2024/12/04 オカルト好きの高倉健って、パワーワードだなぁ。
「暗黒の3つの顔」
『山本弘ゲームブック大全』の目玉。
と申してよろしゅうございましょう。
|「ウォーロック」誌上での掲載は1998/6~8月。
「シナリオ創作講座」が1988/7~12でございますから、
このご本に載っております主要な作品2つが、
同じ時期に書かれたということでございますな。
このご本に載っております主要な作品2つが、
同じ時期に書かれたということでございますな。
なんとなくこの作品、
別の人のものかと思っていた時期があったのでございますが、
そのせいかなぁ。
別の人のものかと思っていた時期があったのでございますが、
そのせいかなぁ。
もともと、三部作の各部、別の方が書く企画だったというので、
そのためでもあると思うのですが。
……。
朱鷺田祐介先生の作品だと思っていたのでございますよねぇ。
キャンペーンなのがそんなイメージだったのかなぁ?
さて、そんなこんなで今回始めてみたのでございますが、
けっこう覚えておりませんでした。
けっこう覚えておりませんでした。
「あれ、もしかすると初見?」と思ったほど。
ザックにつきましては記憶ございましたが、
このお方は
パラパラッと斜め見た程度でも目に留まるものでございますからねぇ。
このお方は
パラパラッと斜め見た程度でも目に留まるものでございますからねぇ。
ですが、ゲームを進めていくうちに、
やはり雑誌当時プレイしていたことを思い出しました。
やはり雑誌当時プレイしていたことを思い出しました。
それが知れたのはハーフエルフの森でございます。
ここははっきりと記憶がございます。
プレイしていなければ覚えていないでしょう。
ここははっきりと記憶がございます。
プレイしていなければ覚えていないでしょう。
ただ、そんな感じでざっと終わらせたのでございましょうな。
何しろ三ヶ月連続の連載。
しかも一つ一つがちゃんとした作りなので、
一ヶ月で終わらせるのはつらいものがございますもの。
一ヶ月で終わらせるのはつらいものがございますもの。
というわけで、
すべてを終わらせてから感想を書くのが本当なのでございますが、
すべてを終わらせてから感想を書くのが本当なのでございますが、
そんなことをやっておりますと、いつまで経っても終わりそうないので、
ここは1話を4~5回プレイした時点でのメモをお送りすることにいたします。
ここは1話を4~5回プレイした時点でのメモをお送りすることにいたします。
☆ ☆ ☆
全3話の概要的なことを申しますと、
アランシア・旧世界・クールとタイタンの大陸3つを巡る旅。
しかも舞台となるのは、
当時設定のなかった場所という意欲的な作品にございます。
当時設定のなかった場所という意欲的な作品にございます。
キャンペーンと申しますと、
物語の流れ重視でルール的にはオーソドックスという雰囲気ございますが、
この作品そんなことはございません。
物語の流れ重視でルール的にはオーソドックスという雰囲気ございますが、
この作品そんなことはございません。
『ソーサリー』という先達に倣って、
しかもそれよりずっとこなれた魔法システムが採用されております。
動物と感応できるテレパシー能力を、
主人公(君)が持っているのでございますな。
主人公(君)が持っているのでございますな。
会話こそ出来ませんものの(←ここ重要かと)、
眼前にいる動物をなだめて戦闘を回避したり、
動物を呼びよせて問題に対処したりということができるのでございます。
魔法点・精神点などはなく、
魔法の使用によって減らされるのは体力点でございまして、
つまりそこで、戦闘かテレパシーかの葛藤があるわけでございますな。
魔法の使用によって減らされるのは体力点でございまして、
つまりそこで、戦闘かテレパシーかの葛藤があるわけでございますな。
たとえば目前の動物と感応してなだめるのに体力を5点使ったといたします。
強い敵でございましたらそれでよいのでございますが、
戦闘力(技術・体力)が低く、
こちらのダメージがゼロで勝てるような弱い敵だった場合、
テレパシーで使った5点は無駄な消費ということになりますな。
さらに言えば、戦闘で敵に勝ったのなら、
