2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
みんな捨てろ!!
YouTubeを見ておりましたら、
というのがございまして……。
『ネコジャラ市の11人』については、
以前からこのブログで書こう書こうと思っておりましたので、
つい書き込んでしまいました。
以前からこのブログで書こう書こうと思っておりましたので、
つい書き込んでしまいました。
他にもっとコメントするに適したところがある、あったと思うのですが、
タイミングでございますな。
書き込んだのはこんな感じ。
『空中都市008』1969年4月-1970年4月は、
小松左京先生も大きくお関わりになっていた
大阪万博(1970)の宣伝という意味が大きくあったと思われます。
たとえば
エアシューターによる宅配システムが故障して荷物が別の人に届いちゃった、
というエピソードがございましたが、
そのように未来の生活を提示し、
トラブルがあっても前向きに生きていく姿が提示されていたのですね。
小松左京先生も大きくお関わりになっていた
大阪万博(1970)の宣伝という意味が大きくあったと思われます。
たとえば
エアシューターによる宅配システムが故障して荷物が別の人に届いちゃった、
というエピソードがございましたが、
そのように未来の生活を提示し、
トラブルがあっても前向きに生きていく姿が提示されていたのですね。
それに対して次の『ネコジャラ市の11人』は、
主題歌からして「みんな捨てろ!」ですし、
公害問題などがクローズアップされた時代を反映し、
科学や物質文明の負の部分に対する風刺が強めに出ております。
主題歌からして「みんな捨てろ!」ですし、
公害問題などがクローズアップされた時代を反映し、
科学や物質文明の負の部分に対する風刺が強めに出ております。
たとえば
プラスチックならなんでも作れる、と工場を作ったら
機械が止まらなくなってそこらじゅうプラスチックだらけになっちゃった、
どうしよう…みたいな話でございますな。
プラスチックならなんでも作れる、と工場を作ったら
機械が止まらなくなってそこらじゅうプラスチックだらけになっちゃった、
どうしよう…みたいな話でございますな。
ミュージカル仕立てになっていて楽しい作品ではございましたが、
そうしたあたりがNHKの上の人の怒りを買ったのでございましょう。
それで火山爆発とあいなったものと思われます。
あとでも説明いたしますが『ネコジャラ市の11人』は物語中盤で、
ほとんどの登場人物が行方不明となるという
空前絶後のテコ入れを行っているのでございますよ
☆ ☆ ☆
ほとんどの登場人物が行方不明となるという
空前絶後のテコ入れを行っているのでございますよ
☆ ☆ ☆
というわけで、『ネコジャラ市の11人』でございます。
主題歌はこんな感じ。
映像はサイケでシュール、
テーマは「みんな捨てろ」とヒッピー文化、
コーラスの入り方とかセリフの掛けあいは小劇場的。
不気味な余韻を残す終わり方。
(上のNHKアーカイブでは最後が切れておりますゆえ、
気になった方はこちらも……)
テーマは「みんな捨てろ」とヒッピー文化、
コーラスの入り方とかセリフの掛けあいは小劇場的。
不気味な余韻を残す終わり方。
(上のNHKアーカイブでは最後が切れておりますゆえ、
気になった方はこちらも……)
この映像を
トラウマになるほど怖かったとおっしゃっておられる方もおられますが、
当時の「みんなの歌」とかでもこんな感じのはけっこう普通にあった気がいたします。
タイトルの『ネコジャラ市の11人』にしても、11人目は見ているあなたです、
と第四の壁を意識しているあたり、前衛寄りの演劇っぽいですな。
と第四の壁を意識しているあたり、前衛寄りの演劇っぽいですな。
映像は少数しか残っておりませんが、ニコニコ動画に
レコードから録ったと思われる「菓子売りソング」などがございました。
レコードから録ったと思われる「菓子売りソング」などがございました。
この菓子売りソングが歌われるエピソードも、
お菓子になんか入っていて、買いに来る人が殺到して……
みたいな話だったような気がいたしますが、よく覚えておりません。
まぁねとにかくそんな感じで、
コメントでも書いたとおり、途中で歌が入るのでございますよね。
コメントでも書いたとおり、途中で歌が入るのでございますよね。
プラスチックの話の時は
「プラスティック!」で始まるプラスチック礼賛の歌が
