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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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 通常ゲームブック、ゲームブックと呼び習わしております、ゲームブックでございますが、
FFシリーズなどをみますと、
アドベンチャー ゲーム ブック
となっておりますな。

 そこで、タイトルにある疑問がふと思い浮かびあがります。
 これは、
 アドベンチャーゲーム・ブックなのか、
 それとも
 アドベンチャー・ゲームブックなのか?
 
 つまり、
 
 本来はコンピュータ上で行なうアドベンチャーゲームを、
 本という形に落とし込んだものなのか

 
 それとも、
 
 ゲームブックというジャンルがあって、
 その中でも特に、冒険を主眼に置いたものであるのか?
 
 そのどちらが本来的な意味なのだろうか、ということでございます。

 ちなみに、
 アドベンチャーゲームは、ご存知ですな?
 当時ですから、
「ミステリーハウス」や「ゾーク」、「ウィザード&プリンセス」
といったあたりでございましょうか。
 恋愛アドベンチャーとか申すものは、当然ながらございません!
 
 で、考えてみますに
やはりここは、
 
アドベンチャーゲームを、本という形に落とし込んだもの
すなわち、
アドベンチャーゲーム・ブック

だったと考えるのが妥当でございましょう。

 そのほうが自然ですからな。
 
 ゲームブックの要素の一角を担うパズル的な要素も、
アドベンチャーゲームからの反映でございましょう。

 逆に、ゲームブックというジャンルの冒険的なもの、
 と考えるとおかしなことになります。

 第一、ゲームブックというジャンルが概念として想像できない。
 今でこそ、ゲームブックといえばどういうものかだいたいイメージできると思いますが、
もし何もない状態から、ゲームブックといわれれば、
どんなものか見当をつけるのは、なかなか難しゅうございましょう。

 ゲーム本ってどんなの? と申しているのと同じことでございますからな。

 一番思い浮かびやすいのは、幼稚園の先生が読むような、
子供を遊ばせるためのゲーム集ではございませんでしょうか?
 コンピューターがある時代でしたら、
コンピューターゲームの紹介本とか、プログラム集かもしれませんが、
とにかく、ジャンルが確立していない時分には、
単にゲームブックというだけでは、概念として成立しなかったと存じます。

 しかし、アドベンチャーゲームブックの登場により、その観念が固着化されました。
 そしてその浸透により、ゲームブックという呼称が定着したと申すわけでございます。

 そのため、おそらく、今では
 アドベンチャーゲームブックといった場合、

 アドベンチャーゲームの書籍化

 というよりも、

 ゲームブックのうち、主に冒険を扱うもの
 
という認識が強いのではございませんでしょうか?
 
 逆転現象とも申せますが、
ゲームブック自体が拡散を遂げた以上、
この逆転現象は、むしろ正しいと申せますな。

 追記:
『火吹山の魔法使い』よりも早い時期からシリーズが出ているバンタム社の作品
(今回参考にしたのは『天才コンピュータAI32』ですが)の前書きには、
「そう、アドベンチャーゲームが本になっているんだ」と書かれております。

 やはり、「アドベンチャーゲーム・ブック」が、
もともとのゲームブックのイメージだったようでございますな。
 

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