2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
「スタリィドール」。
本が出る前は、どうなんだろうって思っていたのでございますよねー。
本が出る前は、どうなんだろうって思っていたのでございますよねー。
「R&R vol.199」の紹介では、
魅力的なルールと世界ではあるけれど、
モチーフ的に狭いんじゃないかと、いぶかしんだのでございます。
お人形と結びつきそうなものというと、
ドレスとかアクセサリーとか、オモチャとか、お菓子とか……。
かあいらしくって子供っぽくって……、
そうしたものから範囲を広げられなそうなイメージがあったのでございます。
ですが、R&RBooksのほうでは怪獣とか出てきたりして──。
それでいいのかと思うほどの
ある程度の……かなりの自由度が認められているようでございますな。
それでいいのかと思うほどの
ある程度の……かなりの自由度が認められているようでございますな。
冒険企画局らしい、と申しましょうか。
そうやって考えてみますと、システム等々は抜きにして、
世界観だけで見てみますと、
『ナイトメアハンター』のお人形版という感じでございますな、
この作品。
世界観だけで見てみますと、
『ナイトメアハンター』のお人形版という感じでございますな、
この作品。
夢の世界みたいなものでございますから、何でも出せる。
とは申せ、主人公がお人形ですし、
ホロスコープや鏡の世界など、
システムや世界観もそれらしいものを整えておりますから、
そこからそれほど外さないほうがよろしゅうございましょう。
で、面白いなと思ったのが〈劇場〉。
これが現実世界を侵蝕し、それを塗り替えてしまうと
〈変容区(ページェンス)〉と呼ばれる地区になる、
という設定でございます。
これが現実世界を侵蝕し、それを塗り替えてしまうと
〈変容区(ページェンス)〉と呼ばれる地区になる、
という設定でございます。
遊園地とかお店とかで、
紹介する番組や宣伝を見ると面白そうでも、
実際に行ってみるとそんなでもない、
というか楽しくなくて、なんか損した気分だけが残るってこと、
ございますよね。
そういうところは、スタッフの方もニコニコしてはいるけれど、
バックヤードではげんなりしていて、
家へ帰るとクタクタゴロン。
口には出さないけれど従業員が、
上の方の人までやめたいと思っている……、
な~んてことがあるかもしれません。
まっ、単なる想像ではございますが、
〈変容区〉と申すのは現実を、
そのような施設やお店に変えてしまうのでございましょう。
〈心の闇〉に陥ったお人形さんたちはなおも増え続け、
鏡の世界の現実への侵略は、いまなお拡大しているということでございましょう。
がんばれ星人形たち、というところでございますな。
それ以前に、お人形さんが心の闇に陥らないことが肝要ですし、
そのためには、お人形そんのご主人さまの心も健やかなものではございませんと。
まわりまわって、現実世界が矛盾のない健やかな世界であることが要求されますな。
☆ ☆ ☆
ところでこのTRPG、題2弾ではどんな要素が追加されましょうか?
プレイヤーキャラクターとしては、
ぬいぐるみあたりありそうでございますな。
こけしやバービー人形やG・I・ジョーよりは、
ドールと並んでも違和感がないように思います。
でも、オフィシャル無視して私家版として突っ走るなら、
G・I・ジョーとか、メタルフィギュアとかも面白いんじゃないかな。
その時はもちろん、ドールの世界は存在しないことにして。
統一するなら、モンスターやロボットでもいい。
そういった世界がオーラロードじゃなかった、
現実に湧出し侵蝕し、街中でドンパチを始める──。
スタリィドールじゃなくなっちゃうけれど、
そういうのも面白いかも、でございます。
それに、
そういうゲームやりたいでしょ?
☆ ☆ ☆
とまぁ、そんなわけで、voL.201に載せていただいた、
「スタリィ・ドール」の絵がこれでございます。
「スタリィ・ドール」の絵がこれでございます。
球体関節については迷ったのでございますよね。
それをリアルに描きますと、不気味になったりいたしますし。
やっぱり、こうした人形はサラの状態では不気味に写るものだと思うのですよね。
それが、見る人の目と愛情によって命を吹き込まれるものだと。
で、愛情のこもった目で見れば、球体関節も気にならなくなり、
目に見えなくなるものだと思うのでございますよ。
魔法の通じる世界でございますからな。
ただ、そうは思っても、球体関節人形であることは残したくて、
その意匠を目立たない程度に入れてございます。
「R&R」vol.199には、
星人形は匂いも味も分からないと書かれてございましたが、
愛情を注いでやれば、きっとそれも分かるようになりましょう。
楽しそうなのに楽しそうじゃないというような微妙な雰囲気も、
性格によってかもしれませんが、分かるというものでございます。
星人形は匂いも味も分からないと書かれてございましたが、
愛情を注いでやれば、きっとそれも分かるようになりましょう。
楽しそうなのに楽しそうじゃないというような微妙な雰囲気も、
性格によってかもしれませんが、分かるというものでございます。
ちなみに、この絵を描いていたころは、
『石ノ森章太郎コレクション』のことをブログに書いていたあたり。
『石ノ森章太郎コレクション』のことをブログに書いていたあたり。
ですから、背景の人形などは「青い月の夜」や
『二級天使』の「一本足の兵隊」あたりの影響がございますな。
『二級天使』の「一本足の兵隊」あたりの影響がございますな。
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