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2025/04/02 ナインソルジャーズで検索しても、なかなか『全修。』は出てこないなー。なぜか、『サイボーグ009』が出て来ちゃう。 ところでルークは光の国出身。ユニ夫は獣の国出身で、ルークと同じ誕生日に生まれ、その時からルークを守護し続けている──これってどういうことなのでございましょうね。ユニ夫は生まれたその日に光の国に連れられてきた? 何のために? でもそれって、獣の国の戦士といえるの? もしかすると、離れた場所である獣の国から光の国のルークを守護していたってことですがねぇ。それとも、獣の国と光の国は隣同士で、境界線を境に2人は暮らしていたってこと? 境界の行き来が自由としても守護するのに不都合もある気がするのでございますが。 まぁ、鳥監督のことでございますから、矛盾無く完璧な設定がそこにはあるのでございましょう。
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 さて、それでは、原作と申しますか、社会思想社版との違いについて見てまいりましょう。
 社会思想社版では、作者であるJ・トムスン、M・スミス両先生の名前が書かれていたのに、今回は、英語表記の、いわゆる奥付に当たる部分のみ。

 作者の名前は、スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストンということになっております。
 ジャクソンとリビングストンの名で売っていこうという考えなのでございましょうか。
 何か、コンピューターゲームで、実際の開発メーカーの名前が表に出ないのを想像させます。
 作品だったものが商品と認識されている感じがして、
文学部ゲームブック科といたしましては、好きになれない表記でございます。

 社会思想社版と、ホビージャパン版で大きく違っているのは、ネーミングでございますな。

 社会思想社版、すなはち松坂健先生の訳は、日本語の固有名詞など、原作者がこう書きたかっただろう言葉に置き換えて訳しております。
 これが、一般的な訳し方でございましよう。
 対して、ホビージャパン社版、デジタル・メディア・ラボ社の訳は、
松坂訳とは違うものにするという制約があったのでございましょうな。
 面白がっているのか苦労しているのかは存じませんが、ちょっとひねった語が当てられております。

 たとえば、こんな具合ですな。
 
   松坂健先生訳     ゲームブック・ラボ社訳

    八幡国           蜂漫国
   鍔鳴りの太刀       鳴海の太刀
   長谷川喜平        馳皮奇兵
    今市             紺壱
    鬼軽            御仁駆
    処水山         寿司牡胃山地
    貞信公          津江鎮公
     :                :
     :                :

 ゲームブック・ラボ社訳のほうは、無理な当て字があったりして、
それで笑いをとろうとしているのかな? などと考えますが、
無理して笑いを取りにいくと失敗する、という例のような感が否めませぬ。

 思いついたものを見てまいりますと、

  蜂漫国と申すのは、"Be(e) Comical"というシャレなのでございましょうな。

「鍔鳴りの太刀」「鳴海の太刀」は、原作では"Singing Death"となっているようでございます。
 どっちが良いかと申しますと……、う~む。
 原作の「歌う死」のほうがカッコいいような……。
 日本の話ではなくなりそうな気もいたしますが。

 あと「悪死」の旗印が、亡霊武士(死霊サムライ)(パラグラフ82)のものだったのが、主人公の旗印に変わっております。

「悪死」は"Evil Death"の訳語だと、確か「ウォーロック」誌に書いてございました。
それを
「悪には死を与えて罰する」
と、主人公の旗印にしてしまったのは、
主人公を表紙に描くというホビージャパン版の選択ゆえでございましょう。

 原書は逆に、主人公は描かれておりませぬ。
おそらく、主人公は無色透明のキミという観点からでございましょう。

 その表紙に描かれていたのが「悪死」の旗ざおを持つ亡霊武士で、
そのインパクトが非常に強く、
『サムライの剣』といえば、「悪死」の旗印というイメージが刷り込まれてしまいました。
 そこで、
この「悪死」の旗印と主人公を同時に描く必要上から、
ホビージャパン版では、「悪死」が主人公の旗印となったのでございましょう。

 まあ、そうした違いを些細なものとしてしまう変更点が、
このゲームブックにはございます。
 ご存知のとおり、イラストですな。
 原作のイラストは「ここ、どこ?」ってな感じの、間違った日本観バリバリの、しかもファイティング・ファンタジーらしいリアルなイラスト。
 対してホビージャパン社版のそれは、現在のライトノベルらしい絵柄。

 二つが同じもの!? という感想は、このシリーズ共通のものでございましょう。

 ですが、特に今回は、日本に似た場所が舞台となっているだけに、それが特別なものとなっております。
 
 間違った日本観大好き!! という方は、ぜひとも社会思想社版を手にとってくださいな、
とだけ申しあげておきましょう。

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