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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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(上に書き切れなかったので、こっちで) 
 
『涙香迷宮』
竹本健治(講談社/2016/3)
 
読了。
 
旅館で起こった殺人事件を皮切りに、
前半は黒岩涙香の多才ぶりを、
涙香の隠れ屋敷に場所を移してからは、
創作いろは歌の暗号解明を中心に、連珠の解法などが試みられる。
 
 50以上の創作いろは歌を用意したりするなど、非常に労作ではあるものの、
 羅列的で冗長にさえ感じられる。
 
 タイトルが『涙香迷宮』である以上、
読む方としては、涙香が密接に関わってきて欲しいところだが、その点では薄い。
 
 その事跡については詳しく書かれているものの、それも並べただけであり、
創作いろはや連珠を導き出すための、マクラになってしまっている。
 
 作者がそういうものをやりたかったことは、非常によく分かるのだが……。
 
  
 
 
 ☆ それにしても……。
  黒岩涙香先生が『鉄仮面』や『噫無情』、『巌窟王』などの翻案小説の作者であり、
 「萬朝報」社長だったことは知っておりましたが、
  連珠のルールを制定したり、競技カルタを創始したり、
  都々逸にも関わっていたり……。
 「萬朝報」では宝探しも企画し、自分で宝を隠していたというのだから、
  ほんとうにそういうことが好きだったのでございますなぁ。
 
☆ ところで、
  黒岩涙香が、「黒い悪い子」に読めるっていうのは、
  西尾維新先生が『化物語』でお書きになっているそうで。
  その程度のことは、まぁ思いつくよなぁ~。

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