歌われたのでございますが、覚えておりません。
「プラスティック!」で始まるプラスチック礼賛の歌が
歌われたのでございますが、覚えておりません。
うろ覚えに覚えておりますお歌といたしましては、
劇中何回かお祝いのシーンが出てくるのでございますよね。
劇中何回かお祝いのシーンが出てくるのでございますよね。
そのパーティの準備をしながら歌われるのがパーティの歌。
途中 (タンタンタンタンの部分)忘れてしまいましたし、
細かいところは違う気もいたしますが、
こんな感じでございます。
細かいところは違う気もいたしますが、
こんな感じでございます。
♪ シャンパン ポンポン
フォーク(ソース?)がトゥララッラ
(タンタンタンタン タンタンタンタン タンタンタンタンタンタンタタ)
パーティには~ あ~ふれている
ローストチキンが あ~ふれている
フライドポテトが あ~ふれている ♪
これ聴いてみたくなって、検索をかけてみたのでございますが、
『ネコジャラ市の11人』自体がNHKにもほとんど残っていないみたい。
『ネコジャラ市の11人』自体がNHKにもほとんど残っていないみたい。
この歌、おそらく有名なクラッシックか映画のBGMに
歌詞をつけたものだと思うのでございますが、
音楽にうといものでございますから、何の曲か分からないのがもどかしい。
クラッシックのイントロ当ての動画とかも見たのでございますが、
どうにも分かりませんでした。
歌詞をつけたものだと思うのでございますが、
音楽にうといものでございますから、何の曲か分からないのがもどかしい。
クラッシックのイントロ当ての動画とかも見たのでございますが、
どうにも分かりませんでした。
まぁ、そんなこんなで
風刺的なテーマが視聴者に嫌われたかNHKの人に嫌われたのか、
この作品は番組中盤にして
火山噴火により大多数の登場人物が行方不明になるという
前代未聞の大テコ入れを行います。
風刺的なテーマが視聴者に嫌われたかNHKの人に嫌われたのか、
この作品は番組中盤にして
火山噴火により大多数の登場人物が行方不明になるという
前代未聞の大テコ入れを行います。
番組コンセプトも平穏なものに。
主題歌も変わって、
もう新番組でいいじゃんって感じの。
もう新番組でいいじゃんって感じの。
といたしましても、変更まで90話も続いたのでございますな。
15分の番組とは申せ、前半、ずいぶんがんばったものでございます。
改変以降の物語は、わたくし、それほど覚えておりません。
調べていて「冬将軍がやってきた」というシリーズの1タイトルを見て、
そんな話あったなぁ、
と記憶の海面にあぶくが浮き上がってきた程度でございます。
冬将軍という言葉を知ったのがそれからだったのでございますな。
ホテルのロビーかなにかで登場人物がテレビのニュースを見ていて、
冬将軍がやってくるという話題に騒いでいたという程度の記憶でございますが。
もちろん冬将軍はたとえではなく、キャラクターとして登場いたします。
それにしても、
この当時の映像は、
ビデオテープが高価だったとかで残っていないのが非常に残念でございます。
ビデオテープが高価だったとかで残っていないのが非常に残念でございます。
特に『ネコジャラ市の11人』は
『ひょうたん島』ほどの人気が得られなかったようなので、
率先して──とい言い方も変ではございますが──消されたのでございましょう。
『ひょうたん島』ほどの人気が得られなかったようなので、
率先して──とい言い方も変ではございますが──消されたのでございましょう。
ですが、『ひょうたん島』と同じ、
井上ひさし・山元護久先生のコンビでございますから
(初期には、山崎忠昭先生も参加していたとか)、
風刺以外のノリやキレもなかなかのものだったと思います。
井上ひさし・山元護久先生のコンビでございますから
(初期には、山崎忠昭先生も参加していたとか)、
風刺以外のノリやキレもなかなかのものだったと思います。
ただ、映像は消失したものの、かろうじて脚本は残っていたみたいでございまして、
Wikipediaによりますと、
シナリオも全て散逸したと思われていたが、
近年になって早稲田大学演劇博物館内の若山弦蔵文庫に
相当数保存されていることが判明した。
これは若山が、自分の出演した回のシナリオを寄贈したものと思われる。
だそうでございます。
本当だといたしますれば、貴重な資料でございますな。
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