試みに、絵を上げてみました。
これでいいのだとすると意外に簡単。
「Role&Roll」誌、Vol.156の読者欄(p.143)に載ったやつでございます。
下の字は、活字に変えておきました。
絵が小さいとお感じの方はお手数ですが、設定のところ(エッジなら右上の…、エクスプローラーなら歯車マークですな)を押して拡大を選んでくださいませ。
さて、というわけで、『ヤンキー&ヨグ・ソトース』でございます。
トレーディングカードゲームのアニメを題材にした『カードランカー』、
アイドル育成ゲームのアニメを題材にした『ビギニングアイドル』と、
ウケ狙いというかマーケティングに忠実っぽいというか、
そんなTRPGの第3弾がこれ。
ヤンキーってどこから出てきたんだ? とみなさん疑問に思ったことでございましょう。
わたくしもそう感じました。
別の意味でウケ狙いという感じはいたしますが。
ですが、考えてみますと、ヤンキーと申しますか、不良が主人公の作品というのは、
どの年代でもあるのでございますよね。マンガにしてもおそらく貸本漫画から始まって、週刊誌では(『ハリスの旋風』ちばてつやあたりからですかねぇ)たえずその一角を占めております。
主人公でなくても、あるいは不良を前面に出していなくても、けっこういろいろな作品に、登場しているのでございますな。
ついでに申せば、来訪者が怪物を退治したり困難を解決したりというのは、昔話の典型のひとつでございますし、流れ者が事件を解決するというパターンは『水戸黄門』や『渡り鳥』シリーズなど、物語の定番のスタイルでございますな。
そもそも、RPG自体そのようなパターンなわけでございまして……。
わざわざ書くこともありませんでしたか。
まぁ、そんなわけで、ウケ狙いと思っていたのでございますが、意外とよく考えられております、この作品。
「うろつく」とか「熱血判定」とか、ヤンキーの行動原理にうまく落とし込んでいるのではないでしょうか。
それにしても、「バンカラ」・「ツッパリ」・「オールドヤンキー」と、
「チーマー」・「ネオヤンキー」・「ギャル」との間には、ギャップがあるような。
何か、昭和ライダー対平成ライダーってな感じでございましょうか。
さて、絵の話をしていきましょうか。
とにかく、アイドルからヤンキーという流れに驚いたのでございます。
で、『スケバン刑事(デカ)』ネタで考えていたのですが、どうもベタになってしまう。
そこで、路線転換。アイドルといえば水着、かなぁ。
バンカラのヨハネはフンドシ、ギャルのまつりは何でもいい、昂二はどうでもいいとして、
咲良はどうしよう? ひざとひじまでおおった横縞のとか?
スケバン、水着ではしゃいだりしないよなぁ。海辺に来ても長いスカートだよなぁ。
などと考えているうちにこのような絵に。
昔の不良少女の話って、こういうこと言っているからピンチになるってよくありますよね。
今でいう姫騎士タイプ?
さて、昂二さまはどうしましょう?
グラフティで好きなものを描いていて、それに誇りを持っていて……。
というわけで、グラフティって通常は文字とか描くところなんでしょうが、アイリスさんの水着、ダブルピースを描かせてあげることにいたしました。
実はアイリスさんは、この絵が恥づかしいから、消してまわっているんですな。
そのために昂二さまを追いかけるかたちになっているという……。
まっ、そういうことでございます。