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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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(1)で書いたことの繰り返しでございますが、本当に思っていたのと違っていました。
 もっと軍記物や歴史小説みたいな作品だと思っていたのでございます。
 
 歴史中心で、
悪魔の三人が、たがいに相手の出方を読みあいながら、策を弄していくといった、
そんな話を頭に描いておりました。。
 
 ところが、読んでみるとそんな話ではございません。
 
 そもそも、ザゴールが参戦していない。
 バルサスやザラダンにしても、戦場におもむいて直接指揮に当たるわけではなりません。
 
 バルサスは塔にこもったままでございますし、
ザラダンは後半空飛ぶ帆船要塞で戦地におもむくとはいうものの、
その本体は鏡の中に閉じこもったまま。
 とても陣頭指揮という感じはいたしません。
 
 戦術についてもそうです。
 巧妙な策というものは出てまいません。
 
 何しろ、バルサス軍の主軸は命令を聞かなかったり、単純頭のモンスター軍団。
 かたやザラダン軍は、
命令に忠実ですが本当に単純なものしか理解できない腐れ頭のゾンビ兵団です。
 
 そんな連中に複雑な作戦を命じても、どうせ理解できませんから、
勢い作戦は単純なものになります。
 
 代わりに活躍するのが、ファンタジー世界らしく魔法や魔的な存在でございます。
 
 モンスターやゾンビも十分にファンタジーでございますが、
それ以上の存在がこの戦いには出てまいります。
 
 ガンジーとソークといった異界の存在が戦況に変化を与え、
ゴブリンの指揮者にとりついたナイトシェードが
バルサス軍の運命を決定的なものにいたします。
 
 ところで、
 
 ガンジーというのは個人名ではなくて、
あるモンスター(と言っていいのか)全体の名前なんですね。
 
『バルサスの要塞』での登場シーンのイメージが強かったため、
バルサスが館に住まう前に住んでいた魔法使いが死して亡霊になった姿
だとばかり思っていました。
『モンスター事典』などではモンスター名として載っていましたが、
それでも個人名のように思っていたのです。
 
「ガンジーたち」と書いてあるあたりで、
何人もいることがどうやら分かりましたが
(ただ、個にして群な感じなので、何人などと数えるのが適当かは分かりません)、
それでも違和感がございまず。
 自分の中では『バルサス』に出てきたのは今後も、
同姓同名の悪い魔法使いの亡霊ということにしておきます。
 
 
      ☆    ☆    ☆
 
 
 つまりこの作品は、軍記物のたぐいではございません。
 タイトルが『トロール牙峠戦争』なので、
その戦争の終始についてはもちろん描かれますが、
この物語ではそれは横糸というもの。
 ストーリーを支配する縦糸は、
ダークメインという冒険者を主人公とした冒険でございます。
 やはりこの作品は、
まぎれもなく冒険の書であるファイティング・ファンタジーの一篇なのでございますな。
 
 

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