下僕系イケメンTRPG『ダークデイズドライブ』
斉藤高吉/冒険企画局 新紀元社
というわけで、「Role&Roll vol.157」の読者欄に載せていただいた絵を、文字を活字に直してお送りいたします。
これを書いた動機は、リプレイ中の描写に対して99ページのイラストが、なにか、広々としているように見えたのですよね。で、いやいやそんな快適なものじゃないだろう、というところを突っ込みたかったというわけでございます。
モデルにしたホンダのN-360は、免許の区分が改定される少し前に発売されたものなので、本当ならもっと前に発表された車
――例えばスバル360ですな。「グランツーリスモ」でも、遅い車の代名詞ともいえる存在になっております。試しに、「ユーチューブ」で「スバル360 gt5」で、検索をかけてご覧なさいませ――
などを描けばいいものでございますが、その時分の車は、けっこうデザインが特徴的なものが多く、車種が特定されやすいのですよね~。そんなわけで、この車に。
「セルモーターで始動」というのは、当時ほぼ当たり前になっていたので、投稿した方には書いてございませんが、その少し前までは、クランクを回すとか、チョークボタンとか、車には詳しくございませんが、エンジンをかけるのにも一苦労だということに想いを馳せていただきたく付け加えさせていただきました。いまの車、エンストもほとんど起こらないですものな。
ちなみに、ベンチレーターは、外気を車内に取り込む送風機。それとヒーターが装備ということは、冷房とかはついていないということでございます。
さてさて、『ダークデイズドライブ』。急に発売が発表されたものでございますから、あまり期待はしていなかったのでございますが、なかなかまとまっておりますな(失礼&上から目線)。
暑くて狭苦しい――そして冬はたぶんヒーターの臭いが車内に充満して狭苦しい――軽自動車の中でいらだちながらだらだらと会話を続けるというのは、ロードムービーにありがちですしございますしね。サイコロの出目が失敗でも、とりあえず成功というのは、シナリオの進行をスムーズにするための、ある意味発明ですな。
ところで、絵のところで書いた、イケメンに狩人が混じるというのはいかがでございましょうかねぇ?
サンプルシナリオでも、吸血鬼殺しちゃっている人がおりますし、吸血鬼が死んでも友愛会は得をする(P.132)みたいですから、審査が甘かったり、わざと狩人を入れちゃったりすることもあるやもしれません。イケメンが狩人と結託をして、吸血鬼を殺しちゃうこともあったりして。
問題は人数でございますかな。イケメンがあまり少ないと、すぐに狩人がばれてしまいますからな。
とまぁ、今回はこの辺で。じゃあねぇ~。