その肉を食料として手に入れることが出来る可能性もございますし、
何かアイテムを持っていることもございます。
しかしテレパシーでなだめたり、追い払ったりした場合には
それを得ることが出来ないのでございますな。
それを得ることが出来ないのでございますな。
そこら辺の駆け引きが戦闘に用意されていて、
ただ単に、戦えばいいorテレパシーを使えばいい、というものでもないところが、
ゲームブックの面白さをよく知っているなと思います。
ただ単に、戦えばいいorテレパシーを使えばいい、というものでもないところが、
ゲームブックの面白さをよく知っているなと思います。
戦闘に関しては、それだけではございません。
単純な戦いにしても、
片手が使えないですとか、武器が無い状態で戦うとか、
色々なシチュエーションが用意されております。
片手が使えないですとか、武器が無い状態で戦うとか、
色々なシチュエーションが用意されております。
ともすれば単調になりがちな戦闘を飽きさせないようにとの工夫でございますな。
戦闘の結果についても、
介入したか否か、勝利したかどうかなとによって、
物語が変化するのがよろしゅうございますな。
介入したか否か、勝利したかどうかなとによって、
物語が変化するのがよろしゅうございますな。
もちろん普通に戦闘以外の物語でも、
手を変え品を変え、変化に富んだシチュエーションを用意してございます。
手を変え品を変え、変化に富んだシチュエーションを用意してございます。
ホントにね、
ファイティングファンタジーシリーズが好きで、
それを越えていこうという気概が分かります。
ファイティングファンタジーシリーズが好きで、
それを越えていこうという気概が分かります。
それをしっかりと作品として成立させているのは、
山本弘先生のアイディアと作品力。
山本弘先生のアイディアと作品力。
流石でございます。
ゲームの難易度は、
数回プレイすればボスまでたどり着くことが出来るぐらいの感じかと。
数回プレイすればボスまでたどり着くことが出来るぐらいの感じかと。
敵が理不尽に強くて進めないということはございませんし、
食料さえ適時食べていれば意外と先まで進めてしまえるものなのでございますよね。
とは申せ、ゲームをクリアするとなると、
しっかりとアイテム・情報を押さえていかなければならないので
何十回のトライかメモが必要となってくると思われます。
しっかりとアイテム・情報を押さえていかなければならないので
何十回のトライかメモが必要となってくると思われます。
そのあたりも、『火吹山の魔法使い』をはじめとする、
FFシリーズの面白さをきちんと理解した作りと申し上げてよろしくございましょう。
FFシリーズの面白さをきちんと理解した作りと申し上げてよろしくございましょう。
というわけで、アイデアに富み、
ゲームブックの面白さ、FFシリーズの面白さがちゃんと表現された
いい作品でございました。
ゲームブックの面白さ、FFシリーズの面白さがちゃんと表現された
いい作品でございました。
元のFFシリーズと比しても作品の出来は高めだと思いますので、
FFシリーズの良さを再発見出来るのではないかと思います。
FFシリーズの良さを再発見出来るのではないかと思います。
ぜひとも翻訳して海外で出版していただきたいものでございます。
一つ申しますれば、
アイテムやメモしておくべきところは太文字で書いてくださった方が
見落としがなくいいとは思うのでございますが、
これは他のFFシリーズもそうだったような気がいたしますので、
このままでいいのかな。
アイテムやメモしておくべきところは太文字で書いてくださった方が
見落としがなくいいとは思うのでございますが、
これは他のFFシリーズもそうだったような気がいたしますので、
このままでいいのかな。
余談:ところでちなみに、
パラグラフ198の100001を素因数分解する迷宮は、
グーグルさんに解いてもらいました~。
パラグラフ198の100001を素因数分解する迷宮は、
グーグルさんに解いてもらいました~。
今の時代とっても便利(ズル)。
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