるのではございませんでしょうか。
こうしたスゴロクはゲームブックのヒントになるのではございませんでしょうか。
そうでなくても、変わったスゴロクを作りたい気にはさせてくれます。
昨今は、さまざまなボードゲームが出ており、
スゴロクと申しますと時代遅れと思われるかもしれませんが、
それでも工夫次第で面白いものになると思います。
スゴロクと申しますと時代遅れと思われるかもしれませんが、
それでも工夫次第で面白いものになると思います。
第一、ルールが分かりやすいですしね。